鹿ヶ谷の「安楽寺」に来ているミモロ。いよいよ春の特別公開期間もラストになります。「5月26日と27日は公開してるんだって~」。浄土宗のこのお寺には、昨日お話したような歴史的な物語があります。
ミモロは、本堂で、そのお話を伺った後、さらにお寺の奥へ。
「うわ~きれい~」

お座敷に面して広がる日本庭園。ツツジや桜などの木々が目の前に新緑の世界を展開させています。
春は、桜、そしてツツジ、秋は紅葉の見事さで知られる「安楽寺」。「特別公開の時しか見られないんだよね~」とミモロ。
大勢の観光客や修学旅行生が訪れる銀閣寺、そして哲学の道。団体のバスが来ないこのエリアは、さすがに週末でもそれほど混雑していません。
「静かだよね~」と庭を眺めながらミモロは、心を落ち着かせます。お庭は、その景色のすばらしさを楽しむと同時に、人が少なければ、ゆっくり眺めながら、自分の心を鎮めるのにおすすめの場所。

「あ、新緑の香りもするね~」次第に研ぎ澄まされる五感。家から自転車で、こんな場所に来られるのも京都の魅力。
「これ変わったカボチャ~」

「不思議だね~突然変異のカボチャが、それ以来ずっと栽培されてるんだ~」
7月25日には毎年9時~15時まで「カボチャ供養」で、参拝者は煮炊きしたカボチャをいただくことができます。「中風にならないんだって~。この日にまた来なくちゃ~」とミモロ。そのころは「祇園祭」の山鉾巡行が行われる次の日。「もうすぐそんな季節になるんだね」としみじみ。
「あの楓も珍しいんですよ」とお寺の方。中庭にある楓は、1本の木で2種類の葉の色をしています。

「紅葉の時、どんなになるか見に来よう~」とミモロの興味をそそる楓です。
さて、境内を歩くと、その一角に「くさの地蔵」のお堂があります。

古くから皮膚病や腫瘍平癒のご利益があるといわれ崇敬されているお地蔵さま。平成3年の解体修理で木造の地蔵尊が、鎌倉時代の慶派の仏師の作と判明しました。
お堂には、ひしゃくが奉納されています。ひしゃくは、北斗七星にも通じ、神聖なものとして崇められているもの。お堂の随所に北斗七星の意匠が見られます。

「皮膚病なんかにご利益があるってことは、シミや皺にもご利益あるのかもね~。アンチエイジングにもいいかも…」とミモロ。う~そこまでご利益拡大解釈しますかね~?
お堂の前に、可愛らしいお像。

また小さなものは、お地蔵さまを象ったお守りです。

さらにそばで「地蔵もち」が置かれています。「試食どうぞ~」といわれ、さっそく・・・。


クルミの味わいが広がるお餅で、料理家の三田清美さんが作っていらっしゃいます。
「これなんだろ?」境内に見つけた石碑。

静かな時が流れる「安楽寺」。

毎月2日には、「地蔵縁日」が10時~16時に開催。
「また来ようね~」と再び新緑の哲学の道へと戻るミモロでした。
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