仏光寺醒ヶ井にある町家「京空間 mayuko」は、そこは、明治創業の西陣織卸問屋「黒田庄商店」の建物です。ミモロは、そこのご主人の友禅作家の黒田庄七郎さんとパートナーの気谷麻由子さんとは、お友達。近くを訪れ、ちょっとご挨拶に立ち寄りました。
お座敷には、黒田さんの友禅の作品などが飾られています。
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それを拝見していると、「今から、お友達といっしょに闘茶をするけど、ミモロちゃんもよかったら参加しない?」と気谷さんに誘われました。「え~いいんですか?」と、興味津々のミモロなのです。
しばらくして、次々にお友達が到着。そして「闘茶」の準備が始まりました。さて、「闘茶」というのは、いくつかの銘柄などの異なるお茶を使い、飲み比べ、種類や産地などを当てる遊びです。「ブラインド テイスティング」のようなもので、そこにゲーム性が加わったもの。もともと中国で始まり、日本では、室町時代には、茶会などでも行われ、江戸時代以降は、茶の湯の普及と共に、全国に広まったそう。お茶の産地である京都では、特に盛んで、趣味人や文化人の間で楽しまれた大人の遊び。「茶歌舞伎」ともいわれ、今は、いろいろなところで体験プログラムも行われています。
もともと、中国茶や煎茶を愛好する気谷さん。この日は、やはりお茶に関心を抱くお友達と「闘茶」の研究会なのだそう。
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ミモロは、飛び入り参加…「できるかなぁ~」とちょっと自信がなさそうなミモロです。
ここで「闘茶」の研究会が始まったのは、黒田家に伝わる「闘茶」の記録と道具の存在があります。
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その記録帖は、戦後まもなくから始まり、節句など黒田家の人たちが集まった時に行われていたことがわかります。
「これすごい~」とミモロが感激したのは、「闘茶セット」です。
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「闘茶」に必要なものがすべてセットされ、大切に使われていたことが伺えます。
参加する人は、それぞれのお茶を当てる投票札を持ちます。「ミモロちゃん、何番?」「え~と、9番で~す」
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小さな木札には、番号と鶴、雲、月、風の4種類の漢字が書かれています。これが、投票札です。
「お手伝いしよう~」とミモロは、お茶碗を箱から出します。
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さすが、西陣織の卸問屋という黒田家。見事なお雛様や武者人形などをはじめ、京都の商家の暮らしを今に伝えるものをいろいろお持ちです。
この日の「闘茶」は、中国茶の黒茶というプーアル茶など4種類を飲み比べ、それを当てます。
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いよいよ「闘茶」が始まります。まずは、サンプルとして茶葉を見て、それを煎れたお茶を飲みます。
お友達のおひとりが煎れて下さったお茶を頂き、その味や香りを記憶します。
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「クンクン、う~ちょっと渋めな香りがする…」と真剣に香りをチェックするミモロ。「味は、ちょっと苦い…」
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次々に4種類の茶葉とお茶がミモロの前に・・・「これは、円やかな香り・・・味も丸い気がする…」と。
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次々に味わうお茶に…
「う?どうしよう、わかんなくなっちゃった~。前に飲んだお茶、どんなだっけ~」と、首をかしげるミモロです。
「ミモロちゃん、そんなに真剣にならなくてもいいのよ~遊びなんだから…」と言われても、「でも、ミモロ、ネコだし~」。
ネコとしてのプライド、なんとか当てなくちゃと思うミモロなのです。犬じゃないんだから、みんなそれほど期待してないわよ。
結局、「どのお茶もそれぞれ美味しかった~」という結論のミモロ。美味しいじゃなくて、どう違うかが、ポイントなんじゃないの?
「でも・・・」と、わからなくなったミモロは、「ちょっと休憩~」とお菓子を頂き、リラックス。
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「わ~ん、もうみんな忘れちゃった~」
いよいよ当てるためのお茶が、ミモロの前に出されます。
さて、ミモロは、当てることができるかな?
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京都に遊びにきてくださ~い!!