ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[伝統産業の日」。京都市各所で京の匠の技を発信。「京繍記念展」へ

2018-03-21 | イベント

京都市では、平成13年度に「春分の日」を「伝統産業の日」と定めました。今年も、その日を中心に市内各所で、伝統産業に関するイベントがいろいろ開催されます。

ミモロは、18日に京都岡崎の「みやこめっせ」へ出かけました。その日は、「京繍記念展」が地下1階の特別展示室で行われていました。
 
これは、「京都刺繍協同組合」「京繍伝統工芸士会」が主催する、京繍をする方の作品などが展示され、その美しい作品を広く知ってもらうための作品展です。

京繍(きょうぬい)の歴史は古く、平安遷都と共に、刺繍をする職人を抱える「縫部司(ぬいべのつかさ)」という部署が設置されたのに始まるとされます。以降、宮廷貴族や武士、豪商などを対象に、さまざまな雅な衣装をはじめ、徽章や旗など、高度な刺繍技術として、時代と共に発展してゆきます。

「おや、ミモロちゃん、お久しぶり~」とおっしゃるのは、「京都刺繍協同組合」の理事長の長艸敏明先生。
ミモロが東京にいたときからのお付き合いです。

「京都刺繍協同組合」は、その前身が明治30年に設立されたという、歴史ある協同組合なのです。長艸先生は、平成17年に理事長に就任されました。

「わ~ミモロちゃん、元気だった~。変わらないわね~」と、奥様の純恵先生。
「はい、全く変わりなく元気でした~」とミモロ。
お二人とも京繍の作家として活躍、主宰なさる「長艸繍巧房」では、お教室なども開校され、京繍の発展につくされています。

[どうぞ、ゆっくり見て行ってね~。奥で京繍体験もできますよ~」と。
会場内には、雅な京繍を施した着物などが展示されています。

「あ、ここだ~」ミモロは、体験コーナーへ。すでに何人も方々が、熱心に刺繍をしています。
「あの~ひとりですけど、体験できますか?」「はい、どうぞ~」
 

まずは、刺繍する糸を選びます。微妙な色合いの絹の刺繍糸。細い糸が何本も合わさり、それを使って刺繍します。
「この色にしよう~」

「はい、では、ここに座ってください~」と席に案内されます。そしてやり方を教わります。「なるほど~」刺繍糸を細い針に通します。「う~針穴小さい~」そう、日本の縫い針は、本当に細いもの。それも日本の技術なのです。
 
「いいですか、じゃ、糸止めしますから、後は、やってくださいね~」「は~い」ミモロは、教わった通りに、刺繍針を右手にもって、表から裏側へと刺します。
「こんな感じでいいの?」「はい、その調子で~」

なんでも始めると夢中になるミモロ。小さなハートを慎重にさしてゆきます。

なにしてるの?ミモロは刺繍の枠につかまりながら、裏側を見つめます。

「だって、左手で裏側から刺さなくちゃいけなんだって・・・」とミモロ、そう、京繍は、表側は、右手で、裏側から刺す場合は、左手で行います。つまり両手を使って刺してゆくのです。
ミモロは、手が短いので、裏側に届かないのでした。

それでも、熱心に刺繍するミモロ。後ろ姿にも真剣さがにじみます。



「やった~できたよ~」これがミモロ作の京繍によるハートです。
出来栄えは、ともかく、京繍の難しさは、十分にわかりました。

「ミモロちゃん、熱心に刺繍してましたね~」と、長艸さんの娘さんの賀奈子さん。
「うん・・・すごく楽しかった~」とミモロ。とても繊細で、手間のかかる刺繍。それを使った着物の豪華さ、美しさは、本当に芸術品。世界中に刺繍はありますが、この繊細さは、まさに日本らしい美意識です。

この作品展は、18日終了ですが、「みやこめっせ」の「ふれあい館」では、まだいろいろ企画が行われます。ぜひ、覗いてみてください。



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三条会商店街にある雑貨店「ガンディ・マート」。使いたくなる雑貨がいろいろ

2018-03-20 | ファッション

京都の二条城の南側にある長~い商店街「三条会商店街」。なんでも西日本最大級の800メートルの長さを誇るアーケードの商店街だそう。ミモロは、ときどき出かけては、商店街の端から端まで歩きます。できたのは、大正3年という長さだけでなく、歴史も長い商店街なのです。

飲食店や自転車屋さん、ファッションショップなどがズラリと並ぶ商店街は、近くに住む人たちの大切な生活の場所になっています。

その中で、ミモロが訪れるといつも覗くのが、堀川通から進み、黒門通を過ぎて数軒目にある雑貨店の「ガンディ・マート」です。

  

「ここね、楽しい雑貨がいろいろあるんだよ~」
 
店先には、カラフルな大きな入物や箒などが並んでいます。

お店の中へ進むミモロ。「こんにちは~ちょっと見せてください~」
 

このお店ができたのは、18年前。雑貨を昔から扱っていたオーナーが始めたお店です。

「ここね、なんか素敵なものがあるんだ~」とミモロは、店の中をあちこち見てまわります。
 
「わ~こんなのいいなぁ~」食器やキッチン用具など、どこか洒落たものがいろいろ。

 
アジアやアフリカでできた品をはじめ、国内の職人さんが作ったものなど、いずれもデザイン性が高いものばかり。

「あの~こういう品、どうやって選んでるんですか?」とミモロはオーナーさんに尋ねます。
「そうですね~。私がいいなぁって思うものかなぁ~」と。「ミモロも好きなものが一緒かも…」と。

フライパンなどのキッチン用具から、アクセサリーまで
 
「ホントにいろいろあって、楽しいね~」と、ミモロは、宝さがしのように気に入ったものに出会うのが楽しくてしかたありません。

 
「救急箱だけど、ほかのもの入れてもいいよね~」「このバンダナもいいかも~」

このお店には、使いやすいトートバッグも豊富です。「バスケットは、キッチンでお野菜入れたりするのにいいね~」
 

お友達への贈り物などを見つけたこともあります。「なんか楽しんだここのものって…」と、三条会商店街に来ると、どうしても寄らずにいられないミモロなのでした。

*「ガンディ・マート」京都市中京区御供町 三条会商店街内 075-822-0286 営業時間12:00~20:00 水曜休み

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京都の料理人さんに育てられたこんにゃく。「京出町 尾崎食品」の工場見学

2018-03-19 | ものづくり

「あの~また来ちゃいました~。だってすごく美味しかったんだもの~」と実は、次の日もミモロは、出町柳のこんにゃく専門店「京出町 尾崎食品」にこんにゃくを買いに出かけました。「いらっしゃいませ~」とこの日は、尾崎建太社長にお目にかかることができました。
 
尾崎建太社長は、3代目。創業者のおじいさまは、戦前からいろいろな事業をなさり、戦後始めたのがこんにゃく製造でだったそう。「この場所は、昔は大きな料理旅館があったんだそです。」現在、本社と工場がある場所は、河原町通から鴨川沿いまで続く、奥行きのある広い敷地になっています。

「この場所を選んだのは、貴船から流れる水脈など、清らかな水が豊富だったことで、水に惚れ込んで選んだと聞いてます」と。下鴨神社のおひざ元、その水には、なにか神秘的な感じさえ漂います。

「じゃ、よかったら、工場の中見ますか?」「え?いいんですか?うれしい~」とミモロは、尾崎社長について工場の中へ。
 「こんにゃく工場って初めてです~」と、やや興奮気味のミモロ。

「そう、こんな町中にあるこんにゃく工場は、たぶん全国でも珍しいと思いますよ。きっと京都ではうちだけじゃないかなぁ~」と。

こんにゃくは、豆腐同様、良質な水が豊富な場所で作られます。「でも豆腐は作りたてのものが美味しいけど、こんにゃくは、ある程度、寝かせることで味や食感が熟成されるんです。それに保存期間も長いので、多くの工場は、郊外に作るのが一般的です」と。

