ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[北山友禅菊」で有名な山里「久多地区」。氏神の「志古淵神社」。鮎と地鶏の「もくもく」でランチ

2020-08-15 | 京都

京都市の最北端、滋賀県と福井県と県境を接する山里の「久多」。その歴史は、古く平安時代の文書にその存在が記されているそう。日本海の小浜から京都に続く鯖街道から、少し入った山間にあります。京都からは、車で1時間ほど。バスは、京都バスで鯖街道沿いの「葛川梅ノ木」バス停下車で、そこから徒歩で1時間半というアクセスは決して良くないけれど、それだけに落ち着いた雰囲気の山里としての魅力を持ち続けています。近年有名なのは、夏の「北山友禅菊」。

ミモロもすっかり、その美しさに魅了されてしまったよう。

「北山友禅菊」を見学した後、ミモロは、集落の中心部にある郵便局へ。「なんで外にアイスクリームって書いてあるんだろ?」と興味津々。
「あの~アイスクリームってなんですか?」と、郵便局の職員さんに伺います。
「ちょっと待ってくださいね~」と奥へ入った職員さん。手には、アイスクリームがのったバスケットが…
「はい、アイスクリームですよ~どれにしますか?」と。
「あの~ソフトクリームかと思ってたの~」と、ミモロの予想とはちょっと違ったよう。
コンビニのない集落では、郵便局は、物販の許可を得て、コーヒーやお菓子、ゴミ袋などの販売も手掛けているそう。
「ここ、集落のコンビニなんだ~」とミモロ。

「郵便局」の向かい側には、古い社がありました。

「志古淵神社」という久多の氏神様で、ご祭神は、山の木材を下流に運ぶ筏流しの守り嚙み「志古淵神」です。この地域が、昔から林業の村であったことがわかります。この神社には、伝統的に神職がおらず、住民が交替でその任を務めているそう。ここでは、夏、花笠踊りという国の重要無形民俗文化財が奉納されます。(今年は中止)
ミモロは、本殿に参拝。
この本殿などは、京都市の文化財に指定登録されています。

「歴史を感じさせる神社だね~」

そこら、ミモロは、京都市の天然記念物に登録されている「久多の大杉」を見に行くことに。
 
杉の樹齢は不明ながら、高さは40mほどの巨木で、堂々とした風格を備えた大杉です。その杉は、子供の湿疹を治してくれるというご祭神、大川大明神を祀る「大川神社」という小さな神社の傍らに聳えています。周囲に大きな木がないので、とても目立つ大杉です。


「なんかお腹空いた~」と言い出したミモロ。「じゃ、どこかでランチしましょうね~」とお友達。車で、鯖街道を京都方面に戻ります。

田園風景が続く道を進むと、「あれ?鮎だって~」とミモロが大きな声を…ちょっと行き過ぎたお店に戻ることにしました。


そこは、「もくもく」という名の地鶏や鮎が味わえるお店。週末のみの営業です。
ログハウスのような建物。ミモロは、テラスのようなスペースのテーブルに座ります。そしてお品書きをチェック。
 
「え~と地鶏と鮎にして、分け分けして食べようね~」とミモロ。

近くの川で捕れた鮎は、いけすの中に…「あ、元気に泳いでる~」

新鮮な鮎をこんがり焼いた「鮎の塩焼き」。夏は、食べたい一品です。

2100円「美味しそう~」
1600円「地鶏焼も美味しいね」と両方気に入ったミモロです。料理に添えられた品々もどれも地元の食材を使った品々。

山の集落の景色を眺めながらの、のんびりしたランチ。「外で頂いているみたいだから、安心だね~」

「美味しかったで~す」とお店の方にご挨拶。「それはそれは…また来てくださいね~」と。

「ここまで、車で1時間くらいですから、また来ま~す」とお返事。素敵な花と美味しい料理を楽しんだミモロです。
*「もくもく」滋賀県大津市葛川坊村町180-1 ☎077-599-2507 ランチは11:30~14:00 土日のみの営業です。



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