ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

秋の京都特別公開。洛西の紅葉を愛でる「浄住寺」

2018-11-25 | 寺社仏閣

紅葉狩りを楽しんでいるミモロは、お友達と西山の「浄住寺」に出かけました。

「ここ、12月2日まで秋の特別公開してるんだよ~。紅葉の名所なんだって~」とミモロ。

ここは、嵯峨天皇の勅願によって、大同5年(810)に慈覚大師が天台宗のお寺として開創したと伝えられます。
応仁の乱で荒廃し、永禄10年(1561)に全焼。それから時を経て、貞享4年(1687)に黄檗宗の僧 鉄牛道機によって再興され、黄檗宗の寺院になりました。

境内には、位牌堂、開山堂、寿堂など黄檗宗寺院ならでは中国風の諸堂が一列に並んでいます。

その参道には、両脇に楓が茂り、紅葉のトンネルのようになるはず…
「あれ?なんか写真と違う…」と参道を進みながらキョロキョロ。


どうも紅葉には早かったようです。「う~今年、なんか外れちゃう・・・」紅葉の見ごろを逃しているミモロです。

「ここも本当は、紅葉で真っ赤なはず…う~残念…」とミモロ。でも「まぁ、これはこれでいいや~」というとお庭を歩き始めたミモロです。

境内には、竹が茂る庭があります。
「四方竹だって~」そう、ここには、珍しい四角い竹があるのです。
 

「あ、こっちの竹も珍しいね~」こちらは、亀甲竹です。
 

「ミモロちゃん、本堂に参拝しましょう~」とお友達。「は~い」とミモロは、お友達の元へ駆け寄ります。

参拝したミモロたちは、特別公開されている方丈へ向かいました。
そこには、狩野永岳筆の「雲竜図」の衝立などが拝見できます。

方丈の南側には、池のあるお庭が広がって、方丈からゆっくり観賞できます。


境内には、紅葉した楓も…「全部じゃないけど、キレイだよね~」と眺めるミモロです。


*「浄住寺」京都市西京区山田開キ町9 特別公開は。12月2日まで。9:00~16:00受付時間。拝観料600円 交通 阪急「上桂駅」徒歩10分。通常非公開。

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西山の紅葉の名所「西山浄土宗 総本山 光明寺」へ。やっぱり見ごろは来週以降かも

2018-11-24 | 寺社仏閣

お友達といっしょに、京都各所へ紅葉狩りに出かけているミモロ。この日は、西山の「浄土宗総本山 光明寺」を訪れました。
  
山門のそばで鮮やかな紅葉がお出迎え。「わ~すごい~紅葉期待しちゃうね~」といいながら境内を進みます。

「あれ?あんまり紅葉してない~。ここって、紅葉のトンネルみたいになるんじゃないの?」とキョロキョロ。
 
ときどき鮮やかな枝を見ることはありますが、全体的なダイナミックな紅葉はまだ先という感じ。
「ちょっと来るの早かったかな~」と、今年は、早めに行動しているミモロでした。
参道には、約500本の楓があり、石段をもみじが赤いじゅうたんのように散る景色を想像していたミモロですが、まだ周囲の楓は青さが目立ちます。また、ここも今年は台風の影響で、多くの楓が被害を受けたそう。

参道を進むと売店が…。「なに売ってるの?」と興味津々。
 
この地域の名物の筍をつかった佃煮などがおいしそう。小さなお地蔵さまの人形などもありました。
「もしかしてミモロちゃん?なんか見たことあります~」と長岡京市の観光協会の皆さんが、地元の産品のPRに。

「これ美味しそう~」とお友達は、さっそく筍の佃煮を購入。


ミモロたちは、御影堂などを参拝します。
 

ここ「西山浄土宗総本山 光明寺」は、ご本尊は、阿弥陀如来。建久9年(1198)に法力坊蓮生(熊谷直実)が法然上人の勧めにより念仏三昧院を開いたことに始まります。源平の戦いでその名をとどろかせた武将の熊谷直実ですが、戦いでの罪業を償う道を求めていたのでした。

立派な建物が連なる境内。御影堂には、法然上人自作と伝えられる「張り子の御影」が祀られています。
その張り子は、法然上人が若いころ、お母様と交わした手紙から作った粘土で作られたものだそう。


山腹を境内にするお寺の中には、なんとエレベーターが。
「参拝する方への配慮だね~」と驚くミモロ。きっとご高齢の参拝者が多いのでしょう。

釈迦堂などにも参拝。「大きなお寺だね~さすが総本山」
「落ち着くね~」
お庭を眺め心安らぐひとときを過ごすミモロです。

「まだちょっと早くて、ダイナミックな紅葉は見れなかったけど~。十分秋を感じる景色~」と。

そう、全体的な紅葉はまだ少し先。でも十分キレイな景色。

「いろいろな色が混ざってる紅葉って好きだな~」


「紅葉の特別入山」は12月2日まで、9:00~16:00.この期間は、釈迦堂で普段公開されてない寺宝の公開も行われています。拝観料は500円。一般車両の駐車場はなく、JR長岡京駅、阪急長岡天神駅から臨時バスが11月29日まで運行されています。

