熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

情報操作されているのでは?

2020-10-29 17:55:39 | 感染
新型コロナウイルスの感染対策に関する国民の評価で、政府の対応が正しいと考えている人が誤っていると考える人よりも多いという結果が出たそうです。

この結果には驚きましたね。

影響を与えているのが感染者数の比較が、何故か欧米各国との比較で、アジアの国との比較がほとんどされていないことですね。

確かに、欧米との比較では日本の感染者数が少なく、対策が妥当ではないかとも考えられますが、アジア各国との比較となると全く異なった面が見えてきます。

アジアで累計感染者数が一番多いのがインドで、次が日本です。
日本の累計感染者数が10万人を超えて中国よりも多くなりました。

次に多いのがシンガポールですが、中国は新規感染者数がほとんど増加しておらず、シンガポールも微増です。

インドと日本の感染者数の増加が目立っていますね。

シンガポールに次いで多いのが韓国ですが、累計感染者数は日本の半分程度です。
ベトナム、台湾にいたっては日本の1%以下で、新規感染者数もほとんど増加していません。

累計死者数は、インド、中国に次いで3番目ですが、中国の死者数は増加していないので日本が2番目になるのは時間の問題です。

つまり、アジアでは日本の感染対策は誤っていると考えられています。

疑問なのは、なぜメディアがアジアとの比較を行わないのか。
政府に忖度しているとしか考えられませんね。

完全に情報操作で、ミスリードされています。

アジアで感染対策が成功している各国は、PCR検査を安価で受けやすい体制を作り、感染者を隔離又は自主隔離して感染を抑え込んでいます。

日本の現状の対策のままでは、いずれ感染者が少なくなるのでしょうが、それまでに経済が活性化することはなく、企業の倒産、失業者の増加で目を覆うばかりの惨状になるでしょうね。

アジアの感染対策を参考にして有効な対策を実施しないと、国民が「ゆでカエル」状態になり、多くの国民が不幸になることは避けられないでしょう。

メディアや政府の情報操作に惑わされることなく、自分の頭で考えましょう。

政府の感染対策に満足しているということはあり得ないと思うのですが。



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