ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

大阪で開催中の美術館では見られない社長室の絵画展。15日まで開催。「コーポレート・アート・コレクション」展

2020-02-08 | アート

「ミモロ、大阪に来ました~」。そう、この日ミモロは、「関西経済同友会」が主催する「第2回 コーポレート・アート・コレクション」展に来ています。

「京都から、大阪って、結構近いの~」と、京阪電車などを乗り継いで1時間余り。「阿波座駅」からトコトコ歩いて、会場である「大阪府立江之子島文化芸術創造センター」(enoco)に到着です。

関西をベースにの日本経済をけん引する企業が加盟する「関西経済同友会」。そのメンバー企業が協力して、大阪の文化芸術を促進するために企画された絵画展で、日ごろ、その企業の人でも、めったに見ることができない社長室や貴賓室に飾られる絵画を集めた珍しい展覧会なのです。


有名な作家の作品が、すぐ近くで見られるのも魅力。「こういう絵画って、美術館でも見られないんだって~」

ミモロは、次々に作品を鑑賞します。
「あ、キレイな女の人~」と見つめたのは、「大日本除虫菊株式会社」の所蔵「鶏冠印ノミとり粉ロシア語圏向けポスター」。「アートコーポレーション」所蔵の「マリー・ローランサン マンドリンを持った二人の若い娘と子犬」
 
「え~あんなキレイな人にノミが付いたの?ネコだって、ノミいないよ~」と不思議がるミモロ。戦前の日本は、まだノミがいたんでしょう。

また、「損害保険ジャパン日本興亜」所有の「東郷青児 旧い街」や「京阪ホールディングス」所蔵の「早川良雄 「女の顔」シリーズの原画」なども。
 

「ミモロちゃん、こっちの絵、仲間じゃないですか?」と言われたのは、「丸一鋼管」所蔵の「山口華楊 虎」の大きな絵。
「確かにネコ科の仲間だけど…」
この虎の絵のそばには、まるで虎から逃げるように、シマウマとダチョウの絵が飾られていました。
「きゃーみんな逃げてる~」とミモロもいっしょに逃げる姿に。


「こっちには、万博関係の作品が集められているんですよ~」
 
そこには、1970年の大阪万博の太陽の塔をはじめ、岡本太郎の構想を示すものが展示されています。

その中には、縄文土器も。その脇の解説には、作者不詳の文字が・・・。「確かに、約4500年前の作品だから、作者不詳だよね~」と納得のミモロ。
 

今回、ミモロにいろいろ作品のことを教えてくださったのは、「関西・大阪21世紀協会」の学芸員の大島さん。
 

「今回の展示期間中に、小学生を対象に『対話型鑑賞プログラム」というのを、京都造形芸術大学ACOPの専門スタッフの方々と共に実施したんです」と大島さん。「あの~それなんですか?」とミモロ。

「それはね、グループで作品を見ながら、その感想や気づきなどを話す鑑賞体験なんです。作品をその人なりに観察したり、ほかの人の感想を聞いたりすることで、いっそう知的好奇心や観察力を刺激する取り組みです」と。

ミモロもやってみることに…見つめるのは、アメリカの国民的画家である「アンドリュー・ワイエス アフタヌーン・フライト」という「コクヨ」所蔵の作品。

「なんか寂しそうな男の人。田舎の暮らしから、どこかに行って、新しい生活したいのかも…顔よく見えないけど、きっとイケメンだと思う…」とミモロ。
感想を述べるミモロを、やさしく見守る大島さんです。

「実は、このプログラムは、ぜひ大人の人もやりたいという希望が多く、今年は、大人のための対話型鑑賞プログラムも開催しました。そこでは、本当に積極的にいろいろな感想が述べられて楽しかったですよ~」と。

子供とは異なり、人生経験を積んだ大人は、きっと自分の経験などを通し、感じることもたくさんあるのかも…。ただ絵画を鑑賞するだけでなく、他の人と対話することで、いっそう絵画への興味がわくことでしょう。
「今度、ミモロもお友達といっしょに作品をじっくり見て、感想言いあおう~」と思うミモロです。でも、美術館でお話すると注意されるかもしれませんが…。
日本の美術館では、静かに鑑賞することがマナーのようなところがありますから・・・。そこがちょっと残念・・・

さて、約2時間にわたり、じっくり作品を鑑賞したミモロ。「なんか時間がたつの忘れちゃった~すごく楽しかったです~」と、お礼を言って会場を後に。

夜は、ギャラリーコンサートなども企画されています。また13日の18:30からは、学芸員さんによるお話などもあります。
15日までの開催なので、ぜひ急いで・・・美術館では見られない作品との出会いが楽しめます。


「あ、地下もあるんだ~」と階段を下がると、そこには、カフェスペースがありました。
 

そこでお友達とお茶しながら、ひと休み。
 

昭和13年に建てられた大阪における数少ない戦前モダニズム建築である「大阪府立江之子島文化芸術創造センター」。
「建物も大阪の文化を象徴してるんだ~」とミモロ。
 

「大阪って、いろいろあるんだね~」と、京都に住むミモロにとって、大阪は、気軽に行ける場所。
これからも、いろいろ探訪したい場所です。



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