「え~こんにゃくって、寝かせるの?」
大きなプラスチックの容器の中に、まだカットされていない大きなこんにゃくが沈んでいます。

「そう、作ってから2、3日は寝かせると美味しくなるんですよ」「え~知らなかった~」

「こんにゃくは、豆腐より、食べるまでにかなり手間と時間がかかるんです。作る工程も多く、また出荷までにも時間が必要。さらに煮つけたりといろいろ調理するのが普通ですから・・・」「うん、確かに冷ややっこみたいにはいかないね~」とミモロ。

大きな機械が並ぶ広い工場。ここでは、伝統の技を使い手間をかけた品と、大量に生産する品の両方を製造しています。

「これなんだろ?」と覗くのは、深さ3メートル以上ありそうな大きな機械。
材料を混ぜて、型に流す工程を行います。
なんと2トンという表示もあります。つまりこんにゃくの製造は、大量に作ることを前提に最新の機械の導入が必要で、お豆腐屋さんのようなところが少ないことがうなずけます。

冬場のおでんの時期などは、こんにゃくの需要も急増。「尾崎食品」では、神戸工場もフル稼働で生産にあたるそう。

さて、京都の本社工場では、京都らしいこんにゃくの製造が行われています。
それが、トウガラシで色をつけた「赤いこんにゃく」
 
滋賀県名産の赤こんにゃくとは、赤色をつける材料が違います。
「このこんにゃくは、京都の料理屋さんの要望で作ったんです」と尾崎社長。

京料理や精進料理に欠かせないこんにゃくですが、「なんか味気ない色やなぁ~」という料理人。白やグレーのこんにゃくではなく、より華やかな雰囲気が求められました。そこで試行錯誤を繰り返し、できたのがトウガラシの赤を使ったもの。「この色、平安神宮の鳥居の朱色ににてるでしょ。京都のイメージにもなるかな~。でもこの色を定着させるのは、大変だったんですよ~」と。たぶん京都にしかないこんにゃくです。

「うちは、町中にあるこんにゃく屋なんで、料理人さんたちの要望に応えることができるんです。だから今も多くのお寺や料理屋さん、旅館などとお付き合いをさせていただいて、まさに育てていただいたって感じですね~」と。
精進料理を出す寺院、またお茶会などを仕出し屋さん、もちろん有名な料亭や料理屋さんなどとの取引が多いという、まさに京都らしいこんにゃく専門店なのです。

「でかい~長~い」とミモロが驚くのは、カット前のこんにゃくと糸こんにゃく。
 「わ~何人分になるんだろ?」

工場の一角で、真剣に何かを見つめる職人さん。「あの~なにしてるんですか?」
ライトボックスの上にこんにゃく
「これは、製品の中に異物が混入してないかチェックしてるんです」と。「すごい、そこまでやるんだ~」と感心しきりのミモロ。製品への信頼を築く、真摯な姿勢が伺えます。

「あの~そこは何してるの?」「ここは、ところてん作ってるんですよ」と。「規模が大きい~」とミモロ。
 

また少し離れた場所では、製品の最終確認や出荷の手配が…。
「あれ?面白いTシャツ」
「尾崎食品」オリジナルTシャツには、こんにゃくで健康になった様子が描かれています。

「どう工場?面白かった?」「はい、すごくびっくりしちゃった~こんにゃくっていろいろ可能性広いんですね~」


「尾崎食品」の製品は、時代のニーズに沿って、さまざまなものが開発されています。


最近は、健康のために、こんにゃくを食材にする傾向は、さらに高まっているそう。ダイエットだけでなく、体の中から毒素の排出を促す働きが昔から知られています。またコレステロールや糖質、脂質を気にする人には、それを抑えられることから需要が高まっているのです。

子供からお年寄りまで安心して食べられるジュレも好評。


「こんにゃくもっと食べま~す」とミモロ。
通販でも購入可能。また出町柳のワゴンには、ここだけで販売される「ドッド・こん」や、お得な品や、お惣菜なども。ぜひ一度、覗いてみてはいかがでしょ。

*「京出町 尾崎食品」の詳しい情報はホームページで

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「京都・出町 尾崎食品」。出町柳にあるこんにゃくの専門店

