ミモロは、4年間住んだ東山岡崎から、下鴨へ、いよいよ今週お引越しをすることになりました。
そこで、いままで大切に育てたプランターの植物を植木鉢に植え替える作業をすることに…。
「わ~このお花、かわいいくなった~」
寒い冬を越したお花たちを、いとおしそうに見ています。
「チューリップの球根も全部、りっぱなお花咲かせたよ~」
赤と黄色のチューリップの球根を、秋に10個植えました。そして、お引越しの前に、見事な花を咲かせてくれたのです。
ローズマリーも花盛り。薄紫の花が、可憐です。
ミモロ、お花眺めてないで、植え替えの作業しなくちゃー。
「そうだった、ついキレイだから…。さぁ、がんばらなくちゃ!」
プランターには、いろんな木の苗も育っています。
「これミカン…ずいぶん大きくなっちゃた~。抜けない…」
種から育てたミカンの苗、まだ実がつかず、アゲハチョウだけ、何匹か育ってゆきました。
大きく根をはった苗を植え替える作業は、なかなか大変。苗の周りの土を取り去り、根をできるだけ残してぬきます。そして、植木鉢へ…。
「ちゃんと育つかなぁ~」と心配そうなミモロ。
大きな苗のそばに、小さな芽を見つけました。その芽は、1本から二つの枝が伸びていて仲よく寄り添うように生えています。
「これ、まるで連理の木みたい…」そう、よく神社に縁結びのご神木として植わっている、2本の繋がった木。
「これ大きくそだてて縁結びの木にしよう…」と、小さな芽には、大きすぎる植木鉢に植えました。
チューリップの花のそばに黄色く枯れかけた葉があります。「もういいかな?」と、ミモロは、その茎を引き抜きました。
実は、これ、ジャガイモです。キッチンで芽を出してしまったジャガイモを、切って、プランターの土の中へ。すると芽がでて、やがて葉っぱが育ち、しばらくしたら、黄色くなってしまいました。
ミモロは、土を手でかき分けて…「あった~」と大喜び。
そう、小さなジャガイモが育っていました。
ミモロの大きさからしてわかるように、すごく小さなお芋です。
「食べられるかな~」と。
一応、茹でてみましょう…。
植え替え作業を終えた頃、ジャガイモも茹で上がりました。
はい、ご褒美…。
小さな小さなジャガイモですが、ミモロが育てたもの。
「美味しいよ~」と、皮ごと食べるミモロ。
今まで、いろいろな野菜を育てたプランター。
「え~っと、シシトウ、ナス、セロリ、パセリ、ミント、大葉…みんな美味しかったね~」
さぁ、また、引っ越し先でも、いろいろ育てましょうね。
このベランダには、さまざまな種類のアゲハチョウ、スズメ、メジロ、蛍も来ました。また、青大将も来てビックリしたことも。
思い出がいっぱいできたベランダです。
「さぁ、みんな、いっしょにお引越ししようね~」と植え替えた植物に話しかけるミモロ。
京都で初めてのお引越しは、間もなくです。
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