常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

水晶山

2018年12月08日 | 登山

秋から冬へ、山にはそれぞれの楽しみが

ある。秋山の魅力が紅葉の賑わいから、

静寂への移り変わりだとするなら、冬山

は空の表情の多彩さに魅せられる。寒波

が降りてきて、今日、水晶山は薄い雪化

粧をした。空を走る雪雲が、ふんわりと

淡雪を降らし、その雲が去ったあとに、

わずかな青空をのぞかせ、さっと日差

が、雪景色を照らしだす。地形のため

か、肌を刺すような冷たい風が吹き抜け

る。

水晶山は天童と東根の境界にある668m

の低山だが、2時間ほどの山歩きも飽き

ことがない。

今年最後の山行である。寒波が来て、今

年もも終わろうする季節になって、山の

会の人たちの山への意欲は衰えを知らな

い。参加者は増えていく気配だ。うれし

い限りである。

六角堂からの急登は、ゆっくり登って1

時間ほどで頂上に着く。頂上には、杉の

木に囲まれた水晶山神社があり、ここに

も修験道の信仰が行われていたことが物

語られている。

頂上の少し手前には見晴らし台があり、

麓の集落や周囲の山々が見渡せられる。

今日は雪雲で山々の展望はない。しかし

薄化粧ののような、里山の雪景色は魅力

に満ち溢れている。

 

コメント (2)
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