滋賀県にある和菓子の「叶匠壽庵 寿長生の郷」で開催された「里山体験」プログラム。もち米の田植え、稲刈りを通じ、お米の育つ過程を学びます。
11月は、全4回の最終回。稲刈りした藁を使って、しめ縄づくりを体験します。
敷地のそばにある古い農家に参加者は移動し、そこでいよいよしめ縄をつくります。
ミモロたち、初体験者が作るのは、シンプルなもの。「わ~こんないろんなしめ縄が藁でできるんだ~」と感心するミモロ。
よく乾いた藁を、まず余分な部分を大きな櫛のような道具で整理します。
「もとをしっかり持って、角度を変えて、全体がキレイになるように梳いてください~」とご指導くださる農家の北川さん。
ミモロも、「ヨイショ~こんな感じかなぁ~」と挑戦します。
「はい、もういいですよ~きれいになりましたね~」藁のホケホケの部分を手で取ったりして、藁の中心部分だけにします。
次は、室内で、しめ縄を編む作業に入ります。
「わ~結構力いるんだ~。ギュ~」
ミモロは、全身の力を込めて、藁を編みます。
この作業、思ったより力が必要。しっかり藁をひねらないと、グズグズの縄になってしまいます。
かつてこの作業は、農閑期に、農家の人たちが、土間まどで行っていたそう。
稲の稔りを収穫した後に残った藁を、日本人は、大切にさまざまなものに再利用してきたのです。
「う~エコだね~。無駄にしないってすごいよね~」とミモロ。
藁の使わない部分は、燃やして藁灰で、陶芸に使われたり、畑の肥料などになります。
またわらじなども編まれます。「今は、お祭りで神輿を担ぐ人たちなんかが使ってるよね~」そう、今も祭事や茶道でも藁が必須アイテムなのです。
収穫の恵みを神様に感謝し、また新たな年の豊穣や平穏を願う正月飾りには、藁がないと大変。
「もし、お米が全部輸入米になっちゃったら、お正月迎えられないかも~」と思うミモロです。
日本の暮らしは、本当に稲作を基本にできていることを、改めて感じます。
「できた~」藁と格闘すること、約10分。ミモロもしめ縄が編めました。
「先の部分に稲穂つけましょうね~」「うん、ここに入れるの?」
そして最後に、しめ縄の御幣を作ります。「ここの部分をハサミで切って、それからこっちに折るんだよね~」教わりながら、ミモロも御幣が作れました。
それをしめ縄につけて、ついに完成。
「キャーりっぱなしめ縄ができた~」と大喜び。
「あ、どうしよう・・・ミモロ、マンションに住んでるから、大きなしめ縄飾るとこをない…」と。
まぁ、どこに飾るかは、まだ時間があるから、よく考えて…「うん…」
ところでこの「里山体験」プログラムの楽しみは、お昼のお弁当。
今回は、栗がはいった秋らしいお弁当です。
「あ、栗のお赤飯だ~」いつも大変美味しいお弁当です。
さらに、おやつには、オハギが食べ放題。ミモロも2個食べました。そのうえ、ミモロたちが田植えして、収穫したお米が袋詰めでお土産に…。
「こんな豪華な体験プログラム他にないよね~」と、参加者一同。
1回の参加費は、3000円です。
「叶匠壽庵」の皆さまが、本当に丁寧に対応してくださいました。ありがとうございます。
「あの~来年もこのプログラムあるんですか?」とミモロ。「そうですね~まだ決まってませんけど、ぜひ続けたいと思っています」とのお答え。「来年もあったら、絶対参加したい!今度、お友達も誘っちゃおう~」とミモロ。
四季を通じ、里山を体験できるプログラムです。「お弁当と和菓子が美味しいんだもん…」。これも魅力なプログラム。
里山体験に参加して、ミモロは、今まで見たことがない植物や水生生物に接したり、都会暮らしでは体験できない田植えや稲刈りを通じ、お米への愛が深まりました。
現在「寿長生の郷」では、11月24日まで「秋の栗まつり」を開催中。
「いろんな栗のお菓子が食べられるんだよ~この時期だけだから、ぜひ行ってみて~」とミモロおすすめのイベントです。
また、12月5日~17日で「餅花つくり体験」参加者を募集中です。ホームページからご覧ください。
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