ちょっと時間があったので、今、飲食業界で話題になっている(らしい)『吉呑み』に行ってきました。
『吉呑み』とは『吉野家』のちょい呑みメニューです。(もちろん通常メニューもあります)
『吉呑み』があるのは駅前や繁華街が中心で、ロードサイド店では実施していないそうです。
明石駅の『吉野家』で『吉呑み』 (明石店の『吉呑み』は17時から23時まで)
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つまみになりそうな「牛皿」「お新香」以外にも、「牛煮込み」や牛丼のタレで煮た「煮玉子」
牛丼とはまったく関係ない「子持ちししゃも」「焼きイカ」「ブロッコリーの胡麻和え」などもあります。
牛丼の価格競争、ライバル店のワンオペ問題によるメニュー絞込みが行われている環境での『吉呑み』戦略。
吉野家さんの戦略は興味がわきますね。
多分ターゲットはもともと牛丼を食べていく人。
具体的な顧客ポートフォリオは、30代の男性サラリーマン一人客かな。
競合相手は、手軽な食事中心の他の牛丼屋さんやうどん屋さんから、立ち飲み屋さんに変わります。
立ち飲み屋といえば「串かつ」や「おでん」が定番メニューですから、ちょっと違いがあります。
メニューやサービスで『吉野家』ならではの個性が出せるかですね。
牛丼からメニューが増えオペレーションコストがかかります。
単純には、回転率をあげて顧客数をふやすか、客単価を上げる必要があります。

サービス価格の生ビール(250円 ※通常300円)、牛煮込み(350円)、煮玉子(100円)で、合計700円でした。
牛丼並(380円)だけで帰ることを考えれば、客単価はあがっているんでしょうね。
ビジネスとして成功するのか、ちょっと注目してみたいと思います。