花と緑を追いかけて

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映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

エジプト紀行その13・アスワンの街

2010年08月17日 | エジプト紀行

旧盆も過ぎて、八月もはや後半ですね。
そろそろ朝晩の風に秋の気配が感じられる頃ですが、今年の夏の異常な暑さはまだほんの折り返し・・・
「日本は亜熱帯地方になったのか?」と思えるような猛暑が続いていますが
皆様、元気にこの夏を乗り越えましょうね。

青い空、青い海、爽やかな風を受けて疾走する白いヨット

上の画像は加山雄三の歌声が聞こえてきそうな(古い!)、眩しい真夏の「海」の風景ですが、
我家から近い「湘南の海」ではありません。

エジプト・アスワンの街

ナイルに浮ぶ帆掛け舟「ファルーカ」

1月末にご近所仲間と出かけた「エジプト旅行」
悠久の歴史に触れて驚嘆し、イスラームという異文化に触れて興味の尽きない旅となりました。

帰国してからすぐの父の発病、母の入院とバタバタしていて
ユックリ「エジプト」を振り返る暇もありませんでしたが・・・
海も山も行けない今年の夏は「花と緑を追いかけること」もできませんので
途切れたままになっている「エジプト紀行」を続けたいと思います。

※今まで綴った「ピラミッド」や「アブシンベル宮殿」の記事は、
このブログ画面左の「カテゴリー」の中の「エジプト紀行」をご覧下さい。



アブシンベルに一泊し、水没を免れた「ラムセス二世の大神殿」の昼、夜、早朝の日の出と堪能した私たちは
再び「砂漠街道」をひた走り、「アスワン」の街に戻ってきました。

アスワンから南のスーダンの国境のあたりをヌビア地方といい、そこに住む人々はヌビア人と呼ばれ、
彼らは肌の色が濃く、プライドを持って独特の文化を育んできており、人柄も穏やかな人が多いと言われています

「アスワン」の街は古代からエジプトの南の玄関口であり、
ヌビアの金や、さらに南の国から運ばれてきた香油、黒檀、象牙などが集まる街として栄えてきました。

マウスオン・クリックで3枚の画像をご覧下さい

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帆掛け舟を操作するのはヌビア人の彼でした。
風を読んで帆を操作した後、タンバリンを打ちながら歌い踊り出しました
我々も一緒に手拍子を合わせます。

ミュージシャン魂に火がついたのか、同じツァーに参加していた泉アキさんも楽しそうでした。
エジプトの旅も4日目、皆顔馴染みになってきて、貸切のファルーカの中は楽しい雰囲気であふれていました


エジプトの4日目の宿は、エレファント島に浮ぶホテル「モーベンビック・アスワン」です。
街を見学した後、ナイルを渡るファルーカに乗って向いました。

アスワンのスーク(市場)
旅の楽しみの一つに「お買い物」があります。
イタリアやフランスなら「ブランド品」のお店めぐりでしょうが、エジプトではスーク(市場)が楽しい
アスワンに到着して昼食を済ませた後はお買い物タイムでした。


アスワンのスークは細長い通りに店がぎっしり並んでいて、
生活雑貨を求める地元の人々に混じって多くの観光客も訪れます。

「スークでのお買い物にカードは使わないで下さい。エジプトポンドか米ドルのみです」
と添乗員さんの注意を受けてから、ガイドのモモちゃんに、値段の交渉の仕方を教えてもらいました。

「高い!高い!という言葉はガーリ!ガーリー!です」
「お店の人の言い値の半分から交渉してください」

香辛料を売るお店が目立ちます私たちはハイビスカス茶を買いました
色とりどりの胡椒にターメリックなど・・・民芸品も並びます

私たちは「ガーリ!ガーリ!」を連発しましたが、
観光客慣れした店側も手ごわくて、とても半額にはなりません

マグネットを選んでいると「2ダラー」という・・・
「1ダラー、プリーズ」と言っても「ノン」と言うのでお店を立ち去ると追いかけてくる・・・
そんな事の繰り返し、まさに心理戦のゲームですね

私たちは、ホテルのウェルカムドリンクでよく出る「ハイビスカスティー」を買いました。
乾燥した赤いハイビスカスの花びらのカルカデです。
エジプトでは、これを煮出して飲むポピュラーな飲み物で、どこでも買えるのですが
特にアスワンのものが有名のようです。

