「あ、ここ、節分会やってるんだって~」と、新聞で今年、節分に参拝するお寺を検討しているミモロが、気になったのは、「北野天満宮」の方向にある「法輪寺」通称「だるま寺」です。


ここは、臨済宗妙心寺派の名刹で、開山は、京保13年(1718)です。開祖である荒木光品宗禎居士は、両替商で、武家が開祖になる寺院が多い妙心寺派では、異色だそう。
創建以来、さまざまな盛衰を経て、昭和8年に代10代伊山和尚を迎え、信徒の崇敬を集め、大書院などの建立がかなうとともに、起き上がり達磨禅の教えを広く民衆に広めていったそう。何事にもくじけず、起き上がる教えは、人々を勇気づけたことでしょう。
戦後、達磨堂を建立、達磨節分会をはじめるなど、寺は、人々に「だるま寺」の名で親しみを込め呼ばれるようになったとか。
門の脇には、大きなだるまや小さなだるまが、節分の参拝者を迎えます。


境内に入ると、そこらじゅうにだるまさん。もちろんお守りなど、お寺の授与品もだるまづくしです。


「ここにも厄除けだるまがある~ひとつ欲しいなあ~」とミモロ。そこでミモロは、小さな消しゴムのだるまさんを求めました。
「これ、門のところにあったのだ~」とミモロが見つけたのは、お願い事を書いて奉納する札だるまです。また干支のねずみもだるまを抱っこしています。


「だるまさん、お願い事いっぱい貼られている~」節分会には、多くのお願いごとが託されるだるまさんです。

達磨堂に続く参道も、節分会には、特別の設え。ミモロは、そこを進み、奥に鎮座なさる達磨像に参拝します。


「ろうそくとお線香、お供えしよう~」と50円納めミモロは、参拝。


参拝者でいっぱいの境内・・・そこに列を作っているところが…「なんだろ?」と近づくと、そこは節分会の名物の「だるま焼」のテントでした。


列に並んだミモロは、まもなく、焼きたての大判焼き100円を手にしました。
「温かいうちに食べなくちゃ~」とミモロ。冷えても美味しいって書いてあったけど…。
さっそく休憩所で、お茶の接待を頂きながら、「だるま焼」を頂くことに。


「ありがたい、だるまさん、食べてもいいのかな~」とミモロ。え~十日えびすでは、えびす様の形の「えびす焼き」なんかも食べたじゃない。
「そうだよね~ありがたいだるまさんを体の中に入れるんだ~きっと福でお腹が満たされるね~」パクリ!
休憩所になった場所にも、いろいろなだるまさんが並べられ、また天井には達磨大師が、ミモロを見守っていました。


「あ、お庭があるんだ~」そう、方丈の前には、枯山水庭園が広がっています。

節分会の時は、方丈の縁にずらりとだるまさんが勢ぞろい。

方丈に参拝していると、そこにご住職が…「初めまして、ミモロです。ここに伺うの初めてなんです。だるまさんいっぱいですね~」とご挨拶。

「はい、いっぱいですよ~。ミモロちゃんは、京都のこといろいろお伝えしてるんですね~。これからも頑張ってくださいね~」と。
「は、はい・・・あの~今度、ゆっくり伺っていいですか?」とミモロ。「どうぞ、またいらしてください~」
節分会の時は、お寺の全体の様子がよくわからないミモロです。「きっと普段は、全然違う雰囲気なんだと思う…」と、想像するミモロです。


ぜひ、静かな雰囲気の中、いろいろ拝見したいミモロなのです。
でも、今日は年に1度の節分会。「福豆買ったんだ~くじ引き付きだよ~」と、お寺を後にする前に、くじ引きをすることに。


「はい、どうぞ1回くじ引きしてください~」と言われ、「1等は、金のだるまだって~」と、気合を入れるミモロ。


頂いたのは、5円玉が入った「ご縁達磨」です。「お小遣い増えるね、きっと~」というと、ミモロは自分のお財布の中へ納めます。
「豆まきだけじゃない、節分もあるんだね~」と、1年の節目の節分は、なかなか奥が深いものです。
「また、今度、来ようね~」とミモロ。はい、そうしましょうね。

*「だるま寺(法輪寺)」京都市上京区下立売通西大路通東入る 075-841-7878 拝観時間9:00~16:00(受付終了)
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