先日から、柿蘭が咲き始めた。私はまだ、山で自生しているところをみたことがない。一度でもいいから見てみたいものである。
写真のものは、園芸屋で買ってきたものである。柿の花に少しにてはいるが、山野草らしく、質素な美しさがある。さしずめ、「森の妖精」のようだ。現在、コミュニティセンターの飾り棚の所に飾ってある。
清楚で品のある美しさに乾杯である。来年も是非咲かせ、株分けで少しずつ増やしていきたい。
花を見ていると、思わず声をかけたい気持ちである。ずっと、見ていると何となく二人で会話をしている感じがする。
できることなら、平安朝の雅な世界にタイムスリップしたみたい。そなたが、十二単の小町なら私はさしずめ源氏の君か、等、ありもせぬことに思わず思惟をめぐらしたい誘惑にかられそうになる。そこには、夢うつつの私が残る。
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