花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

北鎌倉散策「円覚寺」②

2005年11月15日 | 鎌倉散策
鎌倉五山の第二位にある「円覚寺」の境内は、周りを山に囲まれていて、奥行きが深くなっています。
「舎利殿」を見てからゆるい登りを進むと、右手に「白鹿の洞窟」が現れ、左手が1284年に没した北条時宗の廟所「佛日庵」です。(上記写真)
拝観料は別途100円。お抹茶とセットにすると600円で一服できます。

更に奥には、時宗公夫人覚山尼が時宗公の菩提のために建立した華厳塔のある「黄梅院」があります。
そこまで行ってから山門に戻り、今度は山門横の急な階段を頑張って登りました。
 

 ひと汗かいて登りきった
 所が「見晴台」です。
 北条時貞が奉納したと言
 われる国宝の「鐘楼」が
 あります。
 お堂の横にはお休み所
 が---
 喉が渇いていましたの
 で、中に入りました。















 甘酒にあべかわ、お汁粉、
 迷って私はアンミツを
 頼みました。
 そして一番前の、景色が
 良く見える席にすわりま
 した。
 昔ながらの素朴な感じの
 アンミツは、甘くて冷たく
 て、美味しかった


目の前に松が岡が広がっていました。
そして東慶寺の屋根も良く見えています。娘の頃の思い出が甦えってきました。

短大を出てすぐに勤めた所での最初の仕事は、東慶寺の裏手にある「松が岡文庫」の主、禅の大家「鈴木大拙先生」のお葬式写真の整理でした。

見晴らし茶屋から望んだ
 松が岡と東慶寺の屋根。
 大拙先生の弟子のF先生
 がその後松が岡文庫を
 引き継ぎました。
 F先生は私の勤める美術
 館の理事をしていたので、
 その後も東慶寺を訪れる
 機会がしばしばありま
 した。
 

そのF先生も4~5年前に亡くなって、東慶寺で行われた告別式に参列しましたっけ---

話は変わって、今日11月15日は、天皇家のご長女紀宮様の結婚式
朝からTVで盛んにお二人の、今までの生い立ちなどが紹介されています。

私の美術館時代の思い出に、美智子皇后様のお顔が浮かびます。
まだ皇太子ご夫妻だった頃、「特別展」にお二人がお出ましになった事がありました。
あのような立場の方の時間管理は「秒単位」でなされているようで、その日も時間がなくなり、皇居が目の前に広がる9Fのロビーからのご観覧はカットされてしまいました。

受付でお見送りをしていた私の目の前で、説明係のM先生が、ここのロビーからの眺めが如何に素晴らしいかをお話ししたら、美智子妃殿下はとても残念そうに「今度は是非拝見したい」とのお話とジェスチャーを示されました。

優雅な中にも茶目っ気が感じられました
その後すぐに「第三子ご懐妊」の発表がなされたのです。
あれからもう37年が過ぎたのですね~

黒田慶樹さんと紀宮様のご結婚を、国民の一人として心よりお祝い申し上げます。



 

コメント (9)
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