年末、京都は、いつになく、とても穏やかな気候…。おひさまにも恵まれ、北風も強くありません。
今年最後の日曜日、ミモロは、「上賀茂神社」に出かけました。

「上賀茂神社」は、今年の秋に、式年遷宮を迎え、初めての新年になります。
「きっと神様も気持ちいいよね~。キレイなお家で、新年が迎えられて…」とミモロ。
新年を間近に控え、すでに初詣の準備は、整っているよう…。

「今は、空いてるけど、1月になるとすごい人出になるんだよね~」とミモロ。今のうちにゆっくりお詣りしようと…。
「あ、申…」

すでに本殿の門には、「卯杖」が飾られています。

それと共に、モシャモシャとした感じの「日蔭蔓」(ひかげかずら)という林などに育つヒカゲカズラ植物門、ヒカゲカズラ綱、ヒカゲカズラ目、ヒカゲカズラ科という植物。広い分類では、シダ植物の一種だそう。
古代からある植物で、なんでも天照大神が、天岩戸に隠れたとき、アメノウズメノミコトが、この植物を素肌に纏って踊ったのだとか。神事の折、巫女や神官の頭に飾られることもあるそう。ともかく、古くから邪気を祓うために用いられてきた植物です。
「上賀茂神社」に参拝の折は、近くで見てみてください。
この日も参拝者が、本殿の前に、列を作っていました。

実は、初詣というが一般に広まったのは、明治中期以降のこと。それまでは、ごく近所の氏神様やその年の恵方詣り、正月の初縁日などが一般的。有名な大きな神社への初詣は、実は、鉄道の発達と深くかかわっているのです。
鉄道の発達により、鉄道各社は、年末から正月の乗客の倍増を狙い、遠方の神社仏閣への参拝を誘導するPR活動を盛んにおこなったのだとか。それにより、初詣は、いっきに、一般に広まっていったのだそう。
「ということは、別に元旦にお詣りしなくてもいいんだ~」とミモロ。もちろん神様、仏様は、いつ参拝しても、ちゃんと受け入れてくださいます。でも、正月という新しい年の始めに、お詣りした方が、なんか区切りがついて気持ちいい…。そう思う人が多いということ。ちなみに京都で最も初詣参拝者が多いのは、「伏見稲荷大社」。東京は「明治神宮」です。
また、初詣は、神社というイメージを持つ人も多いのですが、明治までは、神仏習合なので、お寺への初詣もごく当たり前のこと。つまり、初詣には、神社・お寺という区別はありません。「ここが、外国人には、不思議なんだよね~」とミモロ。
ミモロも、昨年は、八坂神社のおけら詣りの後、知恩院の除夜の鐘をきいて、平安神宮、六波羅蜜寺にもお詣りしました。
「今年は、どこにお詣りしようかな~」と、今から、計画を立てるミモロです。
さて、「上賀茂神社」の社務所では、すでに2016年の干支の絵馬やお守りなどが並んでいます。


「やっぱりおサルさんって愛嬌があるね~」と土鈴のサルもカワイイもの。

「今買ってもいいの?」はい、もちろん…。
この日は、今年最後の「上賀茂手づくり市」が行われていました。

そして境内には、早くも「節分手づくり市」の看板が…。

2015年もあとわずか…「まだ大掃除してないよ~」とミモロ。う~まずい…がんばってやらなくちゃ…。
*「上賀茂神社」の詳しい情報はホームページで。お正月は、期間限定で、地下鉄烏丸線「北山駅」~「上賀茂神社」で10時~17時の間、約10分間隔で、シャトルバスが運行されます。

ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより
ミモロの通販ショップは、こちらから「ミモロショップ」
