ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

伝統とモダンの共演。草履の「ちょぼや」とテキスタイルデザインの「プティ・タ・プティ」の素敵なコラボ

2013-12-06 | イベント

先月、ミモロは、素敵な展示会に行きました。それは、以前、取材した祇園のはきもの屋さん「ちょぼや」と、テキスタイルデザインのブランド「プティ・タ・プティ」による、コラボイベント。祇園の鍵屋のギャラリーで開催されました。

「こんにちはー」と、入口で、ミモロを「ちょぼや」の櫻井ご夫妻がお出迎え。
  
「すごーく洗練された雰囲気の展示会ですねー」とミモロは、会場内をキョロキョロしながら見て廻ります。
オリジナルのテキスタイルで、さまざまな品を製作する「プティ・タ・プティ」は、イラストレーターのナマムラ ユキさんとイメージプロセッシングを担当する奥田正広さんのおふたりのブランドです。
お二人は、京都育ち。高校の同級生なのだとか。それぞれのキャリアを積み、2012年から本格的にオリジナルのテキスタイルをつかった製品づくりを始めました。
今回のテーマは、京都の山々。鴨川から北山を眺めた景色をイメージしたものだそう。
京都の景色を表す「山紫水明」をテーマにした作品です。この言葉は、自然の風景が、清浄で美しいこと。光にて照らされた山々は、紫にかすみ、澄み切った美しい川の流れを表現するもの。

「京都をイメージしたテキスタイルって、いろいろあるんだねぇー」と、ミモロ。伝統の文様などを使ったテキスタイルもいろいろ作られています。「このデザインって、京都らしいけど、すごくモダンな感じ…」

だからでしょうか、さまざまな品に使うことができるです。
   
「お洋服、バッグ、ステーショナリー、テーブルリネン…わー、いろんなものになってるー」

  
ミモロは、会場に並ぶ、さまざまな品々を、楽しそうに見て廻ります。
「あのーどこで買えるんですか?」とミモロ。製品は、WEBのショッピングサイトで購入可能。

さて、今回は、「プティ・タ・プティ」のテキスタイルを使った、祇園のはきもの屋さん「ちょぼや」とのコラボで実現した素敵な草履が注目を集めていました。

「このお草履や下駄、おしゃれな感じー。きっと脱いだ時にもカッコイイねー」と。

会場では、お茶の接待が…。「あれ?このお菓子、デザインと同じー。こういうところに凝るのがオシャレー」と、鍵善良房さんで作られた琥珀のお菓子がミモロの前に。
「甘くておいしい…」会場で偶然、いつも上質の品々を集めた企画展を開催される「ショップ&ギャラリーYDS」の高橋周也さんに出会いました。お友達のミモロは、甘えて食べさせてもらっています。

「京都って、ホントに、次々に新しいものが生まれてるんだねー。ものづくりの人たちが、横につながりあって、そこからまた新しいものが生まれているーすごいねー」と、ここでも感心しきりのミモロでした。

*「ちょぼや」および「プティ・タ・プティ」の詳しい情報は、ホームページからぜひ・・・。 

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天然ゆず香料を使う「京都しゃぼんや」。京北で水尾の柚子を使ったエッセンスオイルづくり見学

2013-12-05 | ものづくり

京都三条通にある「京都しゃぼんや」。天然香料100%と上質の植物油を使い、約1か月かけて、丹念に仕上げる手づくり石鹸が、評判のお店です。合成香料が多様されるなか、ここでは、天然原料にこだわり、自社の精油抽出設備でつくる100%天然香料が、使われています。
 ある日、ミモロが訪れたお店で、見つけたのは、ゆずの香りのエッセンシャルオイルと、リップクリームなど…。
「柚子の香りだってー美味しそう…柚子大好きなのー」ということで、ミモロは、さっそく京北にある「京都しゃぼんや」の精油抽出工房へお邪魔することになりました。

