カウンターで飲んでいるとカウンターの中のいろんな話が耳に入ってきます。
これが勉強になります。
新しいバイトに厳しい(?)指導の声。
それは「アホボケカス!」の怒号ではなく、論理的に丁寧に指導していました。(言葉はキツイけど…)
例えばこんな感じです。
「この料理、運んでいいですか?」
「アカン理由を言うてみ。いちいち聞くな!」
YES/NOで聞くな、自分で考えろ。
質問はWHYで聞けということですね。
「ドリンクの担当は最初に何をチェックしないといけないのか。それは何のためか。」
「何故、グラスの拭く布巾は違うのか。」
聞けば当たり前の事なんですが、最初にそれをきちんと説明します。
その上で、状況に応じて自分たちが考えて、このお店をお客様が満足できるように動くことを指導していました。
業種は違うけども会社の人材育成と一緒です。
広い意味では日本の次の世代を担う人を育てることにも共通するところがあります。
ホントに勉強させていただいております。
そんな会話を聞いている中でスゴい!と思ったのは、プロの聴覚です。
視線は料理に集中していても、耳は店内全体を把握してます。
お客さんの「すいませーん」の声へのリアクションはもちろん。
洗い物をしているスタッフに「変な音したで。グラス割れたんちゃうか?」
「食洗機の設定がちゃうんちゃうか?」
見なくても音で何がおきているのかわかってしまう。
これがプロフェッショナルですね。
料理を提供するお店はプロ。
それにお金を払う我々も、ある意味もっとプロ意識を持たないとダメなんじゃないでしょうか。
料理を提供するプロ vs 料理を楽しむプロ
もっともっと高いレベルで戦い(?)たいですね。
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