常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

寒波

2018年12月07日 | 日記

この冬一番の寒波が入ってくる。外を見るとま

だ変わった様子は見えないが、午後から気温が

下がり、明日にかけて雪になるらしい。雪不足

を懸念していたスキー場も、安堵の心境ではな

いだろうか。だが、一旦寒気が入ったあとはま

た季節が戻り、どうやら、この冬は暖冬で経過

するらしい。

部屋のエアコンのフィルターを外し、たまった

埃を掃除する。ストーブを用いず、この冬一台

のエアコンで春を待つ。

寒い壁に囲まれて読む出エジプト記 有馬朗人

読む本は再読が多い。本棚でふと目にとまった

中山義秀の『芭蕉庵桃青』。芭蕉が俳句の宗匠

として出た江戸は、西山宗因の亡き後、新しを

求めて乱れた。昨日称賛された句が、明日には

古いものになる流行の世界が続いた。江戸の大

火が芭蕉の草庵を焼き払う。甲斐の高山麋塒の

家にここのかかり人となった。ここで蕉風の目

を開いていく過程が面白い。

馬ぼくぼく我を絵に見る夏野哉 芭蕉


コメント (2)
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