12月から1月は、京都の西、水尾という柚子の産地から、収穫された柚子が工房に届き、精油抽出が行われます。
京都の市街地から、車で約1時間。ミモロの住む「平安神宮」の近くからは、鞍馬を抜け、八瀬を通り、北山杉の産地としても有名な京北へと入ります。「結構、すごい山道だったねー」と。ヘアピンカーブが、いくつもつづく九十九折の山道です。
「こんにちはー」工房に到着したミモロは、ご挨拶。「あ、ミモロちゃんいらっしゃーい」と、作業の手を止め、迎えてくれたのは、「京都しゃぼんや」の社長の大橋俊石さんと、精油工房の林さん、そしてお手伝いの学生さんイクタくん。
みんな笑顔で迎えてくれました。「わーいい香りがするー」工房の周囲にまで、柚子の爽やかな香りが漂っています。

「わー柚子がいっぱい~」工房の前には、水尾産の大きな柚子が、ビニール袋に詰められて並んでいます。
この工房に届く柚子は、水尾から飲料メーカーの工場で、果実の汁を絞ったもの。
「精油を抽出するのは、柚子の皮の部分から…だから中身はいらないんですよ」と大橋さん。

「あのーミモロもお手伝いしたいんですけど…」と、そこで、まずは、工房の中に、柚子の袋を運ぶことに挑戦。
「わーいっぱいあるー」「ヨイショ…うー動けないー」「ミモロちゃん、そっちはいいから、こっちにー」と。

ここでは、「京のくすり屋」という「京都しゃぼんや」と同じく大橋さんが経営する老舗のくすり屋さんで扱う「柚子茶」の素材を準備します。「柚子茶?なんか美味しそう…」「うちの柚子茶は、はちみつで作るんですよ。すごく体にいい製品なんです」と。

工房の奥に進んだミモロの前に、柚子が…。「これどうするの?」
  「こうやって、ひとつずつ柚子に残っている中身や種を、丁寧に取りのぞくんですよ」とイクタくん。
ミモロもスプーンをもって、お手伝い。「わー手作業なんだー」「そう、機械ではできないから…」手間のかかる作業が、続きます。

しばらくして、大橋さんは、その中身を取り除いた柚子を、細く切る作業に入ります。
「この機械で切るの?」「そう、鋭い歯が付いてますから、ミモロちゃん気を付けて…」
手で、柚子を機械の中へ。細く切られた柚子の皮が、次々に出てきます。これを、国産の蜂蜜でコトコト煮て、柚子茶を作るそう。「お手伝いしてくれたから、できたら、ミモロちゃんにもプレゼントしますねー」「わー楽しみー」

その時、外では、林さんが、精油抽出の準備を始めました。この工房では、「水蒸気蒸留法」で採油しています。
まず、機械に入れるために、ミキサーで柚子を液体状に…。「なんか、コーンスープみたい…」
  
「たくさん機械の中に入れるんだー」ミモロは、じっと機械の前でオイルが出てくるのを待っています。でも…
「ミモロちゃん、まだかなり時間掛りますよ」と。再び、ミモロは、柚子の中身取りの作業にもどることに。約1時間ほどたったころ、「そろそろですねー」と。「あ、出てきたー」
 水蒸気に含まれた精油が、冷やされて、水といっしょに溜まります。「わーこんなに出てきたー」でも、水の上の部分だけが、精油なので、たくさん柚子を入れても、採油できるのは、わずかな量。だから、天然香料は、高価なものに。
「手間もかかるし、値段も合成香料にくらべ、かなり高いものになりますが、やはり天然香料ならではの、やさしい自然の香りこだわりたいんです」と大橋さん。

 「ほら、いい香りするでしょ?」クンクン、ミモロは、鼻をピクピクさせながら、柚子の香りを吸い込みます。「ほんとーいい香り…」柚子の香りは、とても日本的。同じ柑橘の仲間、レモンやライム、オレンジ、グレープフルーツなどとは、異なるものがあります。

原産国は、中国ですが、すでに飛鳥時代には、日本での栽培もおこなわれていたという日本人とかかわりの深いもの。日本料理には欠かせない香りです。「冬至の時に、柚子のお風呂にもはいるよねー」そう、血行促進効果があるそうで、体をポカポカさせてくれます。この冬至の柚子湯の習慣も、すでに江戸時代にはあったそう。 柚子は、病気になりにくいため、消毒がいらず、無農薬栽培なので、安心して使えるそう。

「はい、これおみやげー」と大橋さんは、採油した柚子のオイルをミモロにプレゼントしてくれました。
「ありがとう…うれしい!今晩、お風呂に1滴たらして、柚子風呂にしようかなぁー。でも、工房を見学して、すごーく手間がかかっているのがわかったから、もったいなくて、ちょっとだけー」と。ミモロの今夜のお風呂は、いつもより長くなりそうです。

