「ねぇ~動物園に行きたいよ~」と、ミモロは盛んに催促します。「だって、ずいぶん長いこと行ってないもの…プンプン」と。
京都岡崎の「京都市動物園」は、琵琶湖疏水沿いにあり、実は、桜を楽しむ穴場のスポットなのです。
あまり桜に興味のない子供連れも、そこなら子供が大好きな動物たちもいるので、大人はお花見が楽しめるという寸法。
しかも、今週末は、夜の8時まで動物園にいられる「夜間開園」が実施されます。
つまり、夜桜と夜行性動物の両方見られる、この時期だけのお楽しみ…。
それに先立ち、ミモロは、動物園にお花見に出かけました。
「こんにちは~お久しぶり…」とミモロは、まず同じネコ科のライオンとアムールトラにご挨拶…。
でも、みんな夜行性なのか、お昼寝の真っ最中で、ミモロの相手はしてくれません。
気を取り直して、ますは、今日の目的のお花見を…。園内には、動物のいるスペースのそばに、桜の木が点在しています。
園の中ほどには、日本庭園も…
動物園に来ると、野性に目覚めるのか、ミモロは、木登り…。
「桜、よく見えるよ~」桜の木に登って、近くでお花見しようとしたミモロでした。
「そうだ…もっと桜がよく見える場所がある…」そういうと、トコトコ、動物園の中を進みます。何度も訪れているミモロ、さすが迷わず進みます。
「ここ~」ミモロがやってきたのは、観覧車の前。
「これに乗れば、桜が一望できるはず…」と、さっそくチケット1回200円を購入。「2回乗りたい…」と2枚買い込みます。
以前、乗った時、あまりに小さな観覧車なので、あっという間に1周して、物足りなかったから…。
「あのー2回分お願いします」と係りの方に…。「はい、2回ですね…」
観覧車に乗りこむミモロ…もう、ワクワクしています。
「いってきま~す」と手を振って、嬉しそう…。
次第に高度を上げる観覧車…ミモロ、そっちを見てないで、景色みなくちゃ・・・「そうだった…」
「わ~桜が見える~」
園内の桜が、眼下に…。
「こっち側も見なくちゃ…」 観覧車の中をあちこち移動しながら、外の景色を楽しみます。
「あれも、乗ってみたいなぁ~」と、憧れのまなざしを向けるボート。
1周めは、ただただ観覧車に興奮気味のミモロも、2周めになり、やっと落ち着いて景色をながめられるように…
東山に点在して咲く桜が、観覧車から見渡せます。「京都って、やっぱり桜多いみたい…」眼下の町は、薄い桜色が広がって白っぽい感じに…。
はるかかなたに、うっすらと京都タワーの姿も…。
2周乗っても、5分くらいで、戻ってきてしまう小さな観覧車。「一度、思う存分乗ってみたい…」とミモロ。いったい何周したいの?
「もっと~」
明治36年に開園した、日本で2番目の歴史を誇る「京都市動物園」。平安時代、この場所は、白河天皇により、巨大寺院群・六勝寺がありました。現在の観覧車の場所は、その昔、八角九重塔という高さ81メートルの塔が聳えていたのです。
「絶対、その塔の方が、観覧車より高いから、今よりよく桜が見渡せたんじゃない?」とミモロ。
確かに、今、81メートルの高さの建物は、京都の町中に建設することはできません。「昔は、高さ規制がなかったんだ~」
天皇の力は、絶対でしたから…。
でも、今ほど、町に桜の木は植わっていなかったかもしれません。ソメイヨシノが登場するのは、江戸時代になってからですから。
観覧車を、その塔が建てられた場所に設置したのには、もしかしたら、そこの地盤が強かったからかも…。
「あ、汽車…」観覧車の周りを、小さな汽車がまわっています。
動物園からは、疏水の桜が見渡せます。
また、動物園サイドに植わる桜の下で、お弁当を広げたり、のんびり遊覧船を眺めたり、大人も子供も気兼ねなく、お花見ができるのも動物園ならでは…。
家族連れにおすすめの、お花見スポットなのです。
さぁ、桜の次は、動物たちに会いに行きましょう。
「動物の赤ちゃんたちに会えるんだって…」。そう、今、動物園には、いろいろな赤ちゃんの姿が楽しめます。
「わ~どんな赤ちゃんに会えるのかなぁ~」と、ワクワクしながら、歩き回るミモロでした。
*「京都市動物園」の詳しい情報は、ホームページで
人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより