このところ、今週の木曜日11日から東京で開催する「ネコのミモロの京都案内写真展」の準備で、家の中に閉じこもりがちなミモロ。久しぶりに朝のお散歩に近所の「平安神宮」に行くことに…。
「わーちょっとしか経ってないのに、もう秋の感じがする…」琵琶湖疏水の両岸の桜も、幾分緑が浅くなっているよう。図書館の前に続く、カツラ並木も、すっかり黄色味を帯びた葉に…。
ミモロは、トコトコと神宮道を「平安神宮」方向に進みます。
週末、ここでは、堂本剛さんのコンサートが行われ、ミモロの住むところまで、風にのって、音楽が聞こえていました。
「もう少し、近くだと、歌がはっきり聞こえるのに、残念…」
「平安神宮」の神苑の拝観は、朝8:30から。ミモロは、1番乗り・・・?誰もいない神苑は、本当に清々しい空気にあふれています。
「萩の花が咲いてる」
秋の七草にも登場する萩の花が、小さな花をつけています。「ほんと、もう秋なんだ…」周囲からは、つい先日までにぎやかに聞こえたセミの声は、全くなくなり、代わって、秋の虫の涼やかな声が聞こえています。
春は、花菖蒲が彩る「西神苑」。今は、睡蓮が水面に…。
池の畔に立つミモロのそばに、何やら黒い影が…「なんだろ?」
「亀…?」とミモロが見つめていると、「それは、亀じゃなくてスッポンですよ」と近くでお庭の手入れをしている方が教えてくれました。「池に住んでるの?」「泰平閣の下には、もっと大きなのもいますよ…」と。「そういえば、夏、白川の金魚すくいの時、小さなスッポン捕まえてた人がいた…」「ここも産卵後、小さなスッポンを泳いでますよ…」と。
「そうだ、はい、これ、クマちゃんにあげます…」とミモロにドングリを2つ手渡して…。「これ今年初めてのドングリです。もっと秋が深まると、たくさん落ちるから、またいらっしゃい…」と。
「へードングリ拾いができるんだー。また来ま~す」と、もらったドングリをリュックの中に入れ、トコトコと「中神苑」に。
木々が茂る小路を…「ドングリ山のたぬきさん…おっぱい飲んで、ねんねして~」と、歌いながら進むミモロ。
ドングリの贈り物がうれしかったよう…。
さて「中神苑」の池では、何やら大勢の人が作業中。「あの~何してるんですか?」
「今、睡蓮の間引きをしてるんです…」と池の中に、腰近くまで入りながら、池の底から睡蓮の根を引き抜いています。
「お庭のお手入れって、大変だね~」と。常に美しい景色を維持するには、手間や時間、お金もかかります。
ブーン…じっと池のそばに立っていると、蚊が近づいてきます。「まだ蚊いるよね…もし京都にデング熱の蚊が入ってい来たら大変だね…」とミモロは、東京のニュースを見るたびに、気がかりでなりません。東京より、自然が多い京都、お寺や庭園には水場も多く、蚊も多いんです。「どうぞ、京都にデング熱の蚊が飛んできませんように…」と、祈るミモロです。
「わーここも秋ぽい…」池に渡る「泰平閣」
周囲の木々も幾分色づいていました。「なんか今年、早いみたい…」確かに、9月になって、雨も多く、天候も不安定。しかも朝晩は、お腹を出して寝ると寒いほど。ミモロもタオルをお腹に掛けて寝るようになりました。この分だと、今年の紅葉は、去年より早めかも…。京都の観光関係者は、秋の紅葉ツアーを思い、心穏やかではありません。
「東神苑」の橋「泰平閣」に着くと、すでにそこに修学旅行生の姿が…。
群馬県の藤岡から来た中学生。「朝、ここに来てよかった~。すごく静かで素敵な景色が見れました」と。
「わーデカイ鯉…」
大きな鯉に、そばの鯉のエサを買って、投げています。
「スッポンもいるんだよ~」とミモロは、さっき仕入れた情報を…。「ホントだ…デカイのがいる…」と、スッポンめがけて鯉のエサのお麩を投げます。池では、大きな鯉とスッポンのエサ争奪バトルが展開…。
「じゃあねー京都を楽しんでね~」といってミモロは、中学生とお別れ。夏には、姿がなかった修学旅行生も、再び京都に戻ってきました。「やっぱり秋だねー」
「泰平閣」では、まだ、みんなで鯉とスッポンを眺めているよう…。
修学旅行って、どこに行ったかは覚えてなくても、何をしたかは記憶にいつもまでも残るもの。きっと鯉のエサやりは、思い出になるのでは?
「さぁ、おうちに帰って、写真展の準備しなくちゃ…」
久しぶりの朝のお散歩…ミモロのリュックには、ドングリが2つ。
素敵な秋の贈り物です。
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