京都に暮らし始めて、毎年、クリスマス時期になると、必ず食べるのが、三条通「粟田神社」の向かい側にある「肉の荒井亭」の鶏の唐揚げです。
「これを食べないと、クリスマスって感じしないんだよね~」とミモロ。まぁ、クリスマスは、特別、どこかの教会のミサに行くのでもなく、まったく宗教行事とは、関係ない過ごし方をするミモロです。
特に、今年は、12月中旬まで「ミモロのクリスマス 写真展」も開催していたため、それが終了した時点で、ミモロの中では、クリスマスは終わってしまったような感覚に…。
でも、「やっぱりこれを食べなくちゃ~」と、1週間前に、「肉の荒井亭」に行って、ちゃんと予約していたミモロです。
その日は、東京から戻る日…夜17時半、ミモロは、三条通に到着しました。
「う~間に合ってよかった~」と、すでに周囲は、暗くなっている三条通で、このお店だけは、明るくライトが照らされています。
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お肉がならぶウィンドー。「夜の方が、お肉が目立って、いっそう美味しそうに見えるね~」と、ウィンドーにしがみつきながら…
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「はい、ミモロちゃんの分、もうできてますよ~」とお店の方。
店の一角のフライコーナーでは、次々に鶏の足が、骨付きのまま唐揚げにされています。
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「こっちの方が、大きいかな~?」とお店の方が、食いしん坊のミモロを思って、少しでも大きなものを選んでくれました。
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クリスマスでは、ローストチキンが有名ですが、京都に来てからは、ミモロは、もっぱらここの唐揚げ。
ほどよくお味のついた鶏の足の唐揚げは、衣が香ばしく、中はジューシー。
「はい、お待ちどうさま~」と袋に入れてもらい、350円を払います。
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「ミモロちゃんのブログで紹介されてから、ブログ見ましたと、買いに来てくださる方が増えたんですよ」とご主人。
「だって、ホントに美味しんだもの…。この時期だけだから、見逃せないよね~」とミモロ。
「ありがとうございま~す。またね~」と挨拶して、ミモロは、揚げたての鶏の足の唐揚げをもってお家へと急ぎます。
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「早く食べなくちゃ~。いつもの夕ご飯の時間には、ちょっと早いけど、やっぱり揚げたて食べなくちゃね~」と、三条通をと急ぎ足で、進みます。
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途中、三条通と神宮道の角にあるお花屋さん「MOMOCA]さんへ寄り道…。
「こんばんは~お正月のお花、ちょっとお正月のお花見せてください…」と。
「あれ~ミモロちゃん、何持ってるの?なんかすごくいい匂いがする…」とお店の方。
「え?わかっちゃった~。これ、クリスマス限定の『肉の荒井亭』の鶏の足の唐揚げなの…すごく美味しんだよ」と自慢するミモロ。「うん、もういい匂いでわかるわ~」と。
「あ、この餅花素敵~今年はこれにしよう…」と、お正月飾りの餅花を一枝分けていただきました。
餅花と鶏の足の唐揚げの袋を両脇に引き摺りながら、ミモロは、三条通を進みます。
「日本ってホント、この時期忙しいよね…クリスマスやりながら、お正月の準備もしなくちゃいけないんだもの…」とミモロ。
キリスト教やイスラム教など、一神教のところでは、信じられない宗教観の日本。
でも、この日本独特の宗教観が、日本の平和を守っているのかもしれません。「神様も仏様も、みんな大切…崇敬しなくちゃ」
初詣は、神社だけではなく、お寺にも参拝します。明治になり神仏分離が行われましたが、多くの日本人の心情的には、今も、神仏習合なのでは…。人間の力の及ばないお力を持つ、神様仏様には、自然に手を合わせる…そんな日本人の心情は、誇るべきことなのではとも思います。「自分は、この神様を信仰しているけど、他の神様や仏様も素晴らしいよね」と、自分と異なるものを否定しない…それが日本の宗教観の素晴らしさなのです。
さて、家に到着したミモロは、サンタの帽子を引っ張りだし、クリスマスソングを歌ってから、いよいよ鶏の足の唐揚げを味わいます。
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「わ~クリスマスだよね~」とミモロ。どうもミモロにとっては、クリスマス=鶏の足の唐揚げ という図式が…
「いただきま~す!」ガブリ…
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上品にフォークやナイフを使わずに、そのままガブリ…。
ミモロのクリスマスの夜が過ぎてゆきます。
昭和の時代は、クリスマスと言えば、駅やコンビニなど、そこらじゅうで、クリスマスケーキが盛んに販売されていました。
飲み会帰りのサラリーマンのお父さんは、サンタの三角帽子をかぶり、千鳥足で、ケーキ片手に家路についたものです。でも、最近は、そういう姿を目にすることはありません。また、今年は、コンビニでのクリスマスケーキの販売も、あまりされていなかったのでは?
また、バブルのころは、都内のホテルは、クリスマスは満室。恋人同士が、ロマンチックは聖夜を過ごしたもの。
「なんかそういう話、最近、聞いたことないよ…」とミモロ。
京都では、お友達同士のホームパーティなどが盛んのよう…。
以前のお寺の方にも伺ったことがありますが、お寺でも、さすがクリスマスツリーなどは飾らないものの、クリスマスケーキなどは、家族で食べたりするそう…。
バブル時代のハデハデのクリスマスの時代は終わり、もっとこじんまりとしたイベントになりつつあるのかもしれません。
今や、若者が夢中になるのは「ハローウィン」の方かも…。
時代と共に、クリスマスのあり方が変わること自体、宗教性が薄く、コマーシャルベースであることの証かも…。
欧米諸国のクリスマスには、日本の正月のように、そこに伝統文化が香ります。
「どんな形でも、みんなが楽しめて、世界中が平和になるならいいんじゃないの~」と、日本のネコらしいクリスマス観のミモロ。
そう、クリスマスの時期は、世界中が、平和になりますものね~。
「ずっとクリスマスだったら、ず~と世界中が平和なのかなぁ~」
ともかく、今年のクリスマスも、平和に過ぎました。
「さぁ、次はお正月だ~」と、本当に忙しい日本です。
*「肉の荒井亭」京都市東山区三条通白川橋東入ル4 中之島町185 075-771-3797 10:00~19:30ごろ 水曜休み
「粟田神社」の向かい側です。
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