えりもは「チシマセンブリ」の群生地 そしてそこに「糞の塊」 これは何の糞なのだろう?
えりもの百人浜の近くに「チシマセンブリ」の群生がひろがっていました。昨年はさほどの群がりを示さなかった場所だったのに、今年は驚くほどの個体数の花が咲いていたのでした。
チシマセンブリの花
一年と言えず植物の群がりの状況は変化する物なのですね。浜に抜けるその平地の車の通る場所の草地にも綺麗にチシマセンブリが咲いていたのです。撮影に参加した者たちが、それぞれ自分の撮影場所を見付けて広がっていきました。
チシマセンブリの群生に魅せられて次から次に撮影しているのですが、撮影枚数が多くなるともうこれぐらいで止めようかという気持ちになります。
それぞれが、もうこれぐらいで止めようかなという気持ちなるのです。そして引き上げ途中に、ある人がはたと気付いた物があります。
それは「ある動物の糞の塊」でした。山歩きに慣れている Eさんの言によると、「動物の糞の消去方によると、これはクマの糞と思われる」と言うのです。
「まてまて、この浜近くのだだっ広い平地にまでクマが来るのだろうか?」 誰もが疑問の顔でお互いの顔の様子をうかがっていました。
「クマの糞」と消去方から考えた糞
カムイラビットがかってオホーツクの紋別市に住んでいた当時、裏山の「大山」にクマの糞が見つかり、大山にクマ出没」と地方新聞でクマが出たと騒がれました。数日後報じられた所によると、「あれはクマの糞では無く、馬の糞でした」とのことでした。素人目にみるとなかなか動物の糞の区別がつかないという事をその時実感したのでした。
さあて、本当にクマの糞なのだろうか。疑問を持ちながらえりもからの帰り道、アポイ岳の施設に立ち寄り学芸員にクマの糞についてお聞きしました。「動物の食べ物の違いや季節によっても糞の状況が違うので形もいろいろです」というのです。
学芸員がパソコンでクマの糞の画像を開き、見せていただいたのですが、私が撮影した糞と似かよっているのか確かめたのですが、確実なことは分かりませんでした。パソコンの画像がさっぱりはっきりしていませんでした。
「クマは海岸近くまで行く事もあり、えりものチシマセンブリの場所あたりまでは行く事があるでしょう」との事でした。
もちろん鹿の糞でもなく、キツネの糞でもなく、牛の糞でもなさそうだ、馬の糞ともみる事も出来ない。ならばやはり「クマの糞」ということしか残らないのです。カムイラピットは今までにクマの糞を見た事がなく、今は先人の言うままの結論ということになっています。
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