連日降り続く雨にも関わらず、ミモロたちは、車で大阪と奈良へ出かけました。いよいよ「御陵印」集めも大詰めに。
ミモロも少しは押印に馴れてきたよう。手際よく次々に御陵印帳に押印します。
この日、車で向かったのは、大阪の第15代応神天皇陵古墳です。
近くの駐車場の前には、森と草原の景色。
「これ応神天皇陵なんだ~大きいね~」と。2019年7月、世界遺産にもなった百舌鳥・古市古墳群。
「応神天皇陵古墳」は、日本最大級の前方後円墳。近くからはその全貌を見ることはできません。
グル~と堀の周りをまわり、住宅地の脇を通り、御陵の正面へ向かいます。
「さすが大きいね~。なんか丘みたい…これ全部人の手で作られたんでしょ。すごいね~」
参拝後、そばの「古市陵墓監区事務所」へ向かいます。
「はい、今日もミモロちゃん、がんばって御陵印押してね~」とお友達。
また、職員の方に、ご挨拶して、御陵印を押させていただきます。
「今日もがんばろう!」と、ミモロ。
ここの監区事務所は、「百舌鳥・古市古墳群」に属する印を中心に、和歌山県、兵庫県、奈良県の一部と四国各県にある陵墓の印 全17印を保管・管理しています。
例えば、第33代推古天皇や第75代崇徳天皇の御陵印もここに…。
ミモロの御陵印帳には、第15代応神天皇と第16代仁徳天皇の御陵印も揃いました。
「さぁ、ミモロちゃん、奈良に行くわよ~」と、車に乗って、高速道路で向かいます。
途中、国道沿いでランチを食べて、一路奈良 橿原市へ。そばには「橿原神宮」があります。
「ここが初代神武天皇の御陵なんだね~」と大和朝廷を創始し、天皇制の始まりの地であることに感慨深いミモロです。
神武天皇陵は、丘のような円丘の御陵。雨が激しくなっても、じっとしばらく御陵に向かうミモロです。
参拝後は、「畝傍陵墓監区事務所」へ。
ここでは、第1代神武天皇をはじめ、第40代天武天皇と第41代持統天皇(合葬)、第45代聖武天皇、そして第96代後醍醐天皇と、全30印があります。
「いよいよ関西エリアでの押印はここが最後だね~でも、一番数が多いから、頑張らないと…」とミモロ。
職員の方が用意してくださったデスクへ向かいます。
最初に押印したのは、第1代神武天皇の御陵印です。
そして「これが最後…」と思いを込めて押したのは、第96代後醍醐天皇の御陵印でした。
2日間に渡って、関西にある宮内庁の陵墓監区事務所4か所をまわったミモロたち。全96印のうち、94印を押印しました。残るは東京八王子の第123代大正天皇と第124代昭和天皇の御陵印です。
「その二つは、いつ押せるかわかんないけど…でも、いつか全部揃えるんだ~」とミモロ。
はじめは正直よくわからなかった御陵印集め。でも、始めたら、歴代天皇のことがもっと知りたくなりました。
ミモロを誘ってくれたお友達に感謝です。
「なんかすごく楽しかった~次は、押印した天皇御陵に参拝するんだ~」と、京都市内だけでもたくさんある陵墓を巡るつもりのミモロです。
「よかったら、ぜひみなさんも御陵印集めしてみては?楽しいよ~」と、一応94印集めた達成感に浸るミモロでした。
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