ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「河村能楽堂」の舞台で教わる能の動き…観世流能楽師の河村浩太郎先生の舞台も

2021-08-28 | 体験

8月のある日、「河村能楽堂」で開催された能楽講座。観世流能楽師 河村浩太郎先生のご指導で、いよいよ舞台で仕舞の動きを教わります。


さて、その前に、この能楽講座では、その歴史をはじめ、能舞台の舞台裏見学なども…そして実際に能楽の世界を体験。
「はい、みなさん、謡いをやってみましょう。大きな声をお腹から出してくださいね~」

「高砂」の一節を、先生の声に従って、同じように出してゆきます。
ミモロは、今回、マスクをしていませんが、参加者の皆さんは、全員マスク姿、先生ご自身もマスク越しに声を出します。

また、囃子方の小鼓にも触らせていただきました。

「これ、馬の皮なんだって…仔馬のお腹の皮だって…」と、思わず自分のお腹をさするミモロです。

「う~なかなかいい音がでない…」と参加なさった方々も苦戦。


「そう簡単にできないね~芸の道は厳しい…」と、ここでひと休み。

お茶と羊羹をいただきながら、しばし休憩タイムです。


休憩の後、いよいよ舞台に上がります。
扇の持ち方を教わって…

扇の動き一つで、さまざまな状況や心の動きなどを表現することを学びます。

そして、まずは、構えから…

「ただ、まっすぐに立ってるだけじゃダメなんだ~」と真剣に先生の動きを見つめます。

「そう、少し、前傾になって、背筋を伸ばす感じで…」と。

なかなか簡単そうに見えて、難しい姿勢です。
「そして、胸を開く感じで、両手をゆったりと脇に構えます」

「こんな感じかな?」とミモロも…

「ミモロちゃん、上手~」
そう、なぜかミモロは、その構えがスムーズに…視線の位置もバッチリです。

続いてすり足の練習…これもミモロは、上手…
「もしかして、才能あるかも…」と、ひそかに思うミモロでした。

でも…扇使いは苦手な様子…


また「能面、ミモロサイズのないしね~」と。う~そこまで心配しなくても…

「いろいろ体験して、楽しかった~」と参加者の皆さん。

最後に先生が仕舞いをご披露くださいました。

「カッコいい~」と、舞台の下で見上げるミモロ。


さて、観世流能楽師河村浩太郎先生は、だれでも始められる「能」の講座をなさっています。

謡い、仕舞のお教室があり、京都では、ここ「河村能楽堂」で月3回。大阪高槻、九州福岡でも謡いのお教室があります。

ご興味がある方は、「河村能楽堂」のホームページのお稽古のご案内をご覧ください。

むずかしいと思われて、敷居が高いというイメージの能ですが、子供からご高齢の方まで、お稽古ができるそう。体幹を無理なく鍛えられ、腹式呼吸により、脳も活性化される効果も期待できるとか。

京都のお教室は、なんと「河村能楽堂」の舞台でお稽古ができます。「本物の舞台でお稽古できるってすごいね~」とミモロ。


「多くの方に、能の魅力を知っていただきたい…」とおっしゃる河村浩太郎先生。

コロナ禍以来、能の舞台も中止を余儀なくされる状況にも…

9月25日12時から「河村能楽堂」で、「河村定期研能会」が開催される予定。
入場人数も制限した舞台です。

今回、ミモロが参加した講座も、十数名という非常に限られた人数。多くの方がコロナワクチン接種を済まされ、講座の間も、マスク着用と互いの距離にも十分注意されていました。

「本物の能舞台でいろいろご指導いただき、感激…」というミモロ。


本当に、みなさま、お世話になりました。ありがとうございました。


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