昨年12月、GoToトラベルを利用して、京都から金沢の日帰り旅に出かけたミモロ。
金沢の12か所の美術館や博物館を巡れるSUMURAIパスポートを活用し、金沢駅に9時に到着してから、次々に拝観してゆきます。
「金沢って城下町だから、武家屋敷があるんだって~」とミモロは、SUMURAIパスポートが使える「加賀百万石回遊ルート」のマップを見ながら、次に向かう場所を決めます。
金沢の繁華街、香林坊のそばは、武家屋敷が集まっているエリア。そこでまず、「前田土佐守家資料館」へ。
ここは、加賀藩の重臣、前田土佐守家に伝わる約6000点の古文書をはじめ、武具、書画など約9000点におよぶ歴史的資料を保存・公開しています。
年4回、展示替えを行い、それぞれ約80点が公開され、加賀藩の上級武士の姿を紹介します。
「へぇ~映像やパネルでの展示もあるんだ~」
前田土佐守家は、前田利家とまつの次男である前田利政から始まり、明治まで10代の当主を数えます。藩主前田家の分家として、藩の重職を担い、加賀藩の重臣「加賀八家」の一つです。
武家屋敷らしい、どこか雅さ漂う京の庭とは趣が異なる感じ。
展示物の撮影ができなかったので、撮影可能な部分だけお伝えします。
加賀藩の歴史を知ることができる映像コーナー、熱心に楽しむミモロ。
「ここで遊んでもいいの?」と、大きな双六が。これは、甲冑着用双六で、甲冑の着方を示した絵が並んでいます。
「りっぱな武将の姿になるのに、時間かかりそう…」とミモロ。
「ミモロは、これでいいの~」と甲冑のパネルで記念撮影
江戸時代になり、戦いがなくなり、甲冑などを着用する機会は、長らくなかったはず。その期間、加賀藩は、武家文化を深めてゆきます。
「ここも、いろいろ拝見するものいっぱいだったね~」とミモロ
さて、次は、すぐ近くにある「武家屋敷跡 野村家」へ。
前田家の直臣であった野村家は、禄高は1200石で、代々馬廻組の組頭と各奉行を歴任し、明治4年の廃藩まで11代続く家柄です。
「なんか大きなお屋敷みたい~」と門から覗くミモロ。
ここにも歴史を感じさせる甲冑が展示されています。
「なんかすごいお座敷~」
「禄高1200石なのにすごいね~」と思ったミモロですが、実は、現在の屋敷は、かつて野村家が住んだ建物を取り壊され、昭和初期に、加賀藩時代に北海道などへの「北前船」の通商で財を築いた橋立村の久保彦兵衛が、天保14年(1843)に藩主を招いた豪邸の一部を移築したものだそう。
総檜造りの格天井や黒檀や紫檀材をつかった細工造りなど、江戸時代の高い技術を物語る建物です。
「さすが豪商…加賀藩の財政を支えたおうちなんだって~」
さて、庭園は、野村家を偲ぶ部分が一部残されているそう。「どこかよくわからないけど…立派なお庭だね~」
武家の屋敷の庭らしく小堀遠州好みで、名石や大きな石が屋敷に迫る造りです。
庭には、金沢最古の大野庄用水の水が引かれ、建物の濡れ縁に迫る曲水の庭になっています。
野村家」の資料館である「鬼川文庫」には、野村家伝来の刀剣をはじめ、加賀藩に由来する貴重な資料が展示されています。
ゆっくりと武家屋敷を拝見したミモロ。
「大変だ~もう16時過ぎちゃってる~」と、突然、時計を見てビックリ。
そう、ミモロがまだ訪れていない「金沢城」の「鼠多門」の公開時間終了が迫っています。
「う~まだこの雰囲気に浸っていたいけど…」と後ろ髪を引かれながらも、ここから金沢城を目指し、猛ダッシュ。
「閉門されたらどうしよう~」と、お友達と息を切らせてながら走ります。
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