「宗廟」の一番の見どころは、なんといっても「正殿」。
「宗廟祭礼」が行なわれる場所。
「長ーい!」ミモロは、目の前に現れた建物を見て、思わず声を上げます。
それもそのはず、「正殿」の建物は、単一の木造建造物として世界最長の約101メーターもあります。
ここには、19人の王とその王妃の49の位牌が、安置され、
その扉は、祭礼の時以外は、堅く閉じられています。
19室を区切るように、20本の朱塗りの柱が、整然と連なっています。
一切の装飾を施さないのは、祖先の魂が宿る空間を、厳かで神聖な雰囲気に
するためだそう。
ミモロも言葉少なく、厳かな気に圧倒されているよう。
旅のポイント:建物の前の広場では、毎年5月に祭礼が行なわれます。歌、楽器演奏、舞が、祖先の御霊を敬い、また国家の安寧を願うために、当時の装束で繰り広げられるそう。その壮麗さは、朝鮮王朝の文化的な高さと、威厳を物語ります。
「この鉄の輪は、祭礼の時に、仮設の建物を止めるためにあるんだって・・・」
ガイドさんの説明をきき、近くで見るミモロです。
次にミモロが向ったのは、「永寧殿」。こちらも王と王妃の位牌を安置するところです。
ここでツアーは、終了。「外大門」へと戻ります。
門の近くにベンチがあり、ミモロはちょっと休憩。
「なんかゆったりした・・・。朝鮮王朝って、素晴らしい文化を持っていたんだね」。
最後に、日本語のツアーガイドさんと記念撮影。
「すごく楽しいツアーでした」お礼を言って、お別れします。
さて、次はどこに出かけるの?
旅のポイント:お買物やグルメ旅だけでなく、ぜひ、ソウルでの歴史散歩をおすすめします。韓国の文化の深さを知ることができ、いっそう韓国への興味が湧くはず。町の雑踏の中で、乱れた気を整えるためにも、訪れたいものです。