「ミモロちゃん、原谷苑行ったことある?」と、京都ブライトンホテルの方に言われたミモロ。「う~ん、まだないの~行ってみたいと思ってるけど~」と。「それじゃ、特別リポーターで、いっしょに行きませんか?」とのお誘い。「行く行く…絶対!」と二つ返事で…。ホテルでは、早朝散策宿泊プランという、一般公開前の時間に特別に宿泊客だけが拝観できるプランがあり、それを楽しみにするゲストも多いそう。
朝7時にホテルに到着したミモロ。この日は、久しぶりに京都にやってきた、クマのハンス君もいっしょに。
「ミモロちゃん、どこ行くの?」「いいから、付いて来て~」と。シャトルバスに乗って、ホテルから15分ほどで、目的地「原谷苑」に到着しました。
全く、事情の分からないクマのハンス君。ミモロの後について、苑内へ。「ここには、平安神宮を同じくらいの桜がありますが、敷地面積は、3分の1くらいですから、集中して桜が楽しめます。では、今から約1時間ほど、桜をお楽しみください」とホテルの方。
二人の苑内、散策がスタートです。
一歩、苑内にはいると、そこは桜の世界…ピンク色のしだれ桜が二人を包み込みます。
「わ~すごい…」と、しばし呆然。「ねぇ、どっち行く?」二人はオロオロしています。
ともかく、歩いてみることに…。
「わ~すごい~」
約4000坪の敷地には、数百本の桜をはじめ、数十種類の樹木が植樹されています。
そもそもここは、北山杉、樹木の苗木や野菜を生産する村岩農園内のさくら園。かつてこの地域は、不毛の地で、戦後の原谷開拓団の依頼により、昭和32年から、花好きの村岩の2代目が、景色のよい丘を選び、さまざまな植樹をおもなったことに始まります。その丘が、評判となり、花の時期に一般公開することに…。
苑内を歩くほどに、次々に現れる花々…まさに春爛漫の景色です。
ピンクの桜のそばには、黄色の山吹。「なんてカワイイ色合いなんだろ…」とただただ眺めるふたりです。「ねぇ、いい香りがするね~」「うん、ホント…」ふたりの鼻はピクピクと…。そう、あたりには、甘い花の香りが漂っているのです。
ふたりは、思い思いにその景色を楽しみます。
ネコのミモロは、ときどき木登りも…。
目の前には、一面ピンク色の世界が…
ハンス君も、草の間を歩いては、日本の春を満喫します。
ホントに素晴らしい春の世界…
「ね、すてきなところでしょ!」と、自慢そうにいうミモロ。「うん、素晴らしい…!」とハンス君。
ここ「原谷苑」の特徴は、まさにカラフルな色合い。
桜のピンク、っ雪柳の白、山吹の黄色、そしてボケの赤が緑の草に映えて、見事な調和を作ります。
「あ、自動車がある…」と駆け寄るハンス君。
荷台には、土が積み込まれています。
手押し車で、土を運んでいる方…その後をハンス君はついてゆきました。
「あの~何してるんですか?」
作業服の人たちが、桜の苗を植えています。
美しい花を咲かせるために、年間を通じ、さまざまな作業をなさっているのです。
苑内には、茶店も…。予約で花見弁当もいただけます。
「ここで、お弁当食べたら、素敵だね~」
さぁ、そろそろバスに戻る時間ですよ。
「え~もう行くの…」
ミモロは、名残惜しそうに、春爛漫の苑を後にしました。
*「原谷苑」の詳しい情報は、ホームページからどうぞ…。
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