2018-03-18 | グルメ

出町柳の駅から、徒歩5分ほど。河原町通と今出川通の交差点を北に少し進んだ東側に、「京蒟蒻 出町 尾崎」と書かれた暖簾がワゴンに下がるところがあります。
 
店先に並ぶワゴンの上には、袋詰めにされたこんにゃくやそれを使った商品がいろいろ並べられています。

「ここで買えるのかなぁ~」とミモロは、いつも前を通るたびに気になっていました。

自転車を降りて、ワゴンを見ていると、中からお店の方が…。
「あの~ここで買えるんですか?」「はい、ここでは、奥の工場で作ったものを売ってるんですよ」と。


ここ「京都・出町 尾崎食品」は、昭和25年創業の和食材の製造・販売をするお店。こんにゃくをはじめ、くずきり、ところてん、ぜんまいなど和食に欠かせない食材を、幅広く手掛けています。

   
一口にこんにゃくと言っても、その種類は多彩で、四角い板こんにゃく、糸こんにゃく、さしみこんにゃくという馴染みのものから、ごはんに入れて炊く「米こんにゃく」、味が沁みやすいように切り込みが入ったものなど・・・。
「こんなにいろんな種類があるんだ~」と驚くミモロです。

ここでは、こんにゃくの原料のこんにゃく芋は、産地である群馬県の最高級品を選び、こんにゃく製造の水は、沖縄諸島や高知などで採れる花崗岩を溶かした微鉱精ミネラル水を使用し、熟練した職人により、伝統の技と最新の設備で製造しています。


「どれにしようなか~」といつもように品選びに悩むミモロ。

「ほかの品は、いろいろなところで買えますが、ここだけしか買えないものがあるんです。試食してみます?」と。
「試食?するする~」と目を輝かすミモロ。
 
その品は「ドット・こん」という今風の名前の品で、カットしてわらびもちのように、黒蜜ときな粉を掛けていただきます。
 
「はい、どうぞ~」「いただきま~す」とパクリ。「なんか弾力があるわらびもちみたい~。う~くずきりにも似てる~」なんでもこの品を作るのは、なかなか手間がかかるそう。それで大量生産ができなくて、ここだけしか売ってないのだとか。
「美味しいね~」とミモロ。さっぱりとした味と滑らかな口当たりは、これからの暑い季節にぴったりのデザートになりそう。

こんにゃくは、低カロリー・低コレステロールの健康食品として知られます。そのこんにゃくの特性を使った美味しくて低カロリーな食品も開発されていました。
 

マンナンという成分は、食物繊維も豊富で、デトックス効果も期待され、体の中から健康に導くもの。

「あの~これ食べたら太らないのかな?」とミモロ。スープなら1食あたり約70kcal,リゾットも68~92kcalとかなり低めのカロリーです。

レトルト食品で温めるだけでいただける手軽さは、ちょっとお腹が空いた夜食にもぴったり。

あのね~いくら低カロリーって言っても、たくさん食べたら太るのよ。「粗食の過食」は太る元です。

「あ!石鹸もある~」体を外からもキレイにする石鹸もありました。


「あの~これください~」とミモロは、糸こんにゃくと「ドット・こん」を購入。
家でごぼうと牛肉、そして糸こんにゃくで煮物を作りました。
「え~このこんにゃく美味しい~歯ごたえがあって、いつもスーパーで買ってるのと味が違うよ~」と。
そう、確かに美味しいのです。


「冬の間に体重増えちゃった~」とちょっと気にしているミモロ。「こんにゃくを上手に料理に使って、お腹が空かずに体重減らそう~」と。

「また買に来ま~す」とお店の方に。「また美味しいもの見つけちゃった~」と嬉しそうなミモロです。

*「京蒟蒻 出町 尾崎食品」京都市上京区青龍町244  075-231-5066営業時間8:00~17:00 日曜祝日休み
 


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お雛様のお片付けのお手伝い。「京空間 mayuko]。24日にはお座敷シネマを開催

