「あ、15時になるから、移動しなくちゃ~」とミモロは、京都御苑の西に位置する「護王神社」から、御苑の中を横断して東側の「廬山寺」へ向かいました。
比叡山天台18世座主元三大師良源によって創建されたお寺です。もともと船岡山の南側にありましたが、応仁の乱で焼失。天正元年(1571)に現在の場所に移転します。この場所は、かつて紫式部のひいおじいさん藤原兼輔が邸宅を建て、紫式部は、ここで育ち、結婚生活を送り、娘を育てた場所としても知られます。
「源氏物語」のほとんどが、ここ書かれたと伝えられます。
節分の2月3日。境内には大勢の参拝者が、久しぶりに行われる古式節分の儀式の始まるのを待っていました。
「あ、赤鬼さんが働いてる~」本堂の一角では、赤鬼が次々に訪れる参拝者へご加持を…
「忙しそうだね~」とミモロは、遠くから見守ります。
いよいよ15時になり、楽人を先頭に行列が…
追儺師、蓬莱師が続きます。
そして鬼の頭も行列に…「これ貴重な鬼のお面なんだよね~」というミモロ。でも周囲の人は、あまり関心がない様子。
さらに「独鈷三鈷」も厨子に入れられ本堂へ向かいます。
そしてしばらくしてから、赤鬼、緑鬼、黒鬼が本堂の前の舞台に進み、鬼踊りを披露するのです。
「あ、赤鬼さん来たよ~」
ミモロの前をあっという間に鬼たちは過ぎてゆきました。
舞台では、鬼踊りがはじまっている様子…
「ここからはよく見えないし、人が密になってるから、もういい~」というと密になっている状態から離れます。
そしてこの日だけ売られる「蓬莱豆」という豆の外側を紅白の砂糖でコーティングしたものを求めます。
「これください~」「あ、もしかしてミモロちゃん・・・?」と売店のお姉さんに声を掛けられたミモロ。
「はい、久しぶりに鬼さんに会えるかと思ってきました~」と。
この「蓬莱豆」は、紅白1粒づつ食べると寿命が延びると言われます。「あんまりたくさん食べちゃうと大変かも…」とミモロ。
また、他にも、「ミモロちゃんだ~」と声を掛けてくださった笑顔が素敵な方が…。ブログを見てくださっているそう…「わ~嬉しい!」とミモロ。
「ミモロちゃん、廬山寺の廬の文字、すごく複雑なの知ってた?」と言われました。「え~ホントだ、普通の盧の字じゃないんだ~」とあたらめて知ることに。どうぞミモロを見かけたら、ぜひお気軽に声を掛けてください~いっしょに写真撮影を…。
また、節分のお菓子が揃っていたのは、「俵屋吉富」。
鬼踊りが終盤となり、いよいよ豆まきが始まるという16時。
「ミモロ、豆まきいい~」と言って、境内を離れます。「だって、護王神社で、福豆頂いたし、ミモロ、小さいから豆まきの豆キャッチできないもの~」と、豆を取り合う人たちにもみくちゃにされた苦い経験があるミモロ。
それ以来、豆まきは苦手なのでした。
豆まきの様子がどういうものか、リポートできずすみませんが、密になることを回避したミモロなのでした。
*「廬山寺」の詳しい情報はホームページで
「お腹空いちゃった~」と言い出したミモロは、家に帰る途中、出町柳の「コーヒーハウスMAKI]で、サンドウィッチを頂くことに…
「ここのサンドイッチ美味しいんだよね~」と中身がいっぱい詰まったホットサンドとコーヒーで寛ぐミモロでした。
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