箱根の「小田急 山のホテル」といえば、なんと言ってもツツジで有名。
このホテルは、そもそも三菱の創業者、岩崎弥太郎の甥である岩崎小弥太男爵の別邸跡にあり、ツツジは、その小弥太氏が収集したもの。半世紀以上、大切に手入れされたツツジです。
毎年、5月上旬から中旬にかけて、45000坪の庭園一面に、
30種、約3000株のツツジの花が、鮮やかさを競い、その見事さは、
感動もの。
残念ながら、ミモロが、訪れた頃は、まだ春浅く、ツツジの花はまだ先。
「これが、全部咲いたら、さぞやキレイだろうね」
その景色が見たい方は、ホテルのホームページにリンクしてくださいね。
ミモロが庭を歩いていると、ツツジの株の下で、ゴソゴソ動く人が。
「う!一体何をしているの?」
ミモロが覗き込むと、
「剪定をしてるんですよ。こうやって1年を通して、こまめに剪定をして、
ツツジの木をいい状態にしています。木の下は、枝が込み合って、
風通しが悪くなると、苔やカビが付いて、生育が悪くなってしまうんです」
5月に見事な花をつけるツツジ。実は、1年中、絶え間なく作業をほどこし、
丹精込めて育てるからこそのものだったんですね。
「本当にお世話は大変。でも、だからキレイな花が咲くんだね」
ミモロは、感心しきり。
広い庭園には、ツツジをめぐる散策路が続きます。
途中には、
ウエディングチャペルや
日時計なども。
ツツジの花はまだだけど、
可憐な花の姿も見られました。
滞在中には、ぜひお散歩を楽しみたいもの。
さらにアクティブに過ごしたい人には、
レンタル自転車もあり、湖の周囲のサイクリングもおすすめです。
旅のポイント:ツツジの時期は、5月上旬から中旬、本当に見事なツツジで、一見の価値は十分です。毎年、多くの観光客が見物に訪れ、この時期は、庭園が一般公開されます。(庭園見学料800円、9時から17時)また、ツツジの後には、シャクナゲが見頃を迎えます。ローズガーデンもあり、まさに春から初夏にかけて、花は、ホテルに滞在する楽しみに。今年は、まだ外国人観光客が少なそうなので、ゆっくり見学でき、まさに絶好のとき。ぜひ出かけてみてください。