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低気圧の影響で雪混じりの風雨が続き、ハッキリしない毎日でしたが、
昨日(3月11日)やっと晴れ上がりましたね
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我が家からクッキリと富士山が見えたのは何日ぶりでしょうか・・・
火曜日の夜から水曜日にかけては、横浜南部の我が家周辺もうっすらと銀世界でしたから、
富士山の雪も断然多い感じです
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今週初めに両親がお世話になっている施設に出かけたら、父はコックリコックリ居眠り状態・・・
「ヘルペスをやって以来体力が無くなったようで、最近は日中も寝ている事が多いですよ」
とのスタッフさんのお話でした
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寝ている父に「目は大丈夫?」と問いかけると、目をつむったまま「痛い」との返事でビックリ
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すぐに看護婦さんを呼んで看てもらいました。
「様子を見ておかしい様だったら連絡します」とのこと・・・
家にいても気になるので、何度も父の様子を見に行ったりの落着かない日々を過ごしていましたが
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取りあえずは充血もなさそうで、ちゃんと目を開いて自分でお茶碗を持って
お食事もしているようなので、少しほっとしました。
このピンク色のお花は上野公園に咲いていた「寒緋サクラ」です。
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久しぶりの好天に恵まれた上野の山は、ソメイヨシノはまだでしたが、
濃いピンク色の「寒緋サクラ」が青空に映えて綺麗でした。
これぞ「春色」ですね。
この上野の国立博物館で開催されている「没後400年特別展・長谷川等伯」に行ってきました。
だんだん体力がなくなってきている親を見る度に切なくなりますが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
私がクヨクヨ考えてもどうにもなりません。
そう割り切って、以前から決めていたこの日、ご近所仲間のぷりんさんと
一日、存分に楽しんできました。
(もう一人一緒に行く予定だった仲間がいたのですが、今回インフルエンザに罹り同行できませんでした)
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水墨画の最高峰「松林図屏風」(国宝・東京国立博物館蔵)、
金碧障壁画の至宝「楓図」(国宝・京都智積院蔵)を描き
あの狩野永徳をも脅かした絵師、長谷川等伯(1539~1610)は能登七尾(石川県)に
生を受け、はじめは「信春」と名乗り仏画を描きました。
30代で上洛すると画題を肖像画、花鳥画などにも広げていきます。
豊臣秀吉や千利休ら時の権力者に重用され、一躍桃山時代の寵児となりました。
時に精緻に、時に豪放に描き分けられた作品群は、いまも我々を魅了します。
(上にUPした案内用のチラシより))
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家を10時過ぎに出て、11時半ごろ上野駅の「公園口」の改札を降りました。
国立博物館方面に向かうと、たくさんの人々が同じ方向に歩いていきますが
何やら嫌な予感が・・・
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ナント
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一瞬、入館を迷いました。
でも・・・
3月22日までの展示ですから、出直したとしても混むのは必至
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2人で楽しかったエジプト旅行の話をしながら、80分並んで待ちましたよ
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11日(木)は久しぶりに晴れたこともあり、叉、前夜10時からNHKTV「歴史秘話ヒストリア」で
長谷川等伯が紹介されたすぐ後だったのでこんなに混んだのでしょうか?
