「八坂神社」から、南へ進んだ祇園町。情緒ある町家が連なる一角に「祇園サンボア」というバーがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/4d/7f2011af9588dd429ae0242d803e5aa2.jpg)
さりげない暖簾、間口は木の扉ほどの広さで、知らないと通り過ぎてしまうかも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/2f/58e03f4e981b041befe2db85b3647913.jpg)
ミモロは、ネコなので、アルコールを飲むのに年齢制限はありません、あしからず・・・
木のドアを開けると、そこには、奥行きの深い店が広がります。大きな木のカウンター、壁にはウイスキーのボトルなどが一面に・・・一番奥に数人が座れる大きなテーブルのコーナーがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/0b/c03ecc67dacdec03bc8cdfaa9ab98b96.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/80/0dbf45f9d0973d47645a1e21c182fe5d.jpg)
「祇園サンボア」は、「京都サンボア」「先斗町サンボア」と、京都に3軒ある「サンボア」のバーのひとつです。
日本のバーテンダーさんなら誰でも知ってるバー「サンボア」は、大正7年(1918)に神戸で創業。その時代、ハイカラな紳士が集うミルクホールがその前身といわれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/46/10d4032540dd677e31b8f92c935358d5.jpg)
今年100年を迎えた「サンボア」。まさに日本のバーの歴史がそこに刻まれています。
のれん分けにより、お茶屋さんの一部を改装して、1972年にオープンした「祇園サンボア」。開業以来、京都の老舗の店主や伝統文化に関わる方々をはじめ、京都を訪れる国内外の文化人などに贔屓にされ、今も多くの常連客が毎日のように通うバーです。
現在、4代目となるマスターの中川瑞貴さん。東京などの有名バーで修業し、昨年から店を担っています。
「こんにちは~お久しぶりで~す」とミモロ。「いらっしゃいませ~ミモロちゃん」と笑顔で迎えられ、カウンターに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/d8/47a07ba26125681e7627977f26e7fa72.jpg)
実は、「祇園サンボア」は、最近、営業時間が17時からになりました。だからお買い物帰りのミモロでも、ちょこっと立ち寄れるようになりました。「今日は暑いから、ちょっとひと休みしてゆこう~」というミモロ。「あの~カンパリオレンジお願いします」とフレッシュなオレンジを絞ったジュースで作ったカンパリオレンジをいただきます。
「はい、どうぞ~」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/05/54cf62afbb6b4f498816516280103d56.jpg)
まだほかにお客様のいない店内。マスターとおしゃべりしながら過ごします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/e2/45dbbe0f8957ca41af9fc1b5e3980e5f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/13/e3d4dddca13a1005a977b36c9d89c9b8.jpg)
「もう葵祭も終わっちゃったし、すぐに祇園祭になるね~」とミモロ。「そうですね~。今年はまた囃子方でご奉仕させていただく予定なんですよ~」と中川さん。子供のころから、長刀鉾の囃子方で参加しているのだそう。東京での修業などもあり、しばらく参加できなかったのだとか。「わ~そうなんだ~。じゃ、今年の長刀鉾、注目してるね~」とミモロ。
それからもいろいろおしゃべりするミモロ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/89/4c9bd614b3c56f370f34da523d96e053.jpg)
ずらりの並ぶボトル。お客様のお好みの幅の広さが伺えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/c0/327dd10fa80deea3f69da9a039a210e1.jpg)
店の奥には、昔からこの店を贔屓にしていた、山口瞳さんが描いた暖簾が大切に飾られています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/50/c36aff709f97f33a8d6dde321c989733.jpg)
初代のおじいさまの時代から通うご贔屓もいるバー。中川さんが生まれる前からのお客様も…。
「お客様に育てていただいています」という若きマスターの中川さん。孫や息子を見守るように、多くの人たちがこのバーを愛しているのです。
京都のバー、特に祇園にあるバーは、なかなか一般の観光客などには敷居が高く、入りにくいと思われがち。もちろん一見さんでは行けないバーもありますが、でもここは、だれでも入れるバーです。
しかも17時からオープンしているので、食事前にちょこっと寄るのもおすすめ。
「祇園にこういうバー知ってると、京都に来たお友達案内するのにいいよね~」とミモロ。
1時間ほど過ごしたミモロは、夕暮れ迫る中を、家路へと向かいます。
「また、いらしてくださいね~」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/40/4005774da4bc870d0cc280b42e88da5c.jpg)
ミモロの姿が見えなくなるまで、戸口で見送るマスターに、手を振って角を曲がったミモロです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/98/2d6608ce97d958b77ba5f982cdb87e60.jpg)
*「祇園サンボア」京都市東山区祇園町南側。075‐541‐7509 17:00~23:00LO 月曜休み 「漢字ミュージアム」の南側のあたりにあります。
ブログを見たら、金魚をクリックしてね よろしく~ミモロより
![人気ブログランキング](https://blog.with2.net/img/banner/m07/br_banner_kingyo.gif)
人気ブログランキング
ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro@piano.ocn.ne.jpまで
ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら