札幌の羊ヶ丘展望台には、羊がいます。天気の良い時には、外に出ており、羊とビル、羊と札幌ドームという組み合わせが北海道らしいものとなります。
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雨の日や冬場は、こちらの「羊さんの家」にいるようです。木の有る、静かなところに家は有ります。
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明治政府は、1906年(明治36年)に月寒と滝川に種牛場を設置します。月寒の場長、岩波六郎氏は、渡欧し、羊の飼育に感銘し、月寒で研究を始めます。
1914年(大正3年)に第一次世界大戦が始まると、軍服の素材となる羊毛の輸入が途絶えます。そこで、1919年(大正8年)、月寒、滝川を含む全国5ヶ所に種羊場が設置され、政府は国産羊毛を作ることに力を入れます。その月寒種羊場が、この羊ヶ丘展望台のある地域です。
肉では無く、羊毛を取るためなので、それに適した種を繁殖しました。なので、現在の観光用に飼われている羊もコリデール種という顔の白い羊です。
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お肉用には、北海道士別市などで、サフォーク種という顔の黒い羊(羊のショーンです)が飼育されているそうです。
色々、調べていて、面白い事実を見つけました。あの彫刻家、詩人の高村光太郎が、1911年(明治41年)にこの月寒種牛場に実習生として、入所していたことを知りました。
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