お友達のFBで、「下鴨神社」でニュージーランドのラグビー学生代表が、「ハカ」を奉納すると聞いたミモロは、曇り空の中、糺の森を抜けて、会場となる楼門の前に向かいました。
なんでNZのラグビー学生代表が、訪れるかというと…。
下鴨神社の糺の森の中には、「雑太社(さわたしゃ)」という摂社があり、ご祭神の神魂命(かんたまのみこと)のお名前が、玉に通じることから、球技上達のご神徳があるのだそう。平成29年に再興された社の前には、「第一蹴の地」と書かれた石碑があります。
実は、糺の森は、明治43年、旧制第三高等学校(現・京大)が、慶応義塾大学の学生にラグビーを習うことになり、ここで初めてラグビーボールが蹴られたのだそう。それで、昭和44年に京大ラグビー部OBによって、あの石碑が建立されたのです。
つまり、糺の森は、関西におけるラグビー発祥の地なのです。
NZのラグビー学生代表は、5月3日に「西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場」で開催される関西学生代表との親善試合のために来日。その前日に、下鴨神社でラグビーの発展を祈願しに訪れたのでした。
ラグビーボールの形の絵馬も奉納しました。
「もうすぐ始まるかな~」と楼門の前で選手の到着を待つミモロ。
「あ、来た~」
がっしりした体格のNZの選手たちが、糺の森を通ってやってきました。
NZは、ラグビーの強い国。ラグビーワールドカップで常にトップにランキングされる、NZ代表の「オールブラックス」は、あまりラグビーに詳しくないミモロでも知っているチームです。
「学生代表もやっぱり黒いユニフォームなんだ~」とミモロ。ラグビーファンの憧れのカラーです。
さて、NZは、キャプテンクックが訪れ、後に英連邦の国になりますが、そもそも昔からマオリが納めていた島なのです。先住民のマオリ族は、イギリスが主権を持っても、議会に議員を出すなど、NZでの地位を守り続け、誇り高い民族といわれています。
NZのラグビーメンバーにも数多くの選手を輩出。NZのラグビーで、その存在は大きく、試合の前には、マオリ伝統の舞踊「ハカ」という戦士の舞踊を行うことでも知られます。
テレビなどで見たことがあるミモロ。「すごく勇ましくてカッコいいんだ~」と。それが今日は、目の前で見られると聞いて、朝からそわそわしていました。
いよいよ「ハカ」が始まります。
まずは円陣を組んで、心を一つに・・・
そしてリーダーの声に従い、全員が動き始めました。
「キャ~カッコいい~」と、ただ見惚れるミモロ。手をたたき、足を踏み鳴らす戦士の舞踊は、自らの力を誇示し、相手を威嚇するものと言われますが、ラグビーの試合では、この対戦を受け入れ、さらに対戦相手に敬意を表す意味も含まれているのです。
1905年にイギリス遠征の試合に初めて踊り、以後、「オールブラックス」の試合前に、行われるようになった伝統あるものなのです。でも「これ、見ると、対戦相手、ビビるよね~」と思うほどの迫力なのです。
糺の森に響く声・・・「下鴨神社の神様も喜んでるね~」と思うミモロです。
約2分ほどで「ハカ」は終了。その後、宮司さんも入って記念撮影が行われました。
「もう帰ろう~」
感激したミモロは、興奮冷めやらぬまま、糺の森へと進みます。
糺の森の馬場は、5月3日の流鏑馬神事の準備の真っ最中。
「ここお馬さんが走るんだよ~」
5月15日は、「葵祭」も行われ、いよいよ京都の祭りの季節が始まります。
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