震災6年1月21日
入り口はちょうど自分の体が入るぐらいでしたが、中は広々としています。ごちそうも一杯あって、毎日、外に働きに出なくても十分です。
最高な人生だと思っていて、数年が経ちました。
どれ、たまには外にでも出てみるかと、思い、出口に向かいました。どうしたことでしょう。出口が小さくて出られないのです。毎日、おいしい物を食べ部屋でのんきに過ごしていましたので、太って出られなくなったのです。
皆さんも、このようなたとえ話に身に覚えがありませんか。私も含めて凡人はだいたい似たような行動を取る物なんです。
何か特別なことをやろうと思ったらこれではいけないことは頭では分かります。でも、毎日平々凡々と暮らしている私たちは同じようなことをして人生の幕引きをしているのです。
何でもそうですが、1%の中に入る人は、その辺が凡人とちがいます。頭で考えるのではなく、行動し体験から学ぶのです。行動と体験の連続が1%の仲間入りをするのです。出来ない理由を探すのでなく、少しでも出来ることはないかと考え、行動することです。それにより、少しずつ自分の体験値が上がっていくのです。
そうすると、初めて見えてくる世界がかわっていくことに気づくはずです。富士山の麓の景色と6合目の景色は違うのです。ましてや、頂上の眺めはもっと、良くなっているはずです。
千里の道も一歩一歩歩を続けていきましょう。
さて、先日、世界の大富豪のお話が出ていました。クレディ・スイスによる『グローバル・ウェルス・レポート2015』から、「人口のわずか1%が世界総資産の半分を所有している」という驚きの事実が判明しました。これに対して最低所得層が所有している世界総資産は1%にも満たないといいます。過去15年間データ収集を継続しているクレディ・スイスのリサーチャーは、「これほどまでに世界の富が偏る傾向はここ1世紀見られなかった」というコメントを残しています。
このことからも分かるように、益々世界は所得の二極化が進んでいます。自由主義経済である以上は避けられない面もありますが、由々しき問題ではあります。この所得の流れが下にもスムーズに流れてゆく仕組み作りができないかと思うこのごろです。
特に日本のGDP当たり教育費の貧困も先進国の中ではトップクラスのようです。奨学金の問題も政府主導で考えていかないと、将来大きな禍根を残します。人作りは国の宝です。
今年の、参議院選挙は問題山積みです。