「来週くらいに来てみたら~きっと12月ごろまで楽しめるかも~」



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2018秋の特別公開。鹿ヶ谷の「霊鑑寺」。紅葉と苔が美しい門跡寺院

2018-11-23 | 寺社仏閣

12月2日まで開催される「2018京都秋の特別公開」。この日、ミモロは、鹿ケ谷の「霊鑑寺(れいかんじ)」を訪れました。
「ここだよ~」
鹿ケ谷の「安楽寺」や「法然院」にほど近い「霊鑑寺」は、通常は非公開寺院で、春の椿の時期と秋の紅葉のシーズンに特別公開されています。
  
公開が開始される朝10時に門前に到着したミモロ。「朝は、人がまだ少ないから、のんびり過ごせるね~」と。
門から紅葉がミモロを迎えてくれました。
 
「秋に訪れたのは初めて~。春の椿は、すごくキレイだったよ。でも、秋も風情があって素敵~」とお庭を鑑賞。

ここは、臨済宗南禅寺派の尼門跡寺院で、歴代の皇女さまが出家し、ここでその生涯を過ごされた場所。「谷の御所」とも呼ばれる門跡寺院らしい雅さが漂う寺院で、狩野派による襖絵などいたるところに御所を思わせる豪華が設えが見られます。

承応3年(1654)に後水尾上皇の皇女、多利宮が開基とされる寺院で、後西天皇の御所などを拝領し、現在の場所に・・・。ご本尊は。如意輪観音。その厨子の前にかかる幕には、皇室の菊のご紋章と徳川家の三つ葉葵の紋が施されています。後水尾上皇の奥さんは、徳川将軍秀忠の娘和子。徳川家がさまざま支援を行っていることがわかります。
 
後水尾上皇の皇女は、他にも7歳ぐらいで御所を離れ出家し、尼門跡寺院で生涯を終えた人が多くいらっしゃいます。
「すごく豪華なお住まいだけど、ママと離れて暮らすの寂しいね~」とミモロ。特別公開では、出家した幼い皇女さまが、遊んだ双六や愛した人形なども公開されています。その中に、かわいい子犬の人形も…「きっと抱っこしたり、首に綱つけてお散歩ごっこしたんじゃないの~」と想像するミモロです。

30人以上いらっしゃる後水尾上皇の皇子と皇女。その多くは、幼くして命を落としたり、また出家なさっています。
「みんなどんな気持ちで、お寺で過ごしたんだろうね~」。ここには、開創以来、歴代の皇女さまが尼門跡として暮らしています。

ミモロは、山裾に広がる回遊式庭園を巡ります。
「ヨイショ~」苔の美しい石段を上ります。

「わ~キレイ~」緑の苔の上に散った花びらは、侘助の一種。ここは30種類以上の椿が庭に植わっています。
 

「紅葉もキレイ~」もう少したてば、もっと色づくはず…
 
「来週くらいが見ごろかも~」


「朝の開門と同時に入るのおすすめだね~」静かな庭をゆっくり眺められる貴重なひとときです。


*「霊鑑寺」京都市左京区鹿ケ谷御所の段町 交通 市バス「錦林車庫前」から徒歩10分。公開は、12月2日まで10:00~16:00受付


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「東福寺」に行ったら、ぜひ訪れたい「窯元もみじまつり」30軒の京焼などの窯元の陶器市

2018-11-22 | イベント

京都の紅葉の名所のひとつ「東福寺」。今年も大勢の観光客が訪れています。
ミモロは、今年も見物に・・・。でもミモロのお目当ては、紅葉だけではありません。
「あのね~11月25日まで、東福寺と泉涌寺のエリアで、『窯元もみじまつり』っていう陶器市やってるの~」と。
 
泉涌寺エリアは、京焼、清水焼、泉涌寺窯の窯元が集まった焼き物のエリアでもあります。この時期、そのエリアでは、「京都青窯会協同組合」に所属する窯元が、日ごろ公開されていない工房を公開したり、またお得な価格で作品を販売する大陶器市の「窯元もみじまつり」が行われます。

 
ミモロは、「すてきな器がいっぱい並ぶんだよ」と、お友達を誘って出かけました。

「スタンプラリーしながら、窯元を巡るのが楽しんだ~」
「ここでもスタンプ押さなくちゃ~」
マップになっているスタンプラリーの用紙を持ちながら、次々に窯元を巡ります。

「わ~いろいろ素敵な器がある~キャ~すごくお買得になってる~」
  
そこには、伝統的な絵柄からモダンなデザインのものなど、さまざまな器が…

「ここ、作業してるところが見学できるんだ~」と、工房を見学することも可能です。
 

7つのスタンプを集めて、30軒の窯元の1つどこかでお買い物すれば、くじに参加することができます。
「やった~全部スタンプ集めたよ~」と、それをもって「青窯会会館」へ向かいます。
 
「はい、福引やってください~いい賞品当ててくださいね~」といわれ、まずお友達が。「特等当てて~がんばってね~」と応援します。

「あれ?白い玉・・・」「はい、4等です~」と係の方。残念・・・今度はミモロの番「頑張って~ミモロちゃん!」とお友達の声援を受けて、気合いを入れるミモロです。「よ~し。エ~イ!」とハンドルを回します。
「あ、白い玉…」
う~ミモロも4等。箸置きをもらいました。

SNSなどで、このイベントのことを投稿すると、記念品がもらえます。「はい、どうぞ~」ブログやインスタで発信するミモロは、記念品もいただけました。
「ありがとうございます」

週末は、利き酒やろくろ体験なども行われます。ぜひ訪れてはいかがでしょ。素敵なものが見つかるかも…。

ミモロたちは、それから「東福寺」に紅葉見物に足をのばします。

そこには、大勢の観光客・・・でも、今年は昨年より、鮮やかさがちょっと・・・との声がしきりに・・・。
「でも、まだ少し早いんじゃない?もう少したてば、もっと色づくかも…」
 

「なんか楽しかったね~」とミモロ。紅葉といろいろな焼き物を楽しんだ1日。
訪れた窯元で、もらった小さな鳥の置物を前に、ニッコリするミモロでした。



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ミモロの紅葉狩り2018.「金戎光明寺」と塔頭「栄摂院」そして「真如堂」へ

2018-11-21 | 寺社仏閣

京都の紅葉のシーズンが始まり、各所の紅葉の名所で「秋の特別公開」やライトアップが行われ、ミモロは、連日、おでかけです。

この日、お友達を誘って向かったのは、京都岡崎「平安神宮」の北側に位置する「金戎光明寺」です。
 
浄土宗の京都四ヶ本山のひとつです。ちなみに「浄土宗京都四ヶ本山」は、総本山知恩院、百万遍知恩寺、清浄華院とここ「金戎光明寺」です。

「秋の特別公開」では、山門と庭園が公開されています。(12月2日まで)
京都の町を一望できる山門に上がり、景色を楽しんだ後、ミモロたちは、ご本尊の阿弥陀如来さまを参拝し、公開されているお庭に進みました。「ここ、ミモロ、何度も来てるんだ~」そう、このお寺は、幕末、会津藩の本陣になった場所。
今回は、松平容保など尾張出身の殿様たちの写真なども公開されています。

お庭では、紅葉が始まったばかり。「う~もう少しかなぁ~」
 
でも一部の楓は、鮮やかな赤に変わっています。「来週の方が紅葉キレイかもね~」とミモロ。

お庭の中をトコトコ歩き、「あ、これネコ足かな~?」小道に敷き詰められた石に亀やネコ足を見つけました。
 
さすがミモロ、よく気が付きました。ぜひ行ったら探してみてください。

「アフロヘアの阿弥陀様もここの人気者なんだよ~」
墓地の入口にいらっしゃる石仏は、観光客にも大人気です。この独特なヘアスタイルは、長い間いろいろ思惟をめぐらし修行され、螺髪(らほつ)が長く伸びたお姿なのだそう。全国に16体見られるそうです。

さて、このエリアでぜひ訪れた紅葉の名所と言えば、「栄摂院」という「金戎光明寺」の北西にある塔頭です。
 
お友達に案内されて、門の外から中を覗くと、「わ~赤い紅葉が見えるよ~」。

ここは、普段は門内に立ち入ることができませんが、紅葉の時期だけ特別公開されています。
「あれ?拝観料いらないの?」そう、なのでぜひお志を納めましょう。

お庭を望む縁でしばし紅葉を眺めます。
「ミモロちゃん、すてきな場所でしょ?」とお友達、「うん、ここ知らなかった~」
ミモロの視線の先には、真っ赤な紅葉が…。
  

「すてきな枯山水のお庭だね~」

江戸初期に徳川家康に仕えた武将 木俣守勝が創建しました。

境内の奥には、「黒谷明星水」と呼ばれる京の名水の井戸があります。
「お水見えるかな?」
このお水を使い、かつてはお茶を楽しんだ人も多かったそう。今は、使用されていません。


「ここも、来週来たらもっとすごいかもね~」とミモロ。

この日、最後に訪れたのは、「真如堂」です。
 
毎年、紅葉を見物に訪れる場所。「でもなんか今年は、まだって感じ~」とミモロ。
それでも境内を歩きまわると、鮮やかな紅葉に出会うことも…
  

「今年、紅葉遅いみたい~今日も温かいもんね~」
昨年は、今頃、見事な紅葉が見られたのですが、今年は遅め。「でも、長く紅葉楽しめるってことでしょ!」
そうともいえるかもしれませんね。鮮やかな紅葉・・・ぜひ楽しみに京都へ

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