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常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

寒気

2018年12月17日 | 日記

寒気が今日になって少し緩んだ。朝、少し

散歩コースを歩くと、冬ツバキが咲いてい

た。夏目漱石の教え子でもあった寺田寺彦

に寒気を詠んだ句がある。

しべりあの雪の奥から吹く風か 寅彦

すでに知られているように、日本へ来る寒

気、北極にたまった冷たい空気が吹きだし

て来るが、この時はまだ規模が小さく、寒

気核と呼ばれる。これがシベリアで-数十

℃の冷気を吸収して発達し、寒気団となっ

て日本に入ってくると言われている。理学

博士であった寺田寅彦ならではの句という

べきか。今では誰でもが知っている「天災

は忘れたころにやってくる」いう警句も寅

彦が言い出したものと言われている。

コメント (1)
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