花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

北鎌倉散策「東慶寺」

2005年11月18日 | 鎌倉散策
円覚寺の向かい側にある「東慶寺」は、北条時宗夫人の覚山尼が1285年に開創した尼寺です。
ご存知「縁切り寺」として有名ですね。
女性から三行半を出すことが許されなかった時代、ここで3年修行をしたら離縁が認められたそうです。
(今の時代は女性の方から離婚を切り出す方が圧倒的に多いようですね。今夜家事をしながら見たTVドラマ「熟年離婚」は、渡哲也が定年と同時に妻から離婚を言い渡されるオットを演じていましたよ)

東慶寺は近年、新しく修理がなされたのでしょうか?
思いがけず新しい門がお出迎えです。

 ご本尊の釈迦如来坐像
 を祀る本堂「泰平殿」で
 す。
 ここのご門も新しく塗り直
 されたようでピカピカ---
 「禅寺」は古い方が風情が
 ありますが、保存の為には
 いたし方ないのかな~




こじんまりとした尼寺の境内は、山門から右手に本堂や書院、宝物殿を見ながら、梅の並木が一直線に続いて、奥の墓地へと出ます。
左側はお庭になっていて、季節季節のお花が楽しめるところです
水仙や花ショウブが有名ですが、今の時期は小菊とリンドウが咲いていました。














 
 ここでこんなにいっぱいの
 リンドウを見たのは初め
 てです。






 
 墓地の手前に桜が咲いて
 いました。
 「10月桜」と書かれて
 います。
 桜の派手さはなく、梅の
 ような清楚な感じがしま
 した。





東慶寺のお墓には、鈴木大拙の他にも、西田幾多郎、和辻哲郎、高見順、小林英雄、野上弥重子等の、多くの文人達が眠っています。
そして私が勤めていた会社の「創設者」のお墓もあります。何かと縁のあった東慶寺です。

墓地までは行かずに、手前の後醍醐天皇の皇女(ここに入寺した第5世用堂尼)の小さなお墓を見てから戻りました。
紀宮様は、公務員と結婚して「サラリーマンの妻」になりましたが、昔の天皇家の女性は「尼様」になる人が多かったのでしょうね~~



 戻る途中、ふと見上げると、
 山門右手に晩秋の太陽を
 浴びた「鐘楼」が見えま
 した。
 梅の古木の下を歩きながら、
 今度は早春の頃に来たいと
 思いました。






コメント (4)
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