想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

三日月と明けの明星

2016年01月08日 | エッセイ

 

 朝早く起きて歩き始めると、暁の空の上の方に三日月があり、明けの明星が燦然と輝いて見えた。太陽が上ってきても、しばらくは見えていた明けの明星に、清々しい朝を彩る品格すら感じる。

 特にその日は三日月にしっかりと寄り添っていたのが、あの明けの明星、金星である。その姿は、カップルのようでも、家族のようでもあり、ほほえましい天空のドラマを見ているようだった。

 ここから、どんな物語が始まっていくのかなと、イメージは膨らんでいった。そんな、ことを考えながら今日も朝のウォーキングをしていた。

 寒いはずの冬の夜空も二人の姿を見ると、温かくほほえましく感じた。まさに、そこには自然のドラマが始まらんとしていた。

 これは1月7日の朝の写真である。月と金星がこれだけ接近したのも珍しい。三日月と金星のコラボはこうして始まっていた。

 誰がこのシナリオを書いたのだろうか、そんなことも私の脳裏をかすめた。

 下の写真は上の一部を拡大してうつしたもの、物体は大きく撮れてわかりやすい。

 仲のよい、二人がまるで、宇宙でランデブーしている感じだ。三日月にブランコでも下げて、そこで、遊んでみたい気分だ。そして、三日月から金星に乗り移って見たい気もする。こどもなら、そんな空想もうかぶだろう。実にファンタスティックな感じがする。こうしていると、童話にでもなりそうなイメージの世界がかいま見えてくる。

 次の日の朝、目を向けると、もう金星は右斜め上に行っていた(点にしかみえない)。自然とはままならぬはかないものだとも思う。

 今後、二人が近づくのはいつになることだろう。気長に見守っていきたい。

 それにしても、昔からか語られ夢を与え続けて来た天体ショウ…。こんな所にも繰り広げられていたんだなと思うと宇宙の壮大な懐(ふところ)の広さに驚くばかりだ。

 まだまだ、私たちは自然の前で謙虚になり、自然から学ぶべきことがいっぱいある気がする。

 Viva nature! 自然に脱帽!

 自然よありがとう。こんなにきれいなドラマが見られるなんて、自然はすばらしい。その演出に感謝するよ。

撮影はすべてIphon6s 

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