ある日、ミモロは、お使いで紫野大徳寺へ向かいました。ご用事を無事に納めると、「まだ、時間あるからお散歩しよう」と、広い「大徳寺」の敷地内をトコトコ歩きだしました。臨済宗大徳寺派の大本山で、広大な敷地内には、20を数える塔頭が並びます。
その多くが、通常非公開で、春と秋など特別公開が行われます。「あ、もうすぐ春の特別公開終わっちゃうんだ~」と、歩きながら思いだしたミモロは、「ここ、27日までだって~。前に行ったことあったかなぁ~」といいながら、看板に誘われて「黄梅院」を拝観することに。
門のところから中を覗くと、そこは緑の世界が広がっています。
「うわ~なんかすごく素敵~」。この日は、小雨模様の日。一面を覆う苔がいっそうイキイキと感じられます。
ミモロは、雨でしっとりと濡れている石畳の上をゆっくり進みます。
枝を伸ばす木々も、雨を含み、葉の緑は、みずみずしく感じます。
ここ「黄梅院」は、永禄5年(1562)織田信長が、上洛した折、父、信秀の追善菩提のために普請を命じ、建立した小庵が、そのはじまりです。信長亡き後、秀吉は、ここにも築を加え、さらに時代が経て、小早川隆景普請奉行のもと改築され、現在の姿へと続きます。
ここは、小早川隆景、蒲生氏郷の墓所として、また毛利元就家一門の霊所としても知られます。
「本当に、心落ち着くね~」とミモロは、新緑と苔の美しさに見惚れます。
撮影が許されたのは、拝観受付までのお庭ですが、公開されているのは、利休66歳の時に作庭した、ひょうたん池のある「直中庭」、白砂がまぶしい本堂前の「破頭庭」、日本に現存する最古の禅宗寺院の庫裏など、見どころがいろいろ。
「わ~こんなに広いと思わなかった~」と中に進んだミモロはビックリ。
それぞれの見どころでは、ガイドの方が詳しい説明をしてくださいます。
「ここは紅葉が見事です。秋は、それは大勢の人がいらっしゃるんですよ~」とガイドさん。「でも、今のような新緑の時も本当に素晴らしく、しかも人が少ないので、静かにゆっくり過ごしていただけます」と。
「ホント、すごく静か~。お庭独り占めできちゃう~」とミモロは、庭を望む縁に座り、しばらくの間、じっとに静かに過ごすことができました。
特別公開は、5月27日まで、ぜひ訪れてはいかがでしょ!
「感激しちゃった~」というミモロ。
「来てよかった~」
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