ネット情報に私の妄想を加え、書いたものです。トップの写真は、内容とは関係の無い、門司港駅の駅名表示です。
2024年1月末だったと思います。Youtubeで、Мリーグのデイリーハイライトを見た後、右横を見ると、「道玄坂69 IDOL KYU2 豚汁おしるこたこ焼きFes」が表示されていました。私は、たまたまクリックしてしまいました。
メンバー(7人)がステージに現れます。ちょっとぽっちゃり系の子(野苺れみさん)が紙のカップに箸を載せたのを持って登場します。ステージの前方の縁に腰掛けます。そして、カップの中の物を飲み始めました。「何だ?このグループ」と思いました。そして、トップバッターでステージに腰掛けたまま歌い始めます。心配したのか、次のソロパートを歌う隣の子(パンダの着ぐるみの朝日奈いちごさん)が歌いながら近づきます。間奏の部分に入ると細っこい子(神崎ゆまさん)が、スカートを捲り上げ、下着を見せて、そのカップに近づくと、「食べていい?」とお客さんに聞いて、食べました。そして、何事も無く、自分の所定の位置に戻り、ダンスを続けます。
「面白い、型破りだな。何だろう、このグループ。楽曲は好みだな。」と思い、調べました。そして、調べれば、調べるほど、私は彼女達に魅了され、嵌っていきました。毎日のように「エロく、楽しい」彼女達のステージをYoutubeで見るようになりました。65歳です。35年ぶりにアイドルの出現でした。
特に朝日奈いちごさんのスマイルは最高です!!道玄坂69結成時からのリーダーであり、彼女の「アイドルになる。」との一念のすごさ、様々な障害を乗り越えてきた姿を称賛いたします。
【朝日奈いちご さん アイドル会の革命児】
① 誕生から解散
2018年11月に驚きのプロジェクトが発進します。風俗嬢を集めて「明日抱けるアイドル 道玄坂69」を作るというものです。風俗嬢の夢を叶えるというものです。BSスカパーの「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」で生まれたプロジェクトでした。そして、2019年5月に5人のメンバーで、道玄坂69がスタートします。その一人が朝日奈いちごさんでした。番組内の投票で、彼女がリーダーになります。
9月17日爆誕デビューライブを行いました。
現在、道元坂69のメンバー、宇佐美みおんさんが、こんなことを述べています。
「アイドルになりたくて、新潟から東京に出てきた。あるグループに属することができ、夢はかなった。しかし、お給料が月3万円くらいしか無く、暮らせない。アルバイトを探したが、土日は2回の公演、平日も歌やダンスのレッスンが入るため、風俗しかアルバイトが無かった。顔出しもせず、名前も変えていたのに、事務所に風俗でアルバイトしていることが分かってしまい、首になった。」というものです。
風俗嬢がアイドルをするのは、経済的な面から合理性があるのだと思います。短時間、高収入。ロンドンブーツの田村淳さんが、そこまで気が付いていたとしたら、敬服の限りです。
「アイドルはピュアでなければならない。なので、恋愛禁止。」に抗する革命的なプロジェクトでした。それゆえ、彼女達に対する誹謗中傷も多かったようです。彼女達もかなり傷ついたようです。先駆的なことに対しては、ものすごい抵抗に合うのは世の常です。
でも、負けなかった。活動を続け、2019年12月24日の決戦の日を迎えます。「観客が500人、集まればプロジェクト続行。集まらない場合は解散、」というものでした。しかし、残念ながら、集まらず、道玄坂69は解散となってしまいました。
② 再び、今度は地下アイドルとして出発
2020年3月3日、諦めない、朝日奈いちごさん達は、連絡を取り合い、地下アイドルとして、道玄坂69を続けることとなります。全て自分達で行う再起動でした。しかし、2020年はコロナの流行により、彼女達の活動も困難だったしょう。
2021年、彼女達はYoutubeに3本の動画をアップします。しかし、全てBAN(凍結)されてしまいます(エロ過ぎた?)。12月には、「ヤケクソ3rdワンマンライブ」まで開催します。
2022年も朝日奈いちごさん達は、3人、4人で活動を続けます。
③ とうとう道玄坂69の正式メンバーは朝日奈いちごさんだけ
2022年末から、メンバーの脱会や卒業が相次ぎます。2023年3月末には、活動している道玄坂69の正式メンバーは朝日奈いちごさんだけになってしまいます。しかし、彼女は、「私も止めた!」とはなりませんでした。朝日奈いちごさんの執念でしょうか。体入(体験入店、風俗用語)中のメンバーがいたことから、朝日奈いちごさんは、そのメンバーと新体制で臨むこととします。
たぶん、彼女の自己紹介のセリフ「エロく、楽しく、気持ちよく」をステージでもっと進めるものにしようと考えていたと思います。
朝日奈いちごさんにとって良かったのは、2月に田中ぴあさんが体入してきたことでしょうか。彼女とは、ウマが合う、話が合うだったと思います。田中ぴあさんも朝日奈いちごさんのアイドルにかける思いを尊敬したと思います。自然に朝日奈いちごさんの片腕になっていったと思います。
2023年5月1日、新体制ワンマンライブが行われます。メンバーは、朝日奈いちごさん、田中ぴあさん、野苺れみさん、神崎ゆまさん、心音あみさんの5人組でした。無料のライブでした。「道玄坂的アイドル」と言う新曲が、お披露目されました。初めての屋外でのライブが5月21日の富士急ハイランドでした。朝日奈いちごさん、「ちびっこ達にこの格好、見せて良かったのかな。」との反省が有りました。露出の多い、白いサンバ風衣装でしたから。改めて、ステージの難しさを知ったのでしょう。
心音あみさんが出られなくなったことから、道玄坂69は4人で活動を精力的に進めます。どんな場所でも、どんな恰好でもライブを行っています。事務所も力を入れてくれたのでしょう、宣伝用のバスをチャーターしたり、「道玄坂的アイドル」の映像を製作しています。
④ 道元坂69 上げ潮
朝日奈いちごさんは、自分の「エロく、楽しく、気持ちよく」をステージで追及していきます。エロの方は神崎ゆまさんが率先して引き受けてくれたように思います。「楽しく、気持ちよく」は朝日奈いちごさんが担当していたように思います。アイドルらしからぬ恰好で登場し、笑いを誘い、パンダの着ぐるみで動きづらくて転ぶと野苺れみさんが馬乗りになる等です。
私が一番楽しかったのは、昨年、2023年12月16日のステージです。この日、道玄坂69は全員7人がジャージ等のスポーツウェアで登場します。1曲目、「言っちゃダメだ」の終わりで、いつもは、朝日奈いちごさんが、優しく「イッでいいよ。」というのですが、この日は、「今日はイッちゃダメ。」ときつく言います。何かが変です。2曲目「毒針」が終わったところで、田中ぴあさんが「暑い、暑い。」とアピールし、MCに入ります。「暑いんだけど、1年間の悪行を反省して、今日はこのままで行くと決めているから。期待してきたみんな、ごめんね。」と朝日奈いちごさんが言います。自己紹介が終わり、3曲目「69」、朝日奈いちごさん以外のメンバーは皆、脱ぎだします。田中ぴあさんもジャージの前を開けます。間奏のところで、後方メンバー(たぶん、天宮みすずさんと宇佐美みおんさん)が朝日奈いちごさんのジャージの下を脱がしにかかります。「ひっどい。ひ、ひっどい。」と田中ぴあさんは言うものの、脱がせに加担したようです。下着姿の朝日奈いちごさん、「もう、いいや。」と宣言し、「69」を続けます。曲の終わりに朝日奈いちごさん、「後でお説教だわ!」と通る声で発言します。観客から笑いがどっと湧きあがります。4曲目「道玄坂的アイドル」は全員下着姿で行われます。神崎ゆまさんは、ブラジャーも取り、ニプレス姿です。一番、エロいステージになりました。
道玄坂69、Youtubeへの動画アップがフリーになったことから、多くのステージの動画がアップされるようになりました。それで、私のような爺さんまでが見てしまうようになったと思います。人気は高まっていったと思います。
上げ潮の道玄坂69、2023年8月25日、朝日奈いちごさんと3人のメンバーは新しいメンバーを募集します。そして、11月に濡田まなさん、天宮みすずさん、12月に宇佐美みおんさんが体入してきます。7人組になった、道玄坂69、私は大正解だったと思います。どんな広いステージでも前4人の間に後ろ3人が入ると見栄えがします。また、いろんなバリエーションが採れるようになります。MCも楽しくなりますね。
さらに2024年2月、道玄坂69はペペローションの公認アイドルとなります。道玄坂69に経済的価値が認められるようになりました。朝日奈いちごさんも、MCで「ペペローション公認アイドル」と入れています。
ライブの予定表を見ると、現在では、土日は必ずライブ、平日の夜にもライブが入ったりもします。
⑤ 卒業へ
3月18日のステージで5月1日のワンマンライブで朝日奈いちごさんが卒業することが伝えられました。私が知ったのは3月20日です。2019年のツイッターで「朝日奈いちご、21歳のお誕生日です(何回目だ?)。」と書いており、5年経過していますので、アイドルとしては限界を感じたのでしょう。それと、地下アイドルとして、全てを自分達で行い、苦労して、育ててきた道玄坂69がしっかりと成長したと感じたからでしょう(ペペローションの公認アイドルまでになった)。朝日奈いちごさんが道玄坂69を続けていなければ、神崎ゆまさんや、濡田まなさん、宇佐見みおんさんの「もう一度、アイドルに。」の夢を叶えられませんでした。
最後に「道玄坂的アイドル」から抜粋します。この歌が出来た時点での正式メンバーは朝日奈いちごさんだけです、まさに朝日奈いちごさんの歌です。
「ずっと憧れたこのステージ 眩しすぎて遠くから眺めてた」
「すごく遠回りしたけど まだ間に合う なら今 勇気を出して」
「ピュアじゃない だって (道玄坂だから)」
「傷つくことだってあるんだ でも自分信じて 何度も立ち上がるよ」
様々な困難、様々な誹謗中傷、それらを乗り超えて進んでこられた朝日奈いちごさん、5年間、夢中で進んできたことでしょう、本当にお疲れさまでした。あなたの姿で、映画が作れるような気がします。また、たいへんありがとうございました。お幸せに!と願うばかりです。
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