2018-03-17 | 体験

3月11日まで開催されていた醒ケ井仏光寺の「京空間mayuko」での「雛かざり」。「ミモロちゃん、お片付けのお手伝いに来てくれる?」と、お友達の黒田さんと気谷さんに言われたミモロ。「うん、行くね~」と、エプロン持参で張り切って出かけました。
 
お座敷には、すでに雛人形をしまう木箱が積み上げられています。

「ミモロちゃん、よろしくね~」と、このお家の黒田さんと気谷さん。
「はい、任せて~」とミモロ。ネコの手ながら、なかなか役立つということでお声がかりが…。

「え~と、どこから仕舞うの?」と雛段を前に…


「じゃ、ここから~」と、ミモロは、お気に入りのイケメンの右大臣のそばへ。
そこから行くか~「だって、気になるもの~」とミモロ。

お人形は、一体ずつ丁寧に紙に包んで箱に納めます。「まずは、お顔をティッシュで包まないとね~人形は顔が命でしょ!」そしてそれぞれの人形が持つ小物も紙に包み、人形のそばにいれます。

「お雛様って、何年かすると、小物がなくちゃうんだよね~」そう、なぜか行方不明になってしまうものがあります。

次は、雌雛の前に・・・木箱には、「大木丸平」の人形であることを示す紙が貼られています。
 
「ちょっと貸してね~」とミモロは、扇を拝借。お雛様気分を味わいます。


雄雛にもお願いを…。烏帽子と剣を拝借。
 

「ねぇ~仕舞う前に犬のお散歩させて~」とお願いするのは、チン引きの人形です。
「だめ~」とそのお人形。手から綱が外れませんでした。

それぞれの人形を納める木箱・・・。また人形以外にもいろいろな小物がたくさんあります。それをひとつずつ箱に入れてゆく作業は、なかなか時間がかかります。
 

「お雛様、傷まないように丁寧に箱に入れなくちゃね~」とミモロは、周囲に柔らかな紙などを入れてゆきます。

ミモロ、いつまでも箱にいると、蓋閉められて1年間出れなくなっちゃうわよ~。

「え~そんな~」と慌てて箱から出るミモロでした。


2時間ほどで人形は、箱に納められました。
「レッドカーペット・・・」と言いながら、金屏風の前で踊るミモロ。

雛人形がいない雛段で遊ぶミモロです。「さぁ、ひと休みしましょう~お茶の時間ですよ~」との声。
「お茶の時間?」と聞いて、雛段を急いで降りるミモロです。

「ミモロちゃん、そこに座って~」「は~い」

「おいしそうなお菓子もあるんだ~」


「美味しいね~」お手伝いの楽しみは、おやつ・・・?

1年間、また静かなときを過ごす雛人形たち。ここには、お嫁に行ったお嬢様たちのお人形も里帰りし、毎年、三台の雛段がお座敷に飾られます。最近は、お雛飾りをする家が、京都でも少なくなっています。「だって、出したり、お片付けするの大変だから…」という声が。「でも、お雛様、ずっと箱の中に入れっぱなしじゃ、かわいそう・・・」と思うミモロなのです。

ミモロの家のお雛様は、小さいので簡単に出し入れできるもの。だから、本格的な雛飾りのお手伝いは、楽しみなのでした。

「ミモロちゃん、お疲れ様~お手伝いありがとう~」と言われ、嬉しそうに「また呼んでね~」と答えます。


ここでお知らせ・・・
「京空間mayuko]では、3月24日に「ニューヨーク京都シネマ座敷」というイベントを開催します。
NY発のインディペンデント映画祭「ニューヨーク・ジャパン・シネフェスト」の短編作品をお座敷で観賞するもの。
当日は、映画鑑賞だけでなく、投扇興や煎茶会も行います。
第1部 10時~13時、第2部 14時~17時。参加料2000円(おみやげ付き)各20人の定員。先着順。
そして第3部 17時~19時 は、京都出身の深田祐輔監督の「after maiko」の上映会とトークショー 参加料1000円。定員20名先着順。すべて要予約。
申し込みは、075-351-0326 京空間mayukoまで
住所;京都市下京区要法寺町445 


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