3月3日の雛祭りの日、ミモロは、東山の円山公園のそばにあると「西行庵」の「ひいなの茶」に伺いました。
「西行庵」は、その名の通り、平安末期の歌人である西行が営んだと伝えられる庵です。
この庵が、今日に至るまでの歴史は深く、とてもミモロが語ることはむずかしいので、詳しくは、ブログ最後に表示したホームページから、ゆっくりとお読みください。
さて、今回のミモロリポートは、そこで行われた「ひいなの茶」の模様をお伝えします。
四季折々、さまざまな趣向を凝らした茶会などが開催されている「西行庵」。ミモロは、そのホームページから、「ひいなの茶」を事前に申し込みました。
「ミモロちゃん、ようこそ~」と、まずは受付となる待合へ…「え~と、名前を書いて~」
「ひいなの茶」は、3月3日から5日まで、それぞれに午前11時と午後14時の2席が設けられ、会費は3000円。甘酒か白酒、そして薄茶を頂きます。
「甘酒をどうぞ~」ミモロが選んだのは、甘酒。
「ふ~美味しい~」と上品な甘さで心を整えます。
しばらくして、いよいよお席入り。
お庭を通って、茶室へと進みます。
同席してくださるのは、ミモロのお友達でもある書道家の宮林さん。草履を脱いで、茶室へ…。
茶室の入口そばには、立派な雛段。現在の庵主である花輪竹峯さんのゆかりの深い方が持っていたお雛様です。
花輪さんは、さまざまな茶道を学ばれ、自ら「西行庵円位流」の茶道を創設されました。茶道だけでなく、香道、華道、和歌などにも精通される方なのです。
北面の武士として活躍した西行のゆかりの茶室にふさわしく、キビキビとした所作は、武家らしい凛とした品格が漂います。
一期一会のひとときを共にする茶室。今のように、メールやラインで簡単に連絡ができなかった時代…人と集い、時を共にすることの重さは、まさに今という時間への感謝ではなかったでしょうか?茶室に漂う緊張感と静寂は、「今」という時の大切さを実感させるものなのです。
コロナ禍という人の交流を避ける状況が続く今…このひと時を共にできる喜びをじっと噛みしめるミモロなのでした。
この日のお菓子は、もちろん雛祭りの菓子「あこや」です。「え?二つ頂いてもいいの?」
「本当なら、菓子を器に直接のせたいんですが、今は、ビニールのままで…」と花輪さん。
できるだけ、いろいろな接触を避ける心遣いが…。コロナは茶道への影響も及ぼしているのです。
お菓子をしっかり頂いたミモロは、薄茶を頂戴します。「円やかなお味~風味豊かなだね~」と目を細めながら…。
お茶道具も拝見…
多くの茶人が、さまざまな思いで茶を点てたであろうお道具。その茶道としての価値もさることながら、これを使った人たちの思いを想像したいもの。
この茶会では、ミモロは、花輪さんのお話を伺うのが楽しくてたまりません。「本当にいろいろなこと教えてくださるんだ~」と。
現在、いろいろなイベントは中止などになっていますが、ぜひ参加したいもの。
「今日はありがとうございました~」と、ミモロは花輪さんのご家族にも会えたうれしさを伝えます。
春がいよいよ本気を出し始めた京都…しだいに訪れる人の数も増えています。
*「西行庵」の詳しい情報はホームページで
突然ですが…「西行庵」当主のお話会「西行庵再興物語」が、3月7日10:30~12:00から「西行庵」で開催されます。
ぜひ~ミモロも参加する予定です。西行庵にどうぞ予約してください。☎&FAX 075-561-2754
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