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番組の中で紹介された3点の国宝をマウスオン・クリックでご覧下さい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/up.gif)
一枚目は「楓図壁貼付」
この絵は中央に松の太い幹と、水平に広がる枝がダイナミックに描かれ
その周りには秋の花々や色付いた葉が繊細に描かれています。
秀吉の好みを意識した豪奢艶麗な作品です。
等伯は御用画家の狩野永徳に熾烈な競争を挑みますが、妨害にあったりで中々叶いません。
ところが永徳がこの世を去った翌年、3歳で亡くなった秀吉の嫡子である鶴松の菩提寺・祥雲寺の
大仕事が舞い込みます。
永徳を意識した金碧障壁画でありながら、狩野派にはない抒情的な自然表現を取り入れ、
等伯はこの仕事を通して名実共に狩野派に対抗するまでになったようです。
二枚目は「桜図」
こちらは等伯の息子久蔵の作品と言われている国宝です。
今回の特別展には出ていませんが、等伯の「楓図」と一対に考えられる作品のようです。
三枚目は「松林図屏風」
障壁画完成の前年に、等伯の良き理解者であった千利休が自刃。
その上、等伯の片腕となって制作にあたった息子の久蔵までが、
26歳という若さで亡くなってしまうのです。
この「松林図屏風」には、大切な人たちの死を乗り越え、
水墨画にその境地を求めていった等伯の心情が映し出されているようです。
この絵の前に佇んでいると
実際には描かれていない霧に自分が包まれているような感覚を覚え
その幽玄な世界に圧倒されます。
今回、私はお気に入りの作品の絵葉書を5枚買いました。
印刷物だと、本物の作品が持つ奥深さや渋み、煌びやかさなどが感じられず残念ですが・・・
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こちらは金の輝きと、色付いた葉や秋草の色彩が美しい「楓図」の絵葉書1枚です。
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そしてこちらは同じ絵師が描いたとは思えない、すべて装飾的な物をそぎ落とした
墨一色の世界の「松林図屏風」
絵葉書を二枚買って左右に並べてみました。
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こちらも2枚並べて一つの作品となる「柳橋水車屏風」の絵葉書です。
金箔と水墨画をドッキングさせたような画風で、ナント大胆でモダンなのでしょう・・・
その他にも絵葉書は買いませんでしたが、息子の鶴松を亡くした大公秀吉のために描いた
国宝「松に秋草図屏風」(京都・智積院蔵)や
日蓮宗に帰依する等伯が上洛後、居住し制作活動を行った本法寺蔵の、見上がるばかりの大きさの
「大涅槃図」(縦10m、幅6m」などの作品も印象に残りました。
私たちが見終わって外に出たのは3時少し前・・・
2時間かけて鑑賞した事になります。
この特別展は、国宝3点、重要文化財約30点の、全80点・・・
国内にある等伯の作品のほとんどが集められたようです。
80分並んで見た価値は充分にありました。
これからお出かけを計画している方は、是非朝一番で行かれる事をお薦めします。
ランチを食べる時間が吹き飛びましたが
私たちはもう一つの「癒し」を求めて、ダッシュで上野駅に向かいました。
日経の朝刊の新聞小説が「等伯」ですか・・・
知りませんでした。
いずれ「本」になった時は読んでみたいですね。
その後、時々小規模な「等伯展」も見聞きしますが、
この時は一挙と言っても良いような、見応えのある展覧会でした。
80分並んだ甲斐がありますね。
でも・・・
2時間半並んだ経験はありません。
今年はフェルメールの「真珠の耳飾の少女」を見に行きたいと思っていますが
これも並びそうですね。
後ほどゆっくりちゃぐままさんのブログをご訪問したいと思いますが、
お名前をどなたかの所で拝見したような気もします。
同じお仲間がいるでしょうか・・・?
あちこちうろついているうち等伯にたどり着きました。
今、日経朝刊に「等伯」が連載されています。もう1年を過ぎましたが、この展覧会を見ていたらより楽しくなっただろうと思っています。
ちょうど障壁画を描く葛藤の場面で、見たかった桜と楓の絵、ありがとうございました。
東京は特別展で並ぶのが通常になっていますが、並んでもみる価値のある展覧会に、すぐ行けるところがいいですね。
ずいぶん前、東京芸大美術館オープンの展覧会に2時間半も、それも金曜夕方に並びました。
並ぶのがだんだん苦痛になってきました。
他の旅行記等も目を通させてもらいましたが、写真がきれいで見ごたえがありますね。
あれを観てから特別展に行ったので、よりいっそう「等伯」のことが良く分りました。
今回は国内にある等伯の作品のほとんどが並んだようですね。
見応えがありました。
上野はあさってまでで、その後は京都で開催されるそうです。
「ハプスブルグ家」のことは、3年前に行ったウィーン、プラハ、ブタペストで、たくさん見聞きしてきましたよ。
長谷川等伯、NHKの「歴史秘話ヒストリア」で見ましたよ。
80点もの絵を同時にみることはそうそうないと思います。
私は京都で「THEハプスブルグ」展を観ました。こちらも魅了されましたね。
富士山、綺麗ね~。
何度見ても飽きない山です。
ご高齢のご両親様、気にかかりますね。
親孝行な娘さんを持たれて喜んでいらっしゃる
でしょう。
今年は見える日が少なかった感じです。
それだけお天気の悪かった日が多かったのでしょうね。
1年くらい前までは、私が行くと父は嬉しそうに「よぉ~」と笑顔で迎えてくれました。
その笑顔が見たくて通っていたものですが、最近は表情も乏しくなり、
分っているのか?いないのか?
