常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

2020年07月20日 | 日記
人さまのブログを拝見していると、ぽつぽつと蝉の初鳴きという記事に出会うようになった。テレビの天気予報を見ていると、太平洋高気圧が、日本列島の付近で大きく変形している。昨日、今日と予報は梅雨明け型の天気という聞きなれない予報であった。太平洋高気圧が変形しているために、このまま強まって梅雨明けにならないらしい。やはり、梅雨が明けないと、蝉しぐれの季節にはならない。山中で蝉が殻から出てくるのを見たことがある。地中から這い出て殻を脱ぎ捨てた蝉は、葉陰のあたりにとどまって、じっと陽が当たるののを待っている。太陽のエネルギーを全身に受けてやっと鳴き声が出てくる。

やがて死ぬけしきは見えず蝉の声 芭蕉

蝉は六年ほど地中で暮らして地上に出てくる。初鳴きから1週間、長くても3週間ほどで突然に死を迎える。道を歩いていて蝉の抜け殻を見つけるより、ばったりと死んでいる蝉は年に何度も見かける。最近、ある高校生が調査をして1か月ほど生きている蝉が見つけられた、という話を聞いた。我が家のベランダには、鉢植えが置いてあるので、ときおり蝉が鉢の植物に止まって鳴くことがある。近くで聞くと、蝉の鳴き声の大きさに驚かされる。
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