*「京都のしゃぼんや」および「京のくすり屋」のくわしい情報は、ホームページから、どうぞ…。また、ミモロのブログでも、両方のお店を紹介しています。そちらもぜひ…


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樹齢900年と言われる樟(くすのき)の巨木。京都で熊野詣ができる「新熊野(いまくまの)神社」。

2013-12-04 | 寺社仏閣

東福寺のそばを通る「東大路」を、三十三間堂のある七条方向へ、北に上がると、大きな樟が聳える神社があります。「新熊野神社」です。新熊野と書いて「いまくまの」と呼びます。
 
ミモロは、以前に泉涌寺に行った帰りに、ちょっと足を伸ばして、お詣りに向かいました。

京都には、熊野と付く神社が、3つあります。聖護院のそばにある「熊野神社」、新島襄の墓所のそばにある「熊野若王子神社」、そしてこの「新熊野神社」です。

世界文化遺産の「紀伊山地の霊場と参詣道」で登録された「熊野三山」。平安時代、神仏習合思想の影響から、もともと別々の起源により信仰を集めていた、熊野本宮社大社、熊野速玉大社、熊野那智大社がまとめて、一体のものとして信仰されるようになりました。 

平安時代、貴族の間で、なぜか熊野詣が大流行。初めて熊野詣をしたのは、延喜7年(907)の宇多法皇、そして花山法皇と続きます。寛治4年(1090)に初めていらした白河上皇は、それから8回。その孫の鳥羽上皇は、21回。永暦元年(1160)に34歳で初熊野体験をした後白河上皇は、なんと生涯で34回も。天皇としての在位期間は、わずか3年、31歳で、二条天皇に、譲位します。65歳で崩御されますから、34歳から34回ということは、毎年1~2回、熊野にお出かけになった計算。それでも満足できなかったのか、熊野詣大好きな後白河上皇は、住まいのあった法住寺の鎮守寺として、1164年に、三十三間堂造営を平清盛親子に命じ、さらに、さすがに熊野までは、遠く、行きたくても、簡単に行けないことから、鎮守社として創建したのが、この「新熊野神社」です。その後、長い間、京都の熊野信仰の中心地だったそう。

ちなみに、熊野若王子神社は、後白河上皇により、永観堂の鎮守社として創建されたもの。


「ホント、後白河上皇って、熊野神社が大好きだったんだねぇー」と、ミモロは、NHKの大河ドラマの「平清盛」での後白河上皇役の松田翔太さんの顔を浮かべます。「ドラマでは、熊野詣をそんなにやってなかったよー」と。確かに、あんまり出てこなかったかも…。まぁ、ドラマですから…。

しかし、「新熊野神社」は、応仁の乱で焼失、その後は、かなり荒れたようですが、江戸時代初期に徳川家から後水尾天皇の中宮となった、東福門院和子(秀忠と江の娘さん)により再興。現在の本殿は、後水尾天皇の皇子、聖護院宮道寛親王によって、寛文13年(1673)に修復されたもの。
熊野造りという建築様式で、京都市重要文化財です。ちなみに、やはり応仁の乱で焼失した、聖護院にある熊野神社も、道寛親王が再興しています。


「白河法皇や後白河上皇の時代って、ホント複雑…。昔は、奥さんの数も多く、子供もたくさんいて、人間関係がメチャクチャ複雑…みんなの思惑っていうの…それが、絡み合って…もう、わかんなくなっちゃうー」と、いつもこの時代のことになると、頭を抱えるミモロでした。

京都の歴史を見て行くと、後白河上皇、後水尾上皇のふたりがよく登場します。お二人とも、早めに譲位なさって、平家や徳川家の経済力をバックに、さまざまなことをなさったから…。また、それに加えて、お二人とも、天皇家では、ご長寿でした。「やっぱり長生きすると、いろいろできるんだねぇー」と。

さて、話を、神社に戻しましょう。

境内を歩き回ったミモロ・・・「あれー熊野古道だってー」
 
本殿の北側の小高いところに、熊野詣ができるようになっています。
ポイントには、
八咫烏や滝尻王子などのオブジェが。

実際は、かなり巡るのが大変な熊野古道も、ここなら手軽に…その気分が味わえます。
最後は、「花の窟(いわと)」へ。 
「なるほど~神社ののぼりの意味がわかったー!」

さて、この神社の入口に聳える樟(クスノキ)は、なんと樹齢900年とか。紀州熊野から運ばれた、後白河上皇お手植えの樟だそう。現在は、ご神木で、「樟大権現」として、長寿、病気平癒と共に、お腹の神さまとして信仰を集めています。
ミモロ、しっかりお詣りしないとー、食べ過ぎ予防にいいかも…。「予防じゃなくて、食べても、お腹壊さないように、お願いするんだもん…」と、熱心にお願いを…。

「新熊野神社」創建には、本場、熊野から、この樟だけなく、石や木材なども運んだというから、本格的です。

また、「新熊野神社」は、室町時代、能の世阿弥が、若い頃、興行を行ったところで、「能楽発祥の地」と言われます。

「今は、それほど大きな神社じゃないけど、盛りだくさんの内容って感じだったねぇーフ~」と、ミモロ。
さすが、歴史ある神社です。

帰り道…なにかブツブツ言っているミモロ…「ねぇ、なんで猫野神社ってないんだろ?」

*「新熊野神社」の詳しい情報は、ホームぺージで…




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東福寺そばで開催された「「窯元もみじまつり 大陶器市」。清水焼の窯元によるお得な陶器市

2013-12-03 | イベント

 
東福寺から泉涌寺のエリアは、清水焼の窯元が集まっている地域です。そこで、毎年秋に行われる「窯元もみじまつり 大陶器市」。京都青窯会協同組合に加盟する50を超す窯元や陶芸作家が、お店や自宅の前に、作品を並べ、お得な価格で提供する陶器市です。ミモロが訪れた12月1日は、その最終日です。
 一帯の窯元など10か所を巡るスタンプラリーも人気です。
細い通りが、網の目のように続くこのエリア。普段でも窯元を訪ね散策することができます。

(写真は、俊山窯の工房)

その通りに、それぞれの窯元や作家さんたちが、作品を並べて、訪れる人を迎える「窯元もみじまつり」。町は、いつもより賑やかに…。
 
 
「わーいろんな作品が並んでるーみんな個性的ー」
このエリアの中心にある「青窯会会館」では、陶芸体験やお茶などの販売も。
 
「あ、ミモロちゃん、来てくれたんだー」と青窯会理事長の森俊次さん。「はい、いろんな作品があるんですねー」とご挨拶。「楽しんでってくださいねー」「もう少しで、スタンプ全部集まるのー。抽選会に行くんだー」と、スタンプラリーの台紙を握りしめるミモロです。
 それからも、スタンプ台があることをポイントに、町の中を歩きます。

「ふーやっとこれで全部スタンプ揃ったー」と、最後に訪れたところで、力と気合を込めてスタンプを押します。

そのお店で、見つけたお福さんの湯呑。
ミモロは、その愛らしい顔が気に入ったよう…「なんか福がおとずれる気がする…これくださいー」と、
「いいもの当たるといいわねー」と笑顔で送り出され、ミモロは、抽選会場へ。
  
「はい、1回、まわしてください」「エーイ!」と気合を込めてハンドルを廻します。コロリ…黄色い玉が出てきました。「1等賞!おめでとうございまーす!」
 
「やったー!スゴーイ!」と、大喜びのミモロ。「ここから好きなものを選んでくださいね」と言われ1等の棚へ。
 
「どれにしようかなぁー」と、さんざん悩んだ末、ミモロは、お福さんの器を選びました。「小さなお福さんの湯呑が、大きなお福さんの器も呼んだみたいー。これって、ご利益じゃない?絶対…」確かに、いつも参加賞しか当たらないミモロです。
「あのねー一等が当たったんだよ」と、あまりの嬉しさを、陶器の仔犬にご報告。

来年の干支の馬の人形もありました。来年は、うま年。「絶対いい年になる気がする!」と、ミモロは、馬にまたがって、新しい年を駆ける自分をイメージします。

*東福寺の駅から、徒歩8分ほどで、陶芸の窯元が集まるエリアに到着します。京都駅からJRで一駅。東福寺や泉涌寺への参拝の折、ぜひ立ち寄りたいエリアです。イベントの時期以外でも、購入できるお店や工房もあります。*このエリアに関する情報は、「青窯会」のホームページからどうぞ。

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頭痛、ぼけ封じのご利益。「今熊野観音寺」。紅葉の見ごろを迎えた西国三十三所観音霊場

2013-12-02 | 寺社仏閣

そろそろ紅葉シーズンも終わりを迎える12月1日。ミモロは、先日行った東福寺のそばにある「今熊野観音寺」へ出かけました。
     「紅葉まつり・・・見ごろだってー」との看板を見て「まだ、間に合った~」といそいそと境内へ。
 
「まだ、きれいじゃない?」境内へと渡る橋からの眺めを楽しみながら…。
鮮やかな紅葉が、陽光を浴びて、いっそう美しく…。
ここは、西国三十三所観音霊場の第15番札所。8世紀の初めに始まり、10世紀末に花山法皇が再興したという西国三十三所の観音霊場巡り。和歌山県の那智山青岸渡寺(せいがんとじ)から、岐阜県谷汲山華厳寺までの間、約930キロを33か所のお寺を御詠歌を歌いながら巡礼するもの。京都には、清水寺、六波羅蜜寺など、7か所(番外1)があります。
ここ「今熊野観音寺」は、第15番札所で、泉涌寺の塔頭のひとつの真言宗のお寺です。

京都の西国三十三所観音霊場は、真言宗のお寺だけではなく、第18番札所の六角堂、第19番札所の革堂、第20番札所善峰寺は、天台宗、第16番札所の清水寺は、北法相宗で、ほかは、真言宗です。
「天台宗と真言宗などが、宗派を超えてるんだー」とミモロ。10世紀ごろまでに創建され、観音様を御本尊にしているところが共通項というところでしょうか。 


日本の寺院は、宗派と関係なく、阿弥陀如来、大日如来、釈迦如来などが御本尊として祀られます。ここが、外国人にとっては理解しがたいところ。「やっぱり、日本って、神さまの仏様も数が多いからじゃない?」と勝手な解釈をするミモロ。いいなぁーと思われるものを、次々に取り入れる日本らしさかもしれません。

「犬をつれて入っちゃいけないだー」そばに貼られた紙を見て…「ネコはいいのかな~」と、ミモロは特別OKです。

境内に入って、まずお詣りするのは、「子護大師」さま。弘法大師が子供を大切にするお姿の像。


そもそもこのお寺は、弘法大師空海上人が、唐から帰国後まもなく、熊野権現のお告げにより建立されたと伝えられる歴史あるお寺。後白河法皇も、熊野権現を信仰されていたそう。
また、このお寺がある今熊野一帯は、鳥辺野(とりべの)と呼ばれ、庶民の葬地であると共に、皇族の墓所が多いところです。近くには、孝明天皇の御陵もありましたね。

清少納言も、このお寺の近くで、生まれ育ったとか。 「いろんな歴史があるんだねー」と。

  
本堂は、正徳2年(1712)に建立されたもの、御本尊は、弘法大師作と伝えられる十一面観世音菩薩です。

 
この観音様は、頭の観音さまとも呼ばれ、頭痛やぼけ封じのご利益があるそう。頭痛に悩む後白河法皇が、観音様のお力でよくなったとのお話も。「あの時代は、大変な時代だから、ストレスも溜まるよねー。頭が痛くなるのもわかるね」と。
お寺では、枕カバーや頭に巻く手ぬぐいなども授与されています。「頭に巻くと、頭良くなるのかなぁー」と、真剣に見つめるミモロ。学力向上にもご利益が…。

 
「紅葉まつり」を迎えている境内。ミモロは、去りゆく秋を、まぶしそうに見つめます。

紅葉に包まれ、弘法大師さまも心なしか、嬉しそうに見受けられました。

「さぁ、窯元もみじまつりの大陶器市に行こう…」東福寺と泉涌寺の一帯は、清水焼の窯元が集まっているエリア。そこで、毎年秋に窯元が出品する陶器市が行われていました。「お得な価格で素敵な器が買えるんだってー」と、ミモロは、ウキウキしながら、そのエリアへと向かいました。


*「今熊野観音寺」の詳しい情報は、ホームページで
    

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