ミモロは、町にお友達に会いに出かけたとき、先斗町のそばを流れる高瀬川にやってきました。
「うわ～ここの桜並木、ずっと先まで続いてるんだ～」とビックリ。
そう、鴨川に並行するように流れる高瀬川沿いには、桜並木が続きます。
五条通くらいから、北は二条通まで、延々と続く桜並木です。
「五条通から四条通までだけで約200本の桜があるんだって、ということは、きっと400本以上あるんじゃないの？」と、
三条通辺りから、北を眺めても、ずっと桜色のラインが続きます。
「空から京都を見てみたい・・・きっといろんなところにピンク色のラインが見えるんじゃないの？」とミモロ。
そう、きっと川沿いに、さまざまなピンク色のラインが続いているはず…。
さて、桜並木と言えば、それほど距離はありませんが、ミモロが一番好きなのが、ご近所の白川沿いの桜並木です。
今、満開を迎えている並木…
実は、並木といっても、川沿いに桜が植わっているのではなく、川に隣接するマンションの敷地から、枝を伸ばしている桜です。
「わ～ここの景色大好きなんだ～」
白川沿いに立つと、まるで桜のトンネルのよう…。
ちょうどミモロの目の前に、桜が枝を垂らし、その花越しに、向かい側の町家を眺めます。
「すごく風情あるんだもの…」
ミモロは、目の前の桜の枝をじっと見上げて、1年に1度の景色を目に焼き付けています。
丸く花鞠のような桜。「かわいいね～」
この姿が見られるのは、1年でわずか数日。「もうすぐ風でみんな散っちゃう～」と、さびしそうな声を…。
白川には、細い橋が架かっています。
ここを渡るのがミモロは、大好き・・・
何度も行ったり来たり…
立ち止まっては、眺め、またトコトコと…。
何度も、何度も行ったり来たり…。
そんなに好きなの？「うん…大好き…」
だれも通らない、朝がここを楽しむ狙い目です。
「毎年、すごく楽しみにしてる景色だもの…」そう、ミモロが岡崎エリアに住んで、一番気に入っている景色です。
「もうすぐ桜の花吹雪が見られるんだよ～」おそらく週末には、散り始める桜。
ここは、一面、ピンク色の桜の花びらに覆われます。
「また、来なくちゃ…」
ここの桜が終わるころ、平安神宮の紅しだれ桜が満開になります。
4月中は、どこかで桜が楽しめる京都…。
「まだ見たい桜いっぱいあるよ～」と、毎日、どこかにお出かけするミモロでした。
＊ミモロお気に入りの白川沿いの桜並木は、地下鉄東西線「東山駅」から、平安神宮方向に進む道沿いです。
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