想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

NHKアナ逮捕

2016年01月12日 | エッセイ

 

震災6年1月13日 

 麻薬の問題もNHKまでついに来たかと驚いた。アメリカでは日常茶飯事の出来事らしいが、日本でも、今まであれほど堅かったはずのNHKアナまでもが、麻薬で逮捕されたという記事を目にし驚いた。

 麻薬も色々あるらしいが、もともと、薬の最たるものであり、本来人間の持っている自然治癒力という考え方からして、本末転倒の出来事であった。
 
 ちょっと、調べただけでも依存性薬物の種類はきわめて多い。アルコール・睡眠薬、抗不安薬 ・せきどめ薬・シンナーなど・覚せい剤・マリファナ・LSD・ヘロイン・コカイン・ニコチン 

 最近、私が気になっていることが、義務教育でノーマライゼーションが叫ばれるようになった影響もあるだろうが、ADHDはじめ色々な精神的な症状を持った子供が入学してくる。そして、席を離れ、落ち着かない子には医師も落ち着くようになる薬を処方しているやに聞いている。

 そして、やたらと、症状に名前を付けたがるようである。これなども、医学と人の幸せをどう考えているのかと思ってしまう。薬を処方させるにはその方が都合がいいからだと勘ぐってしまう。何の為の医学だろうかと思う。

 心の病は薬で治すのでなく、もっと、原始的は人とのふれあいの中で直して行った方がいいのでないかと思う。どうも、世の中の流れが速すぎる様な気がする。そんなに急いでどこへいく?人間よ。という感じだ。

 世の中晴れの日もあれば雨の日もあるのだ。たまたま、雨の日にすぐ直そうとして薬を処方してどうする?と、言う感じだ。ほっておいても、暫く立てば雨はやむのだ。薬のせいではではなく、諸行無常だから、自然にそうなるのだ。水が高きから低きに流れるように体の状態もなっているのだ。

 だいたい、風邪薬も症状は緩和する程度で、ほっておいても1週間もすれば、人間の体は治るように出来ている。熱が出ればその後は下がるしか無いだろう。

 ここまで、身近に日本でも麻薬の事故が報道されるような時代になるとは思いもよらなかったが、これも、現代医療の薬物行政の終焉の様な気もする。人間の体をよく研究すれば、こういう方向に行くことは無いはずである。

 ちょっと、風邪をひいたと行っては、すぐ、医者に行く。これもおかしなことだなと思う。こんなことは日本だけらしい。健康保険のマイナス面だ。もっと、保険の上手な使い方を学ぶ必要がある。日本の保険制度は世界でも冠たる地位を築いているらしいが、何の為の保険なのかと言うことをもう一度考えて、やたらと医者や薬は使わない方がいいと思う。

 いざというときこそ、薬と医療のお世話になると、いう、最後の砦として考えるべだと思う。製薬会社と医者だけが儲かるのでなく、人様の幸せの為の保健医療制度をしっかりみんなで守り育てていく必要がある。そうすれば、もっと、保険料も安くなるはずである。

 まず、そこには、自分なりの体調を崩したという反省がない。これを飛び越えて短絡的に風邪→薬→医者という条件反射の回路ができてしまっている。

 これでは、パブロウ犬の条件反射と同じではないか。何の為の医学の進歩かわからない。

  特に精神的にやんでいる場合も最近はいい薬があるという安易な発想で医者や薬にに頼ってしまう傾向がある。精神一到何事か成らざらんたる精神論はどこへいったのかと憂う。

 やると心に誓って物事に当たれば、どんなことでも出来ないことはない。精神力があれば、道は開けてくるという教え。

 医療は根本的に直すのでなく、直す手助けをするものだと思えばよい。ぬかるみにタイヤを取られた自動車を想像するとよく分かる。あくまで、エンジンは車そのものだ。

 その、車が自分の力で走ることができるようにするのが、医療である。医療が主でなく、生身の人間の力が主なのだ。

 その辺がおかしくなっているところに、あの、NHKアナまでもが麻薬で逮捕される根源がある。手段と目的を間違えている。

 塾もそうだ。勉強ができないと、すぐ、塾に行こうとする。その前にもっと、その辺を反省する必要があるだろう。

 そうすると、遅くなり効率がわるいという。効率的でなくて結構だ。そう、簡単に勉強が出来るようになるはずはない。

 すぐ、温まる金属がすぐ冷える原理と同じだ。温まるのが遅いから冷えるのにも時間がかかるのだ。それが、物理の法則である。それを、知らずして、すぐ、結果を求める現代病に侵されているといっても良い。

 今年は申年であるが、小賢しい知識でなく、もっと、人間本来の知恵を発揮して欲しいものである。千里の道も一歩一歩の牛歩戦術で前に進もう。

 いつか、目的地にたどり着くだろう。現世を旅たった後でもいいじゃないか。ゆっくり歩いていこう。一代でなしえなかったことも二代、三代でなしえることが出来れば結構なことじゃないかと思う。その点、徳川家康に学ぶべきことは多々ある。あの、三百年続いて幕藩体制の仕組みにもまなぶべきことが沢山隠されている。

 じっくり一歩後退して二歩前に進めばいい。直線的に進まなくても、千鳥足でもいいのではないか。ベクトルだけ人様の幸せに向けて歩を進めよう。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする