8月のある日、「河村能楽堂」で開催された能楽講座。観世流能楽師 河村浩太郎先生のご指導で、いよいよ舞台で仕舞の動きを教わります。
さて、その前に、この能楽講座では、その歴史をはじめ、能舞台の舞台裏見学なども…そして実際に能楽の世界を体験。
「はい、みなさん、謡いをやってみましょう。大きな声をお腹から出してくださいね~」
「高砂」の一節を、先生の声に従って、同じように出してゆきます。
ミモロは、今回、マスクをしていませんが、参加者の皆さんは、全員マスク姿、先生ご自身もマスク越しに声を出します。
また、囃子方の小鼓にも触らせていただきました。
「これ、馬の皮なんだって…仔馬のお腹の皮だって…」と、思わず自分のお腹をさするミモロです。
「う~なかなかいい音がでない…」と参加なさった方々も苦戦。
「そう簡単にできないね~芸の道は厳しい…」と、ここでひと休み。
お茶と羊羹をいただきながら、しばし休憩タイムです。
休憩の後、いよいよ舞台に上がります。
扇の持ち方を教わって…
扇の動き一つで、さまざまな状況や心の動きなどを表現することを学びます。
そして、まずは、構えから…
「ただ、まっすぐに立ってるだけじゃダメなんだ~」と真剣に先生の動きを見つめます。
「そう、少し、前傾になって、背筋を伸ばす感じで…」と。
なかなか簡単そうに見えて、難しい姿勢です。
「そして、胸を開く感じで、両手をゆったりと脇に構えます」
「こんな感じかな?」とミモロも…
「ミモロちゃん、上手~」
そう、なぜかミモロは、その構えがスムーズに…視線の位置もバッチリです。
続いてすり足の練習…これもミモロは、上手…
「もしかして、才能あるかも…」と、ひそかに思うミモロでした。
でも…扇使いは苦手な様子…
また「能面、ミモロサイズのないしね~」と。う~そこまで心配しなくても…
「いろいろ体験して、楽しかった~」と参加者の皆さん。
最後に先生が仕舞いをご披露くださいました。
「カッコいい~」と、舞台の下で見上げるミモロ。
さて、観世流能楽師河村浩太郎先生は、だれでも始められる「能」の講座をなさっています。
謡い、仕舞のお教室があり、京都では、ここ「河村能楽堂」で月3回。大阪高槻、九州福岡でも謡いのお教室があります。
ご興味がある方は、「河村能楽堂」のホームページのお稽古のご案内をご覧ください。
むずかしいと思われて、敷居が高いというイメージの能ですが、子供からご高齢の方まで、お稽古ができるそう。体幹を無理なく鍛えられ、腹式呼吸により、脳も活性化される効果も期待できるとか。
京都のお教室は、なんと「河村能楽堂」の舞台でお稽古ができます。「本物の舞台でお稽古できるってすごいね~」とミモロ。
「多くの方に、能の魅力を知っていただきたい…」とおっしゃる河村浩太郎先生。
コロナ禍以来、能の舞台も中止を余儀なくされる状況にも…
9月25日12時から「河村能楽堂」で、「河村定期研能会」が開催される予定。
入場人数も制限した舞台です。
今回、ミモロが参加した講座も、十数名という非常に限られた人数。多くの方がコロナワクチン接種を済まされ、講座の間も、マスク着用と互いの距離にも十分注意されていました。
「本物の能舞台でいろいろご指導いただき、感激…」というミモロ。
本当に、みなさま、お世話になりました。ありがとうございました。
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