他にも「黒胡椒」「シナモン」など、この市場では10ドルくらい使いました。

サフランはそれなりに高価で100g1000円以上します。
「これは本物です。安物はトウモロコシのヒゲに色をつけたものだからね」と言って
まけてくれませんでした

「香水&香水瓶」のお店
1年中お花が咲き乱れる「アスワン」はアロマオイルの産地でもあります。
アスワンではスークの他に「香水店」にも立ち寄りました。

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マウスオンでご覧下さい

こちらはダイアナ元英皇太子妃の恋人、エジプト人のドディ・アルファイド氏の父親、
ロンドンの「ハローズ」の経営者で有名だったモハメド・アルファイド氏のお店だそうです。

今でこそ、エジプトの主要産業は「観光」ですが、その昔は香水と綿花が主要産業でした。
特に香水の原料となる花の産地として有名です。

まず最初に香水ビンの作り方の実演がありました。

香水瓶つくりの実演が始まりますあっと言う間に出来上がり!

エジプトの香水はアルコールの入らないエッセンス(油)のみの原液。
フランスの有名香水店の香水もこのアスワン産が使われているそうです。

数種類の香りが披露されました。
私は「オーデコロン」は時々使いますが、香水はほとんど使いません。

その代わり、可愛い「香水瓶」を買いました。
自分用に買った香水瓶、実物大です♪息子宅にはラクダの形の香水瓶♪

ラクダの瓶には「アスワンの砂漠の砂」を入れてお土産としました。
両方とも20ドル弱のお値段でしたが・・・
お店の若い女の子の凄まじい売込みにはタジタジとなりました

このお店では無料で「トイレ」の利用ができましたが、
近くにいた女性の店員さん数人から「ジャパニーズ・ティッシュ」をねだられました。

私は郵便局で年賀状を買った時にもらったポケットティッシュを配りましたよ。
「日本製のティッシュペーパー」は世界一滑らかでビロードのような肌触り・・・
彼女たちもよ~くご存知でした。



母は退院3日目で再び血圧が下がり意識不明の状態で、病院の救急外来に運び込まれましたが
幸い点滴で意識が戻り、入院せずに済みました。
今のところ辛うじて食事も口からとれている様で、落着いています。

ところが今度は父が「変形性手関節症」とかで発熱し、手首の関節が腫れあがりました

週に何度も突然の呼び出しで、両親の病院に付き添い、流石に私も暑い中ヘロヘロですが・・・
倒れることもなく元気でおりますので、ご心配いただいている友人やブログ仲間の皆様もご安心ください。

とは言え、歯に疲れのしわ寄せが来て、またまた歯医者通いですが
いろいろご心配いただきありがとうございました


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12 コメント

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エジプト紀行 (山小屋)
2010-08-18 07:04:57
まだまだ暑いですね。
体調を崩されていないか、心配していました。

エジプトの市場も楽しそうです。
私も外国に行くと必ず市場を歩きます。
買う気はありませんが、見て歩くだけでも
楽しいです。
特に中国の市場は種類も豊富です。
値段はわかりませんが、果物などは安かったと
思います。

山は逃げません。
今はお母さんのところに顔をだしてあげてください。
それが一番の親孝行です。
返信する
☆山小屋さんへ (naoママ)
2010-08-18 23:05:13
暑さにはまいっていますが、どうにかこうにか持ちこたえています。
2週間近く休んだ仕事も再開しました。

ところが昨日から、私の部屋のクーラーが効かなくなり、おまけに今日になってPCも立ち上がらなくなりました
このコメントは主人のPCで打っています。
歯までも欠けて、歯医者さん通いが始まりましたよ。
両親の突然の病院行きまであって、まったく踏んだりけったりです

このエジプト行きは、仲間の一人が娘さんの結婚話が浮上して行けなくなり、先に延ばそうかと迷ったのですが、他の2人も老親を抱えている身・・・
行ける時に行こうと実行して本当に良かったと思っています。
延ばしていたら私行けませんでした。

「山は逃げない」けど、先延ばしにすると私の体力と気力が逃げそうです。

スークはその国の台所が見えるようで楽しいですね。

返信する
旅の思いで。 (地理佐渡..)
2010-08-19 19:39:05
こんばんは。

時間が経っても良い思い出は写真がありますと
すぐ思い出せますね。うらやましいです。
エジプトは一度は計画をした国なのですが、
残念ながらちょうどその頃テロ事件が続きま
して、中止になったのです。今でもあこがれ
ます。エジプト、ヨルダン、レバノンという
あたりに行きたいですねぇ。
返信する
スーク! (ラッシーママ)
2010-08-19 22:15:16
どの国もそれなりに楽しいのですが、私が特に
楽しみにしてるのは現地の人達が買物する市場
で、出来もしない単語を使って買物する時です。

二つ共、可愛い香水瓶ですね。
私も海外旅行に出かけた時は記念に何かを買ってきます。

お母様が落ち着かれたらお父様が発熱、心配なことですね。
暑さ厳しいゆえ、naoママさんも無理しないように・・・ご自愛下さい。
返信する
アスワンの豊かさ (だんだん)
2010-08-20 02:16:15
ちょっと御無沙汰でしたね。
暑さと子守り疲れで、グロッキー!PCに向かう元気がありませんでした。
でも、naoママサンはご両親の日替わりみたいな容態の変化で、気が休まりませんね。
やはり、疲れが歯にきたのではないですか?
ワタシも、先日来の歯茎の故障が長引いて、流動食ばかりの日々でした。
家族で箱根に行きましたが、せっかくのご馳走も豆腐や汁もので悲しかった

エジプト紀行の再開ですね♪
アスワンの豊かさに驚きました。
特に、香水(アロマ)に興味を覚えます。
使わないけど、飾っておきたい女心
主がアラビアから、涙の壺というペンダントをお土産にくれました。
中からかすかに香りがするんだけど、入口が針の穴みたいで見えないんですよ!
香水なんでしょうね~

返信する
☆地理佐渡さんへ (naoママ)
2010-08-20 09:21:25
エジプトはやはり今まで行った中で一番の異文化の国でした。
ヨルダン、レバノンとなると更にという思いが強いですが、それが又魅力なのでしょう。

翌日はアスワンからルクソールに向かいました。
あの激しいテロがあった神殿にも行きました。
そして「王家の谷」のセキュリティーの物々しさ
お墓に眠る「ファラオ」たちも、いまだに戦いが続く世の中を憂いているかもですね。

小さなテロは今でも有るけど、政治情勢もそれなりに落ち着いて、ピラミッドもかろうじて中に入れるし・・・
「今だ」と判断して行って来ました。



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☆ラッシーママさんへ (naoママ)
2010-08-20 09:33:05
先日観た映画「セックス・&・ザシティー」でも女4人が、アブダビのスークでお買い物をするシーンが出てきました。
言葉も同じアラビア語、「スーク」が懐かしかったです

同じメンバーで行ったモスクワや北京でも個人で市場に行きました。
そういうところの方が強烈な印象が残っていますね。

年寄りの体の異変は突然現れますからね~
両親のことは弟夫婦と手分けしてやっていますが、平日の日中動けるのは私のみ・・・
病院に付き添うことが多く、今年の夏の暑さの中、さすがに参りました。
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☆だんだんさんへ (naoママ)
2010-08-20 09:50:31
「アスワン」といえば「ダム」しか思い浮かびませんでしたが、このナイル川のオアシスの街は明るくて思いがけずに豊かで良い所でした。

ご主人のお土産の「涙の壺」という香水の入ったペンダント
素敵ですね~
そういうのがあると、前もって知っていれば探して買いたかったですね。

先日「歯」の定期健診に行ったら「相当疲れているようですね」と見破られてしまいました。
歯石をとっただけで奥歯の一部が欠けました
「歯」は丈夫で、昔から自信があったのですが、最近はメタメタです。
だんだんさんも旅先で、美味しいお料理が食べれなかったなんて・・・
40代は白髪、50代は目、60代は歯ですね。
70代は何かしら?考えるだけでもオソロシイです
返信する
心配の種が消えませんね。 (ミサ)
2010-08-20 20:56:36
ご両親本当に心配ですね
この暑さの中どうか退場が今以上に悪くなりませんよう。
naoママもくれぐれもご自愛くださいね。

私は全くの白人よりちょおと日に焼けたような色が好き
彫りも深くて、ヌビア人すてきです。
写真もあると、また想い出がよみがえって、楽しいですね。
素敵な香水入れ、息子さんのところも喜ばれたことと思います。
返信する
青い海 (magamik)
2010-08-20 21:16:53
こんばんわ~
紺碧の海に帆船優雅な眺めです。
その帆船での船旅これも楽しそう!

市場での買い物「ガーリー、ガーリー」
面白いですね、お店の方も慣れたもので少々では動じないのですね。

香水瓶とてもお洒落で素敵です。
良いお土産になりましたね。

日本製品はほんとに上質なんですね。
誇らしく思えました。

暑い中、まだまだ大変な日々が続きそうですね。
くれぐれもご自愛くださいませね。


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