午後の陽射しを和らげるためゴーヤで作る緑のカーテンが成長してきた。西のベランダのサッシが8割程度埋まるほど葉が繁っている。心なしか、日ざしもやわらぎ、少し薄暗いように感じる。目を凝らすとゴーヤが5本ほど生っている。
ここは北からも南からも、また西からも風が入るので、室温はさほど上がらない。だが、一昨日のように35℃を超えると風が生暖かく、やはり耐え難い温度になる。そんなとき、緑のカーテンを見るとほっとする。夕方、ゴーヤに水をやるとしなだれていたゴーやは息を吹き返し、室内にいる人間も生き返るようだ。
ひよこ豆を芽だしした。二晩おいてこんな感じ。暑いのでこまめに水を取り替えたため、芽出しが遅かったのかも知れない。ただ水に浸けただけのものと、芽だししたものでは栄養価が全く違う。乾燥した豆には全く含んでいないビタミンCが豊富になり、A,E,C群も豊富になる。また澱粉の一部は糖に変わるので甘みが増える。
芽だししたひよこ豆を水でゆすいで水から15分塩茹でする。フライパンでオリーブオイルを熱して、おろしニンニクを小さじ1程度炒めて香り付けをする。この熱々のオイルをひよこ豆にかけると、ジュッと音がして豆に油と香りがしみ込んでいくのが分かる。適量の塩を加え、黒コショウで味付けをして出来あがり。
シンプルなひよこ豆のガーリック味だが、食べてみるとその深い味わいに驚く。ほくほくとした食感に加え、忘れていた豆のおいしさがあとを引く。豆にはカリウムが多く含まれ、これを摂ることで塩の取り過ぎも是正してくれる。