ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

商売繁盛の「京都ゑびす神社」。日頃の感謝といっそうのご縁を願う「名刺感謝祭」

2014-09-29 | 祭事・神事・風習

お正月の福招きの「十日ゑびす」で有名な「京都ゑびす神社」。久しぶりにミモロは、お詣りに…。
 
「なんか神事をしてる…」とミモロ。この日は、「名刺感謝祭」が行われていました。
 
「名刺感謝祭」は、日頃お世話になっている名刺に感謝し、新たなビジネスチャンスや人との縁に恵まれるようお願いする神事で、古くなった名刺や使わない名刺、ご縁が切れた名刺などをお炊き上げするもの。

境内の鳥居のそばにある「名刺塚」と「財布塚」のところで、神事は行われました。

「さすがゑびすさま、商売繁盛には、名刺と財布は欠かせないね~」とミモロ。
この場所は、『十日ゑびす」の折りは、仮設テントの陰に…。「こんな塚があるって、知らなかった~」

「名刺塚」は、吉村孫三郎。「財布塚」は、松下幸之助という関西を代表する実業家が寄進しています。
 
現在は、それぞれの保存会が、塚を守り、神事などを行っているそう。この日は、名刺屋さんや印刷屋さんなどがメンバーの「名刺塚保存会」が神事を主宰していました。

境内の一角に用意されたお炊き上げの場所。恵比寿様の像の前です。
「あ、始まった…」
ちょっと離れて神事を見守るミモロ。いよいよお炊き上げが始まるよう…。
  
ボーっと立っていたミモロにも「はい、名刺火に入れてください…」と、印刷をミスしたらしい名刺のかたまりが渡され、ミモロも火の中へ、それからをくべます。
「よく燃えるね~」乾燥しているのか、ワーッと燃え上がる名刺。
「ミモロの名刺は、あの中にはいってないけど…どうかいいご縁が結ばれますように…」と、そばでそっと手を合わせます。

たった1枚の小さな名刺は、大きなビジネスチャンスをもたらすかもしれない、大切なツール。
「名刺を渡す時は、どうぞいいご縁になりますように…って、心を込めながら渡すの…」とミモロ。
京都に暮らして、たくさんの名刺がミモロのもとに集まっています。その1枚1枚が、ミモロとの素敵なご縁を結んでくれたもの。「大切にしなくちゃね~」と、思うミモロです。

「本殿にもお詣りしなくちゃ…」
お正月は、人でいっぱいの境内も、ひっそり…。「ゑびす様にゆっくりお願いできるね…」と、深々とお辞儀をして、参拝します。

「あ、ここの神社は、もう一か所お詣りしなくちゃ…」そういうと、社殿の南側へ回り込みます。
「ゑびす様起きて~」
板の部分をトントンとたたき、中にいらっしゃるゑびす様にミモロが来たことを気づいてもらいます。
それから、またお賽銭を入れて、お詣りします。

なんでもゑびす様はご高齢で、お耳が遠いそう。
「大丈夫かな…ミモロの声、聞こえてる?」とちょっと心配そう。たぶん大丈夫…。

古くなったお財布は、感謝を込めながら、キレイに拭いて、お清めの御塩をふり、半紙などに包んでから、紙袋などに入れ、燃えるごみに出します。財布供養などをしてくれるお寺もあるようです。

*「京都ゑびす神社」の詳しい情報は、ホームページで

さて、お詣りを終えたミモロは、トコトコと、その周辺のお散歩へ。
八坂の塔のそばを通り、「下河原 ひさご」で大好きな親子丼で遅めのランチ。「あの山椒いっぱいかけてください…」注文馴れしたミモロです。

お腹もいっぱい…「さぁ、歩いておうちに帰ろう…」秋晴れの日曜日。風も爽やか、まさにお散歩日和でした。



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コメント
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