8月4日の夜行バスに乗って、北アルプス「西穂高岳」登山に行ってきました。
北アルプスの穂高連峰は、日本を代表する高峰です。
山容の素晴らしさはもちろん、日本アルプスの名だたる名山が間近に望める大展望は、山をやる者の憧れです。
その中でも「西穂高岳」はロープウェイを使って行けるので、家族連れなどの姿も見られますが、それも手前の「独標」までのこと・・・
スリリングな岩稜コースの西穂高岳は、思った以上に難関な山でした
他に立山室堂、有峰口、八ヶ岳美濃戸口行きなどがあり、松本電鉄が毎年夏に運行している「さわやか信州号」と上手く組み合わせると、アプローチの不便な山もわりと簡単に行けますね
竹橋の毎日新聞社前を23時に出発し、翌朝の6時過ぎに新穂高のロープウェイ駅「しらかば平駅」に到着しました。
ここには大きな駐車場もあるので、続々と人が集まってきます。
梅雨明け後、初めての土曜日ですものね。
ロープウェイの出発は7時15分からなので、持ってきたオニギリを食べ、日焼け止めクリームを顔に塗りました。
空は雲ひとつない青空が広がっています。
2階建ての大型ロープウェイに乗ると、すぐに目の前の「笠ヶ岳」の大きな山容が広がります。
そして上の西穂高口の展望台からの眺望は素晴らしく「ワォ~」と言ったきり、2人ともしばらく声が出ませんでした。
小さな写真にマウスをあてて、雄大な風景をお楽しみ下さい。
カーソルの矢印の先には山の名前も現れます。
左手東側から「焼岳」「加賀白山」「笠ヶ岳」「槍・穂高」の大展望が広がっていました
ここで「登山届け」を出していよいよ登り始めます。
森林の中の歩きやすい道ですが、山は5月の連休の丹沢「鍋割山」以来の我々は、亀さん歩きで進みます
やがて樹林帯が終わって見晴らしが良くなってきました。
キヌガサソウ、シシウド、ナナカマド、フウロなどのお花が現れて、赤い屋根の「西穂山荘」にポンと出ました。
登りだして1時間40分、2回の休憩をとってやっと最初の目的地に到着です。
小屋の正面にはたくさんの登山者がいました。
私たちは着替えや洗面道具など、取り合えず使わないものをデイバッグに移して、小屋の棚に置いていく事にします。
これでザックの重さは6~7kgくらいになったでしょうか?
これからがいよいよ本格的な登りです。
次に目指す「独標」までのトレイルは、気持ちの良い稜線歩きとなりますが、この日はお天気が良すぎて気温も上がっているようでした
飲む水の量が、私もKさんもいつもより多めです。
ピカピカのお天気の中、眺めは最高です
焼岳の麓には大正池、そして眼下に目をやると梓川と上高地が見えていました。
左手に連なる笠ヶ岳の山並みを見ながら、あえぎながら登っていきます。
特に危険な所はありませんが、暑い中、ガレ場のダラダラ登りは結構体力を消耗しました。
最後の岩場を手も使って四つんばになって這い上がると、ついに「独標」に到着しました
小屋を出てから1時間40分、丁度AM11時になっていました。