「わ~ん、ミモロのお洋服どこにいっちゃたんだろ?」と、引っ越し荷物を探し回るミモロです。
「ここにもない…」
たくさんのダンボール箱が積まれた部屋で、次々開けてみますが、なかなか見つかりません。「しょうがない、またこのお洋服でいなくちゃ~」と、着替えがみつからないミモロでした。
東山岡崎から下鴨に、京都暮らしで初めての引っ越し。なにはともあれ、翌日、ご近所の「下鴨神社」へご挨拶に出かけました。
高野川にかかる御影橋から川を眺めるミモロです。「わ~このエリアって自然がいっぱいなんだ~あれ?大きな鯉…」
川の中には、サケくらいの大きさのりっぱな鯉が悠々と泳いでいます。「よっぽど環境がいいんじゃなの?あんなに育ってるんだもの…」
川岸には、「菜の花かな?」黄色い花が葉桜になった木のしたに続きます。
橋を渡って、ミモロは、糺の森へと向かいます。
「わ~だれもいない…」朝の8時すぎに到着したミモロ。まだ空気も澄みきって、森の中には、野鳥の声だけに響きます。
「なんて気持ちいいんだろ?」木漏れ日を浴びながら、ミモロは、深呼吸。
「世界遺産 下鴨神社」は、正式には「賀茂御祖神社」(かもみおやじんじゃ)といいます。「上賀茂神社」にお祀りする「賀茂別雷大神」(かもわけいかづちのおおかみ)のおじいさまに当たる「賀茂建角身命」(かもたけつぬみのみこと)とおかあさまに当たる「玉依媛命」(たまよりひめのみこと)をお祀りしているので、御祖なのです。
今年、4月27日に「下鴨神社」は、21年ぶりの遷宮を迎えます。
5月30日には、18時から「糺勧進能」が、行われます。「まだチケットあるかな?」と…下鴨神社社務所などで発売されています。
「わ~もう1週間後だよ~こういう年にミモロもご近所にお引越しできて幸せかも…」と、ミモロも。
境内には、「お白石持神事受付」という特設テントが…。「なんだろ?」と近づくと…。
「なんか19日までだって…」と。
この「お白石持神事」というのは、21年に1度の正遷宮の時に、本殿の垣内にお祓いした白石を元にもどす神事です。これは古代の磐座の再現。「へぇ、昔は、鴨川から石を運んだんだって…」と。今回は、この受付脇に積まれた白石を白布に包んで本殿前に運びます。「これ、次の遷宮まで本殿におかれるんだって…ミモロもしたい…」と。
ひとり500円で、本日16時まで。「わ~朝早すぎて、まだ受付してない…。また来ようね~」とミモロ。
これがラストチャンスです、行かなくちゃね~。
さぁ、本殿にお詣りしましょう…。
ミモロは、だれもいない参道をトコトコと神妙な面持ちで進みます。下鴨神社には、もちろん何度もお詣りしています。5月の「葵祭」でも、何度も…でも、今日は、ご近所にお引越しのご挨拶。いつもとは、違った心持ちで…。
「ミモロ来ました~」と言いながら、中へ。
「あ、ここにお白石運ぶんだ~」
「ミモロです。おそばにお引越しいたしました。これからなにとぞ、よろしくお守りくださいませ…」
だれもいない本殿の前で、ミモロは、神様にご挨拶…
お引越しをしたら、ぜひご近所の神社へ…。氏子でなくても、崇敬する者として、お詣りしたいもの。
「また、頻繁に来ます」とミモロ。岡崎の時は、「平安神宮」が朝のお散歩コースでしたが、これからは「下鴨神社」ミモロのお散歩コースに…。
「世界遺産がお散歩コースって素敵~!」と。
さぁ、お家に戻って、荷物整理しなくちゃ~。「そう、ミモロのお洋服見つけてね~」と。
ダンボールの山が、消えるには、まだ時間がかかりそうです。
*「下鴨神社」の詳しい情報は、ホームページからどうぞ。
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