それでも「お父さん、帰るわよ」というととても哀しそうな顔をします
母は父よりもシッカリしていますが、最近は運動機能がずいぶん衰えてきています。
そんな二人に付き添って病院に行く事はやぶさかではありませんが・・・
何時間も待って怖い思いとか、苦しい思いはさせたくありません。
かといって私ができる事は何があるのだろう・・・?と考えてしまいます。
この「長谷川等伯特別展」は東京が終わったら次は「京都」で開催されるようですよ。
4年前に、わざわざツァーに入って2泊3日で行きましたよ。
あそこのお庭は日本一と・・・
絵画も素晴らしいものが何点も・・・
でもツァーが行くだけあって、人も適当にいましたがね。
東京は何をするにも人が多くて大変です。
だんだんさんがおっしゃるとおり、この後行った映画も行列が続きましたよ。
「癒し」というより「刺激」をもらった一日でした。
学生の頃もモナリザやミロのヴィーナス、ピカソ展にツタンカーメン展など
行列して観た覚えは何度かありますが、80分は初めてでした。
(7~8年前の「大英博物館・エジプト展」は1時間くらい並びましたが)
それだけ行動力が伴った、時間のたくさんある中高年が増えた感じです。
何とも言えない崇高な姿に感激しています。
しかしnaoママさまの気持ちが言葉の端々に見えてくると何とも言えない気持ちでいっぱいになります。
親を思う気持ち、これは子供が思う親への思いは親が思う子への気持ちとは大きな違いがあるのですね。私は親をなくして初めてそれを知りました。
子が思う親の気持ちは小さなものでした。
それより親がくれたものははるかに大きくて、もっともっと親孝行をしたかったと今はそればかり思います。
気持ちいっぱい遠慮しないで親孝行してくださいね。
80分並んで・・・素晴らしいことですね、私に出来るかな~~~
まず、混み具合が心配でためらいますね。
何時間待ちなんて、一体何度あったことか!
諦めて映画へ振り替えたら、そこも満杯だったりしてね。
田舎にも立派な美術館があるので。
帰省すると楽しみに行くのはいいんだけど…
チラホラの人か、自分だけだったりして、気恥ずかしい思いをします。
その代わり、人の頭越しはなくてゆったり見られます。
長谷川等伯。全く存じませんので。
静かに画面を観ました・・・
もう一つの癒しが待ってるんですか?
その頃はこんな行列などできていませんでした。
今はみんな裕福になったのでしょうか?
22日までだと見に行く時間がありません。
naoママさんの説明で充分わかりました。
ありがとうございました。
秋には燃えるような紅葉・・・
自然が豊かな日本には、このような繊細かつ大胆な絵を描く画家が
多く現れる土壌があるということですね。
しびれました。
海外を見てくると、逆に日本の良さが敏感に感じられます。
都会生活はこのような文化に触れる機会が多くて良いのですが
長い列に何時間も並び、多くの人々をかき分けての鑑賞に
耐えるだけの体力が必要です。
年をとったらとうてい無理!と悟りました。
まだまだお若いミンゴさん、今はたくさん勉強をして
前進あるのみですね。
頑張って下さい。
でも無理して身体を壊さないように・・・
くれぐれもご注意くださいね。
第一級のお宝ですので、やはり長蛇の列は
当然だったのでしょう。待ちに待っただけの
甲斐がありましたね。うらやましいです。
どの作品も、出来た後はしかるべきお方の
もとにあったものだろうと思いますと、歴史
を感じます。もうこれだけでぞくぞくします
ねぇ。
ただ個人経営なので、もっと勉強がしたくて。
諦めませんよ~
前進あるのみ・・・でも体力が(笑)
もう一つ資格を取るつもりです。
母に頑張りすぎないようと言われました^^;
実際京都には等伯ゆかりのお寺があちこちにありますから
80分も並んで見るような混雑している東京展はやめにして
京都で見る方々も多そうです。
ミンゴさんも機会があったらお出かけください。
最近の父は寝てばかりいてちょっと心配です。
帯状疱疹は免疫力が落ちている時になりやすいと聞きますし・・・
スタッフさんもいい方が揃っていて助かりますが
「様子を見る」という言葉に私が勝手に縛られてバタバタしてしまいました。
行って自分で「様子を見る」方が、楽に思えたくらいです。
ミンゴさんは「特養」でボランティアですか?
今までの職場は辞められたのですか?
私も見に行きたくなりました。
京都でもお寺などの襖に見られますが、とても素晴しいです。
息を呑むような・・・
お父様良かったですね!
この寒暖の激しさで体調を崩す方も多いです。
私も娘も風邪気味です~
腰も痛いし(笑)来月から特養でボランティアを
します。
自宅から歩いて5分♪
正社員になってほしいと言われましたが、
娘が大事なので^^)
お孫さんのお誕生日遅れましたがおめでとうございます^^。
これからも健やかに^^
私の義妹もあと数日で出産予定です。
娘の卒業式もあるし、あ~福沢さんが・・・
延々と並んで見た覚えがあります。
ただ今回のように、日本の作品でこのように並んだのは初めてです。
期間が短いのも一因かも知れません。
帰って80分並んだ話を夫にしたら、呆れ果てられました。
「俺は人と同じ行動は絶対にしない」というのが口癖です。
今日、これから丹沢の「仏果山」に登ってきます。
雪は残っているかしら?
流石に素晴らしい特別展でした。
京都の等伯が描いた作品のあるお寺に行けば、
いつでも見られるのでしょうか?
襖絵や屏風絵の多い等伯の作品はお寺の本堂や方丈にこそ合うもの・・・
と思っていますよ。
何かと慌しい日々を過ごしておりました。
両親のことは施設にお任せですから、私は楽をさせてもらっています。
施設(特養)は緊急の場合はスタッフさんが病院に連れて行ってくれて
同時に家族に連絡が入ります。
車椅子ごと乗れる車で連れて行ってはくれますが
基本は家族が付き添いのようですね。
家族がいない人はスタッフさんや介護保険のヘルパーさんに頼むのでしょうね。
私の友人で病院付き添いのボランティアをしている人が居ますが
介護の専門事務所では有料で受けているようです。
「等伯展」は期間が短いのでよりいっそう混雑しているのでしょうね。
京都に行けば見られるものも多いので、私たちも甘く考えていました。
もっと早く家を出るべきだったと反省しています。
忘れましたが、国立博物館でやはり1時間以上並びやっと入館できたことがあります。
その時は夫と一緒でしたが、珍しくあの短気な夫が辛抱強く待ちました。
二人で待ち時間、ひたすら読書に耽りました。
とても詳しい解説にすっかり見てきた気分になっています。
もう行かなくていいわ(笑)
いけそうにないのが残念です。
国立博物館はいつも混みますが、行列された甲斐があったようですね。
お父様の目も、大したこと無さそうでよかったですね。でも、施設では、病気の手当ては無いんですね。家族の無い方は、ヘルパーさんをお願いするんでしょうか?病院でよく見かけますが・・・・・
ご両親は、孝行娘naoママさんがいらして、さぞ心強い事でしょう。
長谷川等伯展凄い事になってますね。一度にまとまって見られるんですから、集まっても当然かも知れませんが・・・・・混み合う場所は今は駄目になりました。
以前京都のどこかで、見た事を思い出しました。naoさんのUPで勉強しましたよ。有難いですね。
ダッシュで向かった「癒し」とは何でしょうか?楽しみです。