花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

晩夏「尾瀬物語」最終章

2006年08月28日 | 山シリーズ

竜宮十字路から至仏山の麓の山の鼻をめざします。
湿原と池塘と木道と・・・どこまでも続くこのコースは尾瀬ヶ原の典型的な風景ですね。
ヒツジグサが浮かぶ沼に映る至仏山と主人を狙ってみましたが、分かりますか?


ナナカマドが赤く色付き始めていました
尾瀬ヶ原を渡る風は、もう秋の気配が漂います。


後ろを振り返ると、逆光の燧ケ岳が・・・眩しくて頂上が見えません。
手前のお花は「オニシモツケ」でしょうか?


初秋のお花「ワレモコウ」も咲いていました。
一面の草紅葉が始まるのももうすぐですね







東電小屋方面からの道と交わる牛首まできました。
山ノ鼻まで、あと半分の道のりです。
東電小屋近くの尾瀬橋が通行禁止と書かれた看板がありました。
これから行かれる方は情報を良く調べる必要がありますね。




この辺りから白い小さなヒツジグサのお花がチラホラ見えてきました。
羊の刻に咲くからヒツジグサ
時計を見ると8時近くになっていましたが、合っているのかな?




前方の森の向こうが山ノ鼻です。至仏山も随分近くなってきて、急降下の登山道も見えていますね。


静かな尾瀬ヶ原が楽しめたのもこの辺りまで...
ここから先は人も増えてきて、絶え間なく「おはよう」「こんにちわ」の挨拶が続きます。
車やツァーバスで、早朝「鳩待峠」に着いたハイカー達が尾瀬ヶ原にやってくる時間となったようです。
と同時に山ノ鼻に近づくにしたがって「クマ注意!」の張り紙があちこちに
我々は大雪山で買ったクマ避けの鈴をリュックに付けていましたが、流石に人が多くなってきたので取ろうか?と思っていたところでした。

クマ出没のため「山ノ鼻のキャンプ場も昨日から閉鎖」という情報を竜宮小屋で聞きました。
昨夕高校生の登山部の一行が、疲れ果てた姿で見晴らしのキャンプ場まで移動していましたものね。
至仏山登山の後のプラス3時間はツライでしょう、「頑張れ!」と声をかけました。


八時半過ぎに山の鼻に到着しました。
ここには山小屋の他にビジターセンターや公衆トイレなどがあります。
私たちは一休みしてから、見本園に行きました。

ナント!一周1時間の見本園も、歩けるのはほんの一部だけ
クマ出没のため木道は閉鎖されていました。(至仏山の登山道は通れます)
でもここの沼で、「オゼコオホネ」が咲いているのが見えました
小さな小さな黄色いお花が分かるかな~~?

他にもクガイソウ、サワショウブ(下写真、左)、トモエグサ(同右)などのお花が見られました










9時に鳩待峠に向かって、最後の登りに付きました。
お盆休みのせいか、次々と家族ずれが尾瀬ヶ原に向かって下りて来ます。
70代のお年寄りから3歳位の子供まで...もっと小さい子はお父さんの背負子の中です。
小さい頃からこのような自然に触れさせることは良いことですが
あまりにも軽装でやってくる人を見ると、ちょっと複雑な心境になりますね



登山道の脇に咲いているお花が、疲れを和らげてくれます。
こちらは「トリアシショウマ」でしょうか?
脇を流れる水の音も、涼しさを与えてくれますね。




こちらの薄紫のお花は「ソバナ」
私の好きな色です
一回水分補給のために休憩して、10時丁度に鳩待峠に戻ってきました。



売店でかき氷を買って食べてから、来た時と同じように乗り合いタクシーに乗って、車の置いてある駐車場に到着です。

恐れていたカミナリにも遭わず、お天気に恵まれた一泊二日の尾瀬を満喫しました。





コメント (19)
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