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常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

東黒森山

2018年12月29日 | 登山

 アンコール登山というべきか、番外とな

る登山を年末の29日に設定した。しかも

折からの寒波。剣岳では、吹雪かれて下

山できない人が、雪洞でビバークしなが

ら天候の回復と救援ヘリを待っていると

いう悪条件だ。しかし、この山は里山、

登山道にもさほどの危険はない。メンバー

から中止という声も聞こえてこない。未

明には、雪が降りしきっていたが、出発

の8時半頃には明るさが増し、風も凪いで

小康状態となった。

東黒森山は、白鷹丘陵の一郭、畑谷大沼の

上の山だ。標高766m、雪のない季節は、

市民の憩いの場として、人が集まる。登山

口から頂上まで、約1.5㌔、歩行時間一時

間弱の散策コースである。積雪は50㌢強、

ラッセルをしながらの登頂は、約倍の時間

を要した。今シーズン初めてのカンジキを

履いてのラッセル。雪の上が既に懐かしい。

寒気のなかで、天候も目まぐるしく変わる。

小やみになった雪だが、風通りのよい場所

では強風が吹き抜け、木に着いた雪を勢い

よく飛ばす。一瞬ホワイトアウトのような

状態になる。ほどなくして青空が見え、山

頂では大沼など見晴らしも堪能できた。一

年のしめくくりの登山としては、参加メン

バーにとっても記念すべきものとなった。

白さもて魅惑す朝の雪嶺は 相馬 遷子

 

 Bill Evans, 